元の飼主の方に飼育放棄され、UGペットで受け入れ、基礎的なトレーニングをして、新しいお家に旅立ったボストンテリアのとらじ。
いまだにとらじはどうしてる?と気にしてくださるお客様がいるくらいに皆様から愛されたとらじ。
ずっと、とらじに会いたくて仕方がありませんでした。
ずっととらじのことが気になっていました。
そんな中、久しぶりにお父さんがとらじを連れてお店に遊びに来てくれました!!
なんと私も初めましてのお兄ちゃんの同じボストンテリアの、のんた兄さんも一緒です!!
とらじ「はやく、はやく中にいれて!!」
のんた兄さんに、「ここがボクがいたところだよ」って説明してる(笑)!?
文字通り、とらじを育てた元兄さんのポメの小次郎も興奮して、めっちゃ甲高い声で喜んでました(笑)!!
あんな声で鳴くことは滅多にないので、とらじに会えて小次郎も相当嬉しかったのだと思います。
会えなかった間、どうしてるかなぁと心配でした。
毎日、イタズラをしてお父さん、お母さんを困らせているんじゃないか、のんた兄さんにしつこくしすぎていないか・・・
でも、とらじは大きな変貌を遂げていました。
これは、UGペットをとらじが卒業する直前の写真です。
体の線が細く、体毛が薄い部分がありました。
ところが、久しぶりに会ったとらじは全く違う犬になっていました。
頭の先から、足のつま先までピカピカで、パワーがみなぎっていました。
もちろん元気ですが、表情は自信に溢れていて落ち着いています。
体もふた回りくらい大きくなっていて、お腹のくびれは無くなり、ちょっと弱い感じがしていた後ろ足もがっちりしていました。
胸や後肢に毛の薄い部分がありましたが、キレイに毛が生えそろっていました。
全てが最高の状態でした。
UGペットでも、なかなか体重が増えず(小次郎と一日中遊んでいたからかもしれませんが)、皮膚の状態も決していいとは言えなかったとらじ。
体臭もなくなり、毛づやはよく。
ここまで変わるとは・・・
嬉しすぎて言葉になりません(T_T)
のんた兄さん。
今まで1頭で飼われていて、いきなりもう1頭家族が増えて、のんた兄さんは大変だったと思います。
まして、ハイパーなとらじであればなおさらです。
犬との遊び方がいまいちわからず、UGで遊びに慣れたイケイケのとらじにおもちゃを横取りされたり、遊びたくて仕方のないとらじアタックを受け続けるのも大変だったはず。
のんた兄さん、とらじを受け入れてくれてありがとう。
感謝の意味も込めて、店長からのんたくんにおもちゃのプレゼント♪
おぉ、遊び方がとらじに似てる(*´∀`)♪
のんたくん、めっちゃ可愛くて、優しい子でした。
とらじのお兄さんになってくれたのがのんたくんで本当に良かった。
とらじはUGペットにいる間、こうして立ち上がって外を眺めていました。
懐かしい。
今は、いつでものんた兄さんと一緒です。
前回、お父さんがいらした時に、とらじのイタズラっぷりを動画で見せてもらいました。
部屋は滅茶苦茶な状態で、でもお父さんは「のんたも子犬のときはイタズラしてましたから。」と笑顔で仰っていました。
のんたくんも今までの生活のリズムが大きく変わり、下痢をしたりしていました。
それでも、お父さんは「大丈夫です。のんたもとらじが来てから、どんどん落ち着いてきてるんです。のんたも変わってきています。」と神経質にならずに見守ってくれたのです。
とらじを家族として迎えるまでに数ヶ月悩んでくれたお父さんとお母さん。
相当な覚悟でとらじを迎え入れてくれていました。
我々スタッフも、お店に来たばかりの頃のとらじには手を焼きました。
目の前を通る犬に挨拶もなしにいきなり飛びかかり、押し倒し、相手がぎゃんぎゃん鳴いても、己の強さを誇示するかのように手を緩めることがない。
トイレという概念が無く、あ、おしっこがしたい。と思った瞬間にどこでもトイレをしました。
平気で犬の顔面におしっこをすることもありました。
我々の常識には無い行動ばかり。
最初に飼われたお家で、犬同士で遊ぶこともなく、散歩に行くこともなく、家の中では自由に行動し、ルールなどもなかったのではないかと思います。
よちよち歩きの2ヶ月くらいの小さな月齢のときは我慢できていても4ヶ月を過ぎてくれば子犬のパワーも増してきます。
