テリアの毛を抜く意味を理解する。

先日、浅草にてロイスのお里のブリーダーさん主催のテリアの被毛のお手入れのレッスンに行ってきました!

抜き抜きレッスンがあるのはもちろん知っていましたが、テリアの毛を抜くプラッキングはプロのトリマーでもやっている人は決して多くなく、専門学校時代に不器用すぎて、トリミングの実習がかなり苦手だった自分としてはどうしてもハードルが高いように思えました。

プラッキング=匠の技 みたいなイメージ。

難しそう、どうやっていいかわからない、失敗したらどうしよう。という気持ちが強かったですね。

ところが、そんな店長に転機が訪れます。

愛犬を亡くした友達のトリマーに、次はモンアムールジャックだ!一緒にファミリーになろうぜ!と猛プッシュして、モンアムール犬舎からジャックラッセルテリアの女の子を家族として迎えたのです。

友達はすぐに愛犬の為にレッスンに通い始めました。

友達が飼った子の毛質はブロークンでした。

ジャックラッセルテリアは短毛のスムース、割と毛が伸びるラフ、中間の毛の長さのブロークンがあります。

スムースは特別な毛のお手入れは必要ありませんが、毛はかなり抜けます。

ラフは毛が抜けにくいですが、ナイフなどで毛を抜いて整える必要があります。

ブロークンはその中間です。

友達はせっせと毛を抜いて整えて、お手入れをして、常にその子はキレイです。

そして、ブロークンよりも毛が長いラフコートのロイスの毛を抜かせて欲しい、練習させて欲しい。と言ってくれました。

その時に、友達がやっているのを間近で見ながら自分も勉強したいな。という気持ちが出てきました。

そして、レッスンに行こう!と思ったのは、UGに来ているモンアムールジャックの子がレッスンに通っていると聞いたからです。

前に見学させていただいた事があるのですが、トリマーでもない一般の飼い主であるお客様がたくさん習っています。

見市さんのレッスンの投稿を毎回見ていると、みんなキレイで、自分もやってみたい!という気持ちがだんだん芽生え、友達のお店で月に一度通って、3回くらい教えてもらいながら自分でも毛を抜いてみました。

最初は加減がわからなくて、毛をひとまとめにトリミングナイフで抜きすぎて、次の毛が上手に生えてこなかったりで、まずは自分の手だけで全身の毛を抜きました。

何度も何回も抜いていると、死んだ毛は抜けて、生きた毛は指で引っ張っても抜けないという感覚が少しずつわかってきました。

その後は、レッスンに参加する前に、下手くそな自分だとナイフは一気に毛を抜きすぎてしまうので、友達のお店にもあったロックストーンなる、先っぽに軽石みたいなのがついたのをモナムール商店で買いました。

顔周りの細かい作業などがナイフよりもやりやすく、指よりも毛が抜きやすいです。

友達は指に指サックをはめて滑りにくいようにして抜いていたりで、なるどなぁと。

奥が深い。

いよいよ、抜き抜きレッスン当日。

よっしゃー!いくぜー!

実技に入る前に見市さんの座学がありました。

これ、めーっちゃ勉強になりました!

毛を抜くと言われても、何をどういう風に抜けばいいのか?抜くと何がどうなるのか?がいまいちわからなかったのですが、細かい図解入りで説明していただいて、納得しました。

そういう事なのか!と。

よく、愛犬のテリアをプロに任せたら地肌が見えるくらいになって帰ってきた、ハゲて戻ってきたというケースや相談があるそうです。

ただ、それは一概にプロが悪い訳ではなく、テリアはプラッキングという毛を抜いて、その後に新しい良い毛が生えてくるので、何もせずに2~3ヶ月以上、放置していたりすると、毛は伸び続けますが、その後の毛が生えてきていないと、伸びきった死んだ毛を抜くと地肌丸見え、ハゲたみたいに見える事があるとのこと。

