成長期の子犬における「食事制限」の弊害。その2。

前回の記事では、育ち盛りの子犬に食事制限をしないほうがよいのではないかというお話しをしました。

前回の記事はこちら
http://www.ugpet.com/blog/anm/2014/04/25/1764

これからお話しするのは、あくまでも小型犬の子犬を対象とした話しです。

大型犬、超大型犬の子犬には一部当てはまらない場合もあります。

子犬は、毎日体がもの凄い勢いで成長しています。
子犬がご飯をたくさん食べたいというのは、本能です。

UGペットの子犬はうんちの状態を見ながら、子犬が食べたいだけ与えます。
フードを消化できる量、うんちがゆるくなる手前をひたすらキープし続けます。

うんちがカチカチに固ければ、それは消化しきった(原材料にビートパルプが入っていないフードを基準に話しをしています)うんちです。
食事の量が足りない可能性があります。

逆に、うんちがゆるければ、我々人間でもよくある食べすぎによる消化不良の可能性(子犬の場合、細菌、ウイルス、寄生虫などでうんちがゆるくなる場合があります。
あくまでもそれらをクリアした健康な子犬を対象に話しをしています)があります。
そのときは与える量を減らします。

UGペットの子犬は成長の早いトイプードルなどの小型犬なので、早い子で5ヶ月、大体6ヶ月でガツガツ食べるのが自然に収まります。
なぜ自然に収まるのかというと、急激な成長が終わり、本能的にもう大体の成長は終わったよ。もうそんなに食べなくていいんだよということを自然に本能が教えてくれるのです。

それを見て、我々スタッフはその子の大体の成長が終わったという風に認識します。

その場合は、今までのような急激な成長はありませんので、その子によってはフードの量を減らす場合もあります。

そのときに一般の飼い主の方がおちいりやすい失敗がありますが、それはまた後日お話したいと思います。

結論としては、品質の高いフード(UGペットではオーガニックフードのアーガイルディッシュをメインで与えています)を、うんちの状態を見ながら、食べたいだけ与えることです。

小型犬であれば、急激に成長する生後6ヶ月くらいまではガッシリした感じに育てたほうが良いと私は考えます。

病院などで先生から「ぽっちゃりしすぎかな。」と言われたら、先ほども書いたようにこれからの急激な成長はありませんので、1歳までの間に成犬の体型にしていけばよいと思います。

どうしても肥満が気になるのであれば、急激な成長は終わっていますので、アダルト(成犬)用のフードを混ぜたりするのもよいと思います。

子犬の成長期は取り戻すことは出来ません。

子犬のときにしっかり食べて強い体と心を作ることは一生に関わることです。

子犬の頃にたくさん食べて、たくさん遊んで、たくさん寝ること。

子犬の時期を大切にして育てていただきたいと思います。

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