銅は、体内でヘモグロビンを合成するために必要とされます。

銅の含有量が多い食材

レバー(肝臓)

銅は、牛や豚等食肉のレバー(肝臓)に多く含まれています。

AAFCOの基準

成犬の健康維持に必要な銅の量を7.3mg/kg、成長期の子犬や繁殖時に必要な量を12.4mg/kgとしており、上限は設定されていません。
※ 基準は改定される場合があります。

銅の過剰摂取

銅中毒・銅沈着

銅の代謝は体内のメカニズムで調整されているため、経口摂取によって銅中毒になる可能性は極めて低いですが、経口摂取以外の方法で銅を体内に取り込んだり、銅代謝の疾患がある場合には、過剰摂取により銅中毒や銅沈着が引き起こされる場合があります。

また、肝硬変などで肝機能が低下した場合に、銅の代謝メカニズムがうまく働かなくなり、肝細胞への銅蓄積が起こる場合があります。

銅の欠乏

貧血

銅が不足すると、体内でヘモグロビンを充分に合成できなくなるため、必要な酸素を体内へ巡らせることができなくなり、貧血を引き起こす場合があります。

骨の異常

銅が不足すると、骨粗鬆症を始めとした骨異常を発生する場合があります。

白血球の減少

銅が不足すると、白血球が減少し、免疫力が低下する場合があります。