実は店長も最初に先輩のお店にお願いした時にそれを経験しました。

これが家に来たばかりで、お里で毛を抜いてもらったロイス。

わーい、わーい!子犬がやってきた♪と浮かれていたら、ロイスが家に来てからあっという間に2ヶ月以上経ってしまいました。

モジャモジャロイス可愛いー❤️などと思っていたのですが、テリアの先輩から毛が伸びすぎだよ、早く抜いてもらいなさい。と言われ、慌ててお店にお願いしました。

ところが、間を空けすぎたために、

体は良いとして、

あ、頭の上が。

か、カッパさんですか?という頭頂部のザビエルっぷりにお迎えに行った店長は驚愕。

恐らく、先輩は同じような事を説明してくれましたが、かかかかか、ロイスがカッパになった…。と話しは全く入ってこず、個体差はあるらしいのですが、ロイスは間を空けるとまたカッパさんになりやすいとの事。

そこからは5年間、一度もサボらずにとにかく4週間毎に通いました。

元々、毛量はおおいとは言えないロイス坊っちゃん。

一番最初のプロによるプラッキングは、体も地肌が見えるくらいにスケスケになるほろ苦いデビューとなりました。

正直ショックでしたが、これも未熟な飼い主である私のせいです。

呑気に子犬が来たー♪と喜んでいる場合ではありませんでした。

もし、モンアムールファミリーから子犬を迎えた飼い主の方がこのブログを見ていましたら、間を置かずにプロのお店に行くか、レッスンに参加する事をオススメします。

間が空きすぎて、スカスカになったならば絶対にプロが悪い訳ではないことを知っておいた方がよいと思います。

そして、いよいよ実技開始。

自分でやる様になってから、背中などは頑張ってやっていましたが、途中で頭はモヒカンみたいにしてみようかな。うひひ♪と頭の悪いことを考えたりして、頭や顔の毛を3ヶ月以上あまり抜いていませんでした。ということはー!?

5年ぶりにザビエルきたー!!

先輩にロイスは2ヶ月以上間を置いたらダメだよと言われていたのに。

個体差があり、どの子でもハゲたりするわけではないようですが。

でも、ハゲても良いから次の毛の為に抜いて良し!と言われたので、抜きまくりました。

当然、モヒカンとか意味不明なので却下!

却下却下却下っ!!

実際に自分でやる様になって、言われていた事やアドバイスがわかり始め、なるほどそういう事なのか!とか、面白いなぁと。

1ヶ月経った今は頭、顔の毛は生えました。

レッスンは和気あいあいと進み、各自流れを見ながら、お昼ご飯を食べながら。

この日嬉しかったのは、ロイスのお父さんのウリッセくんに会えたこと。

やる気満々のウリッセ父ちゃんを見て、この子の子供が欲しい!とロイスに決めたので、相変わらずウリッセさんはイケメンでした!

そして、なんとー!

ロイスの兄妹のまめちゃんもレッスンに来ていましたー!

てか、ウリッセくんとまめちゃんめっちゃ似てる!!

可愛すぎる。

こうやって血の繋がった家族と会えるって素敵ですよね。

本当に来てよかったです。

そして、今回は露木さんと見市さん以外にも抜き抜きを教えてくれる方がいました。

Royパパは、7年前にRoyくんが社会化お泊まりに来て、あまりの可愛さにメロメロになった記憶があり、この時にジャックラッセルテリア飼いたいかも。と初めて思わせてくれた子です。

その後にRoy家は、ジャックラッセルテリアのサーナちゃん、ボーダーテリアのオーシャンくんをモンアムールから迎え、テリアにハマり、今ではレッスンなどに先輩として教えてきてくださっていて、7年前は店長がRoyパパに犬とはこんなやでー!と教えていたのが、現在は店長がRoyパパに抜き抜き教えてください!お願いします!と習う立場に笑

店長が抜くとどうしてもムラができて、ロイスのボディの表面がまだらになりますが、Royパパに抜いてもらうと表面は滑らかに。

何が違うんだ?とガン見しまくり店長。

気が付いたのは、店長が抜いた毛は、色んな毛が混じっていましたが、Royパパは同じ層の毛しか抜けていません。

毛が抜ける時の音も一緒。

一定のリズムと音と。

そこから店に戻って、これか!と何となくですがコツを掴めた気がします。

今は前と比べるとまだらになりにくくなりました。

わかってくるとめちゃくちゃ楽しい!

