生後4か月の黒柴犬と豆柴の子犬が噛むようになった理由。

今回の記事は、結果から書くと、間違ったトレーニングによって破壊される寸前までいってしまった柴犬の子犬と、最近、よく聞く豆柴と呼ばれる小さな柴犬が立派に成犬になった記録です。

2017年に出会った、たくさんの子犬の中でも、一番と言っていいくらいに最初に出会った時と、1歳を迎え成犬になった今と比べると、変わったなと感じた子です。

家族を噛むということで、カウンセリングに来た黒柴の奈々ちゃん。

生後4か月。

来てすぐに奈々ちゃんから怒りの感情がものすごく伝わってきました。

この日、カウンセリングに来たペキニーズのふく吉くんと会わせてみることに。

写真では穏やかそうに見えますが、

ふく吉くんも、緊張とこれまた怒りのエネルギーがすさまじく、

そんな2頭が出会ったら、

エネルギーの爆発が起こりました。

しずくが横で、やめろ!と止めてますね笑

それはそれはすさまじく、子犬とは思えない戦いに。

とにかく、2頭とも刺激と発散が不足していて、

なおかつルールが曖