そして、コントロールがだんだんできなくなり、飼主の方は途方に暮れ、ノイローゼになりギブアップ。
結果的に手放すことになったのだと思います。
簡単に子犬を飼った元に飼主の方も軽率だったと思いますが、抱っこをさせて簡単に子犬を販売したペットショップの責任も大きいと思います。
本来であれば、子犬の頃に学んでおかなければいけなかったことがすっぽり抜けていて、でも体はどんどん成長していて、体は大きいけれど、精神年齢は2ヶ月くらいの子犬のようでした。
このままの状態で、里親の募集をするわけにはいきません。
次に飼う方が少しでも困らないようにトレーニングをしてから渡すことに決めました。
とらじの見た目の可愛らしさ、ボストンテリアという犬種ということもあって、「飼いたい」「うちで引き取りたい」「人気犬種だから」「買ったら高い犬だよね?タダならもらいたい」などなど、たくさんのお声がけをいただきましたが全てお断りさせていただきました。
ボストンテリアという犬種の特性、とらじの生い立ちも含め、簡単に飼える子では無かったからです。
お店に来たばかりのとらじ。
どこか表情も不安そう。
犬同士の挨拶を一から先輩犬に教えてもらいました。
子犬の群れのリーダーのぺきおにはきつくお灸を据えられることもありました。
ポメラニアンの小次郎は、とらじの兄として、とらじが今まで経験できなかった爆発する思いを体全身で受け止めました。
他の犬と一緒に遊びたい。
お友達が欲しい。
ボクを必要として。
体は大きいけれど、子犬の時の気持ちで止まってしまっているとらじ。
小次郎の体はとらじの甘噛みでいつも全身ミミズ腫れでした。
とらじがやりすぎたら本気でとらじを叱りつけ、やっていいことと、越えてはいけないボーダーラインを小次郎が体を張って、根気強く教えてくれました。
小次郎ととらじは大の仲良しでした。
兄弟のようであり、ライバルのような関係。
いつも2頭は一緒でした。
とらじは少しずつ成長し、フレブルのりんちゃんが合宿に来たときには、りんちゃんの相手ができるまでになっていました。
そのとき、こんなに小さかったりんちゃんは今は、後輩のフレブルのバロンくんの相手を務めてくれるまでに成長しました(*^^*)
お店に来た頃には考えられなかった小さな子犬の世話もいつの間にかできるようになっていたとらじ。
ポメの小次郎兄ちゃんには全力でぶつかり、子犬たちには一切攻撃することなく優しく接する。
元々は優しい子なのです。
子犬たちも優しいとらじ兄ちゃんが大好きでした。
お父さんはとらじがお店に来た当初にブログを見て、お店にとらじを見にきてくださいました。
お客様はとらじをじっと優しく見ていました。
可哀想とヒステリックになるわけでもなく、簡単に欲しいというわけでもなく。
うちに来たらどうなるのか?、うちに来てこの子は本当に幸せになるのか?先住犬ののんたは大丈夫だろうか?と冷静に客観的に考えてくださるお客様にお渡ししたいと私は思いました。
数ヶ月悩んでいただいた後に、家族として迎えていただきました。
UGペットを卒業して数ヶ月。
とらじは大きくなって帰ってきました。
お父さんは「イタズラもそんなにしなくなってきたんですよ。」
「トイレもできるようになりました。」
簡単にお父さんは言いましたが、きっとそこに行き着くまでには大変な思いをしたはずです。
お家が変われば、トイレの位置も変わります。
お店とお家でもルールも変わります。
パワーが有り余っているとらじを信じ、見守ってくれたからこそ今のとらじがいます。
心配していましたが、もう大丈夫だと確信しました。
とらじを見れば一目瞭然です。
帰る前に、のんた兄さんに先日のわんわんカーニバルでGETした骨をプレゼント。
こういう表情もとらじそっくり(*^^*)
やんちゃな弟だけどこれからもよろしくね。
とらじをお店で引き受け、大変なこともたくさんありましたが、とらじから教わることもたくさんありました。
そして、やはり犬は人間次第で変われる可能性があるということも再確認できました。
お客様、とらじを家族に迎え入れてくださり本当にありがとうございましたm(__)m
改めて御礼申し上げます。
これからもよろしくお願い致します。
この写真の笑顔。
やっぱり犬って最高なのです。