最後は露木さんにチェックしてもらいながら、仕上げていただきます。

うおー、神様がロイスの毛を抜いてくださっている。

心の中で叫ぶ店長。

推し活やってる人の気持ちはこんな感じなのでしょう。

露木さんも見市さんも、毎日、ハードなスケジュールにも関わらず、ジャックラッセルテリアを飼った人が困らないようにと、わざわざ全国に自ら教えに行ってくれています。

通常では考えられない事です。

レッスンにはプラッキングを習いたいプロのトリマーさんや、他のブリーダーさんの子も参加していて、門戸は広く開かれています。

Royパパとこんなにありがたい事は無いですよね。と話していました。

あ、そもそもなぜ毛を抜く必要があるのかを書いて無かったです。

先程の写真の、毛が伸びきったロイスの毛をよく見るとゴワゴワでパサついている毛なのが見るとわかると思います。

それらは死毛です。

なので、生きた毛を残してロイスは毛が短くなりました。

死んだ毛を抜いていくと、ある層から突然ツヤツヤの生きた毛が現れます。

あの瞬間が楽しいというか、嬉しいです。

手をかければかけるほど良くなっていく、盆栽みたいだなと思いました。

そういえば、先輩トリマーにお願いしていた時にもっとキレイにしたいなら、4週間毎にうちに抜きにくる間も出来れば、週に1回はレーキングなどで手入れしないと常にキレイなのはキープするのは難しいと言われてましたね。

その時はそんなの無理。と思っていましたが、今は週1よりも頻繁にお手入れしている時もあるかも?

プラッキングが私に合ってると思うのは、通常のトイプードルなどのカット犬はシャンプーをしてドライヤーで乾かして、キレイにしてから一気に仕上げないといけないですよね。

でも、テリアはむしろシャンプーした直後だと毛が滑って抜けにくいので、抜き抜きの前はシャンプーしない方が良かったりするみたいです。

という事は、普段からいつでも抜けるんです。

そして、いきなり全身やろう!となるとハードルが高くなるので、店長は毎日気になったところを手とかで少しずつ抜いています。

足回りのカットや胸の毛をぼかしたり、尻尾以外はハサミを使わないので、ケガをさせる可能性も低いです。

店長は不器用なので、ハサミを持つのが怖かったです。

でも、自分の手で抜く分には大丈夫ですよね。

生きた毛はツヤツヤしていて、汚れなどを弾きます。

この前もある撮影があり、あいにくの雨模様でトイプードルなどは濡れた後は足のお手入れが大変そうでしたが、ロイスはささっと拭いて終わりでした。

冬の静電気もお客様のトイプードルやミニチュアシュナウザーのお散歩に行くと足が真っ黒になって、毛が抜けない犬はそれがネックだなと思っていましたが、ジャックラッセルテリアは死に毛だと汚れはつきやすいですが、きちんとした生きた毛は汚れは弾いていつの間にか砂とか泥などは落ちていて、本当に手入れが楽です。

ロイスを飼って良かったのはとにかくジャックラッセルテリアは飼いやすいと言うことです。

それはもちろん、血筋、血統によるもので、最近もジャックラッセルテリアは飼いにくい、運動量も凄まじいみたいにSNSに書いてありましたが、我々のモナムールファミリーの飼い主は基本的に皆さん普通に暮らしてると思います。

子犬の時はやんちゃでしたが、成犬になって落ち着いてしまえば、ロイスは仕事をしているお店では吠えますが、リラックスしている家では1歳以降から4年以上吠えた事はありません。

