カルシウム

カルシウムは、その大部分が骨や歯の構成成分として利用されており、残りは細胞や血液中に存在して、神経の働きや筋肉の収縮、ホルモンの分泌、血液凝固などに必要不可欠な成分です。

AAFCOの基準

成犬の健康維持に必要なカルシウムの量を0.5%、成長期の子犬や繁殖時に必要な量を1.2%としており、上限を2.5%としています。
※ 基準は改定される場合があります。

カルシウムの過剰摂取

発育期整形外科疾患(DOD)

発育期に、過剰なカルシウムを摂取した場合には骨の正常な生育が妨げられてしまい、軟骨内骨化異常等の疾患を誘発します。特に大型犬の子犬に良く見られます。

カルシウムの欠乏

骨の異常

カルシウムの大部分は骨の構成成分になるため、カルシウムが不足すると骨粗しょう症等の症状が現れます。