スタッフの愛犬で、群れの元リーダー犬だったポメラニアンの琥二郎が先日、永眠しました。
オープン当初からのお客様はご存知の方もいらっしゃると思いますが、最近のお客様はリーダー犬といえばポメラニアンのなっぱや現在の店長の愛犬のロイスの印象が強いかなと思います。
こじろうは初期のリーダー犬でした。
これも知る方はどんどん減っていると思いますが、UGはオープン当初から数年前まで子犬を販売していました。
脱力。
亡くなるまでずっと店長の膝の上は特等席。
ポメラニアン好きな店長はUGに来た子犬に小次郎と名前をつけて溺愛していました。
あまり販売する気は無かったかも?
群れのリーダー犬をしたのち、スタッフに飼われる事になりました。
店長の愛が詰まった卒業ブログをもしよろしければご覧ください。
もう、ブログ読んでるだけで泣けてきます。
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スタッフに飼われてからは、お店に出勤しつつ、スタッフとたくさん色んなところに遊びに行きました。
数年前から、スタッフが卒業した学校の学院犬のビーグルのだいずを引き取り、新しい家族に。
こじろう、断る勇気も必要だぞ笑
梨w
やられ放題じゃないか笑
スタッフがめちゃくちゃ気に入ってたアプリ。
こんな感じの人いますよね笑
まさかのラテアートw
すげえw
プール!!
泳いでる?
溺れてる!?
体濡れたらカリッカリやないかーい笑
代々木公園のドッグランかな?
こじろうさん、爆走。
でも、横を見て!!
ジャイアントシュナウザーかな?とグレートデンに狙われてるぞこじろう笑!!
いいコンビだなぁ。
爆笑🤣
本当に色んなところに連れて行ってもらってたんだねぇ。
もしもし、鹿さんこんにちは。
鹿さんと共存。
平和🥰
あー、可愛い。
そうだ!沖縄も行ってたよねー。
行ける時に。って言ってたけど、今思えば行けて本当に良かったね。
いいなぁ。
店長もまだ沖縄とか行った事ないのにこじろう凄いじゃん。
エンジョイゴーヤw
ウケる笑
お正月。
袴イケメン。
そんなこんなで、10歳を迎える頃、夕飯を食べた後に急にゲホゲホと咳をしたこじろう。
何だ?とスタッフに病院に行くように話し、先生に診てもらうと初期の心臓病との事。
その時は確かまだ薬は大丈夫。みたいな話しでした。
店長も今まで、心臓が悪い子はたくさん見てきていて、初期の頃から上手く薬でコントロールすれば、直ぐにどうこうなる訳ではないことの方が多いので、先生とよく相談して薬の量とか決めてね。と話ししていました。
しかし、咳が結構出る様になって、なんか進行早くないか?とスタッフに言うと少し肥大した心臓の先っちょが気管に触れると、その刺激かで咳が出てしまう様になりました。
薬の投与が始まり、少しずつ量は増えていきましたが、それでも咳は凄かったです。
そして、スタッフに他の病院にも行った方がいいよ。とアドバイスし、心臓に強い先生にセカンドオピニオンを診てもらう予定日のその日にこじろうは天国に旅立ちました。
朝、スタッフからこじろうが亡くなったとLINEがきていましたが、とてもじゃないですが信じられませんでした。
そんなバカな。
お店に出勤し、新人スタッフ達には申し訳ないと思いつつ、スタッフと店長は早上がりしてこじろうに会いに行くことに。
この目で見るまで信じない。
この日休みだったチーフトリマー、トレーナー、洗足店の店長もポメラニアンのなっぱと仕事終わりに駆け付けてくれることに。
こじろうにやっと会えると着いた駅から出ようとすると、その日のニュースになるほどの大雨。
しかし、じきに止んで他のスタッフとも合流し、スタッフの家へ。
部屋に入ると静かに横たわるこじろうがいました。
体が冷える様にドライアイスをあてがうスタッフを横に「おい、なに寝てんだよ。起きろ。」とこじろうに声をかける店長ですが、起きるわけはなく。
起きるわけないんですけど、認めたくなかった。
ひたすら思うのは、なぜ?と言うことばかり。
これは本当に現実なのか?