ボール狂で興奮すると吠えたりしますが、それ以外はお散歩もいくらでも歩けますが、多少短かったりしても家で暴れたりする事も無いです。

雨の日が続いたら、外に出て長めのお散歩に行けばいいです。

都会でも順応できる万能犬だと思います。

ジャックラッセルテリアを飼いたいと思われてる方は是非、モンアムールジャックを。

そう言われてモンアムールジャック飼ったのに、そんなんじゃない。という場合は犬の問題よりも、普段の接し方、基礎トレーニングはしているか?甘やかすだけなら、ジャックラッセルテリアの能力は活かせません。

可愛いのは当たり前ですが、ジャックラッセルテリアと共に暮らしたいのであれば、最低限やる事はやらないといけません。

UGにはモンアムールジャックラッセルがたくさん来ていますが、みんな良い子です。

ぶっちゃけ、ロイスが一番大変です笑

店長の友達トリマーも、ジャックラッセルがこんなに飼いやすくて頭が良いとは思わなかった。とハマっています。

血は嘘をつかないのです。

見市さんも、この前アメリカから帰って来たばかりなのに、もうクラフトのドッグショーの為にイギリスへ向かうとのこと。

そうやって、世界中を飛び回って、情報や血の共有や交換をして、ハイクオリティーなジャックラッセルテリアをブリーディングし続けている訳です。

海外の良犬を飼おうと思ったら、数百万とかかかります。

それが、世界に認められたトップクラスのジャックラッセルテリアが国内で、お迎えできるという凄さがいまいち伝わっていないような気がします。

そんな尊敬している露木さんと見市さんの抜き抜きレッスンに今月末にまた参加できることになりました。

次回は前回よりは上手になっているはず!

多分…笑

店長、おっさんになってから趣味が出来ました!

愛犬の毛のお手入れです笑

基本的にショーに出すのでなければ、絶対にこうで無ければいけない!というのはありません。

スタンダードを習いながら、自分なりのスタイルで、難しく考えすぎずに楽しくやらたら良いのではないかなと思います!

教えてくださるチャンスを生かしましょう!

ロイスは自分で毛を抜くようになって、こまめにお手入れしていたら、今季の冬の寒さにかなり強くなりました。

昨年は年末年始の冬休みは洋服を着せても夜は震えていたり、海に遊びに行っても寒いのかテンション上がらず、よく海外のジャックラッセルテリアは雪の中でも遊んでいるのに、どうしたものか。と思っていましたが、毛が何層にも生えた今季のロイスは寒さや風を寄せ付けにくくなり、洋服はほとんど着せることなく、冬の海もへっちゃらになり、むしろ店長が寒さに震えてロイスもう帰ろうよ。と言うまでになりました笑

それでもプラッキングをしていると、時にはハゲたり、地肌が見えるくらいに毛が薄くなったり、抜き始めは皮膚が赤くなってしまったりすることもあるかもしれませんが、じっくりゆっくりやっていきましょう。

マイペースに抜き抜きできるのは、ハサミを使ったトリミングよりもハードルは低いと店長は思います。

あ、あと自分で出来るようになったら、わざわざお店に行かなくていいのと、トリミング代もかからなくなりますよー(小声)

プロ中のプロが教えてくださるチャンスを見逃さずに、それこそずっと自分でやらなきゃ!となると疲れるなら、レッスンの合間はプロに任せるとかしても良いと思います。

ロイスは、これから薄い首の毛と後ろ足の飾り毛を育てるのが楽しみです♪

なんでうちの子は、ショードッグみたいにキレイにならないんだろう。と思う前に愛犬のブラッシングをして、自分でまずはお手入れしてみましょう!

抜き抜きは楽しいですよ。

こうやって、学ぶチャンスをくださっている露木さん、見市さん、レッスンの度に色んな準備やお手伝いをしてくださっている先輩のファミリーの皆様に感謝いたします。

今月末のレッスンも楽しみです。

プラッキングサイコー!!

ジャックラッセルテリアサイコー!!

本当にモンアムールジャックを飼って良かったー!!