年齢別 ドッグフード

ドッグフードブランドの多くは、年齢(ステージ)別にラインナップを分けています。一般的には子犬、成犬、高齢犬、肥満犬用に分かれており、各メーカー・ブランドによって異なります。

子犬用

タンパク質・脂肪・カロリー

子犬用は成犬用と比べて、成長期の栄養要求値に合わせてタンパク質率やカロリーが高く設計されています。AAFCOの基準(2013年現在)では幼犬用フードの最低タンパク質率は22%とされているので、それ以上のタンパク質率を含むフードを選ぶようにして下さい。

成犬用

タンパク質・脂肪・カロリー

成犬用は、健康維持に必要な栄養素を含み、子犬よりやや抑え目のタンパク質率、低カロリーの設計になっています。AAFCOの基準(2013年現在)では維持用フードの最低タンパク質率は18%とされているので、それ以上のタンパク質率を含むフードを選ぶようにして下さい。

シニア(高齢)犬用

タンパク質・脂肪・カロリー

加齢と共に基礎代謝は低下し必要なカロリー量も減っていきます。そのため、シニア用は成犬用と比べるとやや低脂肪低カロリーのものが多いですが、非常に高齢で適正より少ない体重の場合には成犬用より高脂肪高カロリーのフードを与えて適正体重に戻してあげることが必要な場合があります。

繊維質

シニア犬は便秘になりやすいため、腸の健康維持のために繊維質が増量されているものもあります。

リンとカルシウム

高齢犬の腎疾患に配慮し、リンのバランスが調整されているフードもあります。

関節成分

関節系の疾患を抱えているシニア犬は多くグルコサミンやコンドロイチンが配合されているものや、内臓への配慮のためにリンやナトリウムなどの含有量を調整されたものも販売されています。