お散歩の時に犬同士の挨拶は必要か?

写真が少なかったのにも関わらず、昨日のブログのアクセス数が過去最高を記録しました!!

ありがとうございます!!

というわけで、調子にのって今日も書きます♪

昨日、お散歩で吠えなくなったチワワの麦くんのことを書きました。

今日は、同じ社会化お泊まり中のチワックスのスピカちゃんと一緒にお散歩に行くことにしました。

慣れてきたならば、どんどんお散歩の難易度、圧を増やしていきます。

それらに慣れると、さらにイレギュラーなことが起こっても対応しやすくなります。

まだ群れの中では、他の犬と積極的に絡むことはないので、最初は嫌がるかな?と思いましたが、麦くんは私の顔を見ながらルンルンで歩いてくれました。

これなんですよねー、チワワの可愛いところって。

一度、心を許し、信頼してくれたらとことん信じてくれます。

可愛すぎてニヤニヤしました。

スピカちゃんも首輪で練習をしましたが、店内での暴れっぷりが凄まじく、散歩で体を動かした方がいいと感じたので、お家で使っているいつものハーネスだと歩くので、それで行くことにしました。

麦くん、結果的にはノンストップでなおかつ、1度も吠えることなく散歩を終えることが出来ました。

素晴らしい。

ただ、途中で出会った犬との対応が今日のお散歩のキーポイントだったかなと思います。

多分、昨日も同じ時間帯にお散歩をしていて会った子だと思うのですが、こちらにどんどん向かってきました。

5メートル手前くらいで「ごめんなさい。無理です。」とあちらの飼い主様にストップするようにお願いしました。

麦くんの緊張が高まっていたのがわかったからです。

良い流れ、良いリズムが出来ているとはいえ、まだ完全に固定はされていない状態です。

お客様がお迎えに来るまでに、何度も吠えないお散歩を繰り返して、成功体験を積み重ねていかないといけません。

そこで、私がはっきり止められずに押し切られて、相手が近寄ってきて、もし吠えてしまったら、それは吠えた麦くんが悪いのでしょうか?

違いますよね?

麦くんがどんな子でも大丈夫なフレンドリーな子であれば挨拶させていたかもしれません。

でも、私は昨日麦くんに約束したのです。

お散歩中、君のことは私が守る。と。

であれば、相手がどういう子かわからないのであればメリットよりもデメリットの方が大きいかもしれない以上、リスクを冒す必要はないのかなと。

群れのメンバーともっと絡めるようになったらまた対応は変わるかもしれませんが現時点では、麦くんが求めていませんので。

ペットショップの店員でありながら、私はお散歩の時にほとんど犬同士の挨拶をさせません。

ものすごく感じ悪いと思っている方も多いのではないかなと思います。

でも、私がお散歩をしている子達は吠える、噛むなどでUGに来ている子達がほとんどです。

誤解され、傷付いて来ている子達もたくさんいます。

まずはお散歩に行く時は、その子を第一に考えること。

そのためには、世間体とかぶっちゃけどうでもいいです。

リードを持っている私が守らなければ、犬は再び不安と緊張に襲われます。

よく、お散歩している光景で飼い主が無理矢理近付かせておきながら、嫌だ!!とギャンギャン鳴いたら、「こら!!お友達でしょ!!きちんと挨拶しないとダメでしょ!!」と叱られている子を見ると、なんじゃそら。と思います。

カウンセリングでも、よくなぜうちの子はお散歩で他の犬と仲良く出来ないのでしょうか?と当たり前のように聞かれますが、私がはいつも、「じゃあ、お母さん、今すぐ中目黒の駅前に行って、知らないおじさんと友達になってきてもらえますか?」と言うと、「そんなの嫌です!無理です。」と皆様仰います。

そうですよね、では犬は?

人間に人見知りの人がいるように、犬でもフレンドリーな子もいれば、犬が苦手、犬と関わることに興味を持たない子もいます。

そういう子に対して、仲良く出来ないからダメでしょ!!とか叱ること自体、愛犬に対して失礼なことをしていることに気が付いた方がいいと思いますね。

逆に遊べる可能性があるのに勝手に飼い主の方がうちの子は怖がりだから。と決めつけて、社会化を阻害していることもあります。

カウンセリングに来た子犬で、この子は遊べるな。と思ったら、お預かりして時間をかけて慣らし、犬同士慣れさせることはよくあります。

それは子犬で吸収と変化が早いからです。

成犬の子が社会化お泊まりに来たら、お友達を作りなさい。なんて強要は絶対にしません。

遊べなくてもいいんです。

でも、目の前で犬を見て、少しでも理解してくれたらいいなぁと。

一緒にお散歩に行ったチワックスのスピカちゃんもカウンセリングの最初は固まっていましたが、今はノリノリでどの子とも遊べるようになりました。

個体差はあります。

話しを元に戻します。

ましてや、麦くんは頭が良くて、プライドも高いです。

こちらの声がけで相手の飼い主様は引いてくださいました。

すみません。とお礼を言って、その子の横を通り過ぎました。

緊張が高まった麦くんも、再びルンルンモードに戻りました♪

お散歩はお友達を作るためのものではありません。

飼い主様と愛犬のための時間だと思います。

そこに、お友達と遊ぶ、お友達を作るということであればまだいいのかなと。

周りを気にし過ぎて、愛犬の気持ちが疎かにならないように気を付けてもらいたいです。

ご自身の愛犬はフレンドリーでしょうか?

それとも犬よりも人が好きでしょうか?

無理強いをさせていませんか?

麦くんがこれからお友達が出来るかどうかはわかりません。

麦くんの性格、個性を尊重してあげて欲しいなと思います。

チワワのカウンセリングに来る飼い主様で、お友達のトイプードルみたいにフレンドリーになれない。と悩むお客様がたくさん来るのですが、チワワはトイプードルにはなれません。

チワワ、確かに頑固で大変なこともありますが、私はその自分を持っているチワワが大好きなのです。

みんなが同じじゃなくていいんです。

完全な犬はいません。

不完全な犬もいません。

愛犬のことがよくわからない。

どうやったら楽しく暮らせるんだろう?とお悩みのお客様、是非カウンセリングへお越しください。

本音でズバズバお話しさせていただきます。

今日も、柴犬のルナくんの相手をしに、先輩犬のさんたが来てくれました。

昨日は黒柴の奈々ちゃんが来てくれました。

奈々ちゃんも、さんたも最初は大変だったのです。

生後4か月の黒柴犬と豆柴の子犬が噛むようになった理由。

先輩犬の力を借りてここまで大きくなれました。

成犬になったら逆に後輩犬の面倒を見てくれる。

みんなで子犬を育てようという精神。

私はUGのお客様を誇りに思っています。

本当に皆様、優しい。

いつもありがとうございます。

皆様のお気持ちに感謝しております。

ルナくんは、昨日は奈々ちゃんにこっぴどく叱られ、今日は体力無尽蔵のさんたに押されまくって、ようやく落ち着いてきました。

良かった…

刺激を求め、暴れたい子犬を押さえつけようとしても発狂して終わりです。

開放すれば心に余裕が出てきます。

やっと道筋が見えてきたかなという感じでしょうか。

本当に毎日、犬を見ていて面白いです。

最高です。

それぞれの子犬たちのお迎えの日まで、見守っていきたいと思います。

この子達が1歳になる時、お客様もこの子達も笑顔でいられますように。