号泣してどうにかなるかと思いましたが、ロイスはおもちゃをひたすら引っ張り出してうえーい♪と遊びまくり、それをポメラニアンのなっぱが、うるせー!!おれもおもちゃで遊びたいんじゃ!!と叱り、いつもの流れを見て思わず泣きながら笑う我々。
スタッフが飼っているビーグルのだいずも予想よりは元気そうで安心しました。
その後、スタッフが懇意にしているお客様もこじろうに直接、お別れに来てくださったりしたそうで、皆様、こじろうの為にご足労いただきありがとうございました。
そして、昨日はこじろうが天国に旅立つ日。
店長も休みだったので、お別れに立ち会う事に。
数年前のフレンチブルドッグのボルドーが亡くなった時の事を思い出し、正直行くのが怖かった店長。
色んな方にアドバイスをいただいて、スタッフと決めた霊園にお願いする事にしました。
その霊園の最寄り駅まで車でお迎えに来てくださったのはこじろうの親友のパピヨンのナッツを飼っているママとパパ。
スタッフがこじろうを飼い始めて間もなく、休みの日にこじろうの散歩をしている時に出会い、そのまま仲良くなって友達になった後に、お店にもトリミングに来てくださるようになった、店長からするとスタッフにとっては家族同然の東京のお母さんといったとても頼れる方です。
霊園につくと、これまたビーグルのだいずを通して仲良くなったビーグルのふくちゃんパパママがお別れに立ち会いに来てくださいました。
愛されてるなスタッフよ。
愛されてるなこじろう。と早くも涙ぐむ店長。
待合室で心を落ち着かせた後に、お別れです。
皆様から頂いたキレイなお花を周りにたくさん置いて、お腹が空かない様におやつを口元にたくさん置いて、先に天国に行ったジャックやボルドーに直ぐに会える様に、お友達の事を忘れないようにたくさんの写真を添えてお別れの準備をしました。
もうみんな号泣です。
辛い、本当に辛い…
こじろうが天国に行く準備をしている間、ナッツママやふくちゃんファミリーとの出会いなどを細かく聞かせていただいて、改めて犬の持つパワーというか凄さを思い知りました。
こうやって、犬を通して素晴らしい方達と出会い、こうして最後を見届けてくださる関係性になれるなんて。
普通に暮らしていたら出会う事は無かったはずですから。
そんな話しをしていると、時間が。
そこには綺麗な姿のこじろうがいました。
白くて綺麗な骨でした。
こじろう、よく頑張ったね。
お疲れ様でした。
小さな骨壷に入ったこじろう。
もう苦しくないね。
最初は曇りだったお天気は、すっかり晴れて明るくなってました。
そして、そのまま育った家同然でもあるUGへ向かう事に。
またナッツママに車で送っていただきました。
本当にありがとうございます。
店長がこじろうの父であるなら、チーフトリマーは母みたいな。
仕事で立ち会えなかったチーフトリマーに会わせます。
こじろうは亡くなる前の日、ポメラニアンのなっぱとカフェで美味しいものを食べ、それまでは食欲が落ちるとかは無かったのですが、その日の朝から食欲がちょっと無いと聞いたチーフトリマーは何かを感じたのか、わざわざその夜にこじろうに会いに行ったそうです。
動きが悪かったこじろうでしたが、玄関からチーフトリマーの声が聞こえると、タタタッと嬉しそうに顔を出したんだとか。
本当に大好きだったもんねぇ。
そして、セカンドオピニオンの診察次第では、スタッフは200万以上かけて心臓の手術をすることを真剣に考えていたそうです。
でも、セカンドオピニオンに行く予定日にこじろうは天国に旅立ちました。
プライド高いこじろうなので、もう母ちゃんそこまでしなくていいよ。という事だったのかなぁ。
スタッフはおばあちゃん子でした。
そんな大好きだった祖母も今年、天国に旅立ちました。
スタッフが田舎の実家に帰った時の、おばあちゃんとこじろうのやり取りの話しを聞くのが大好きだった店長は、先に天国に行ったおばあちゃんが新盆前に寂しいからこじろうを連れて行ったのかな?とか思ったり。
比べたら不謹慎と言われるかもしれませんが、おばあちゃんも亡くなる直前の1時間前にスタッフとテレビ電話で話していたり、こじろうも亡くなる前まで食欲モリモリ、なっぱと会い、チーフトリマーに会って、おばあちゃんもこじろうも入院とか介護とは無縁だったのは偶然なのでしょうか?
何度も書きますが、自分が一番でプライドが高かったこじろう。
介護とかされたくなかったのかな?
生前、こじろうを可愛がってくださった皆様、本当にありがとうございました。
今のUGの群れは、こじろうなどの先輩達から受け継がれて今があります。
間違いなくこじろうはUGの功労者です。
ありがとう。
最後に店長からこじろうへ。
小さかった小次郎が、立派に琥二郎になり、卒業した後も楽しい毎日を過ごして。
でもよー、いくら何でも早すぎやしないか?
なんだ?チーフトリマーと洗足店の店長とはお別れして、店長には何もねえのか?
店長に挨拶がねーじゃねえかバカヤロー!!
店長は亡くなる一昨日、スタッフが咳き込む君を抱えながらお疲れ様です。と店の扉を開けて帰る姿を見送ったのが最後だぞ?
正直、これから大変だな。と思いながらレジ閉めをしたんだよ。
あれが最後とか悲しすぎるだろ…。
最近では裏のスペースにいる事が増えて、お昼休憩の時とかは一緒にいれたけど、あと何年かはいれると思ってたのに。
もう少しで11歳の誕生日でした。
飼い主はな、お前の誕生日を盛大に祝おうとめちゃくちゃ高いケーキを準備してたんだぞ!!
さらにお盆前にはもう1個ケーキ来る予定なんだぞ!!
空気読めよ、バカタレ!!
早すぎるんだよ本当に…
天国にはコーギーのジャックが待ってるからな。
こっちに来るのが早いんだよ!ってジャックにマズルコントロールされちまえばいいんだ!
ポメラニアンにしては鼻が長いし、性格も変わってるし、自分の事大好きだし、気が付いたらいつも人の膝の上いるし、他の子脱力してるともボクが一番だ。みたいに何度叱られても邪魔しにきたり、寝てる子の上に乗ったり。
そんな君が最高に可愛かった。
もっと一緒にいれると思ったのに。
でも、スタッフからブログを書くにあたって、膨大な思い出の写真をもらって、本当に幸せだったんだなって感じた。
今のUGがあるのは君のお陰。
そして、頼りないと思って、心配ばかりしていたけれど、スタッフも琥二郎を通して成長しているのがわかった。
活発で元気な琥二郎とたくさんお出かけしてくれてありがとう。
琥二郎が卒業する時に、今は全くやらなくなりましたが、店長個人のfacebookに当時のスタッフと琥二郎への想いが綴られていました。
店長、ホントに口が悪い笑
でも、私は犬に対して嘘はつけないのです。
犬は命あるもの、ファンタジーではない。
リアルなのです。
飼う人間には責任がある。
飽きたからっておもちゃみたいにポイッて出来ないんです。
犬を飼うなら、人も犬も幸せにならないと意味が無いと思うのです。
でも、最近も何で?と思うようなニュースがあったり。
これからも我々スタッフはプロである前に、いち愛犬家だということを忘れずにいきたいと思います。
琥二郎が改めて我々に教えてくれた事です。
スタッフ、琥二郎を飼ってくれてありがとう。
琥二郎の飼い主になってくれてありがとう。
幸せにしてくれてありがとう。
琥二郎、本当に出会えて良かった。
本当に本当に可愛い息子。
また逢う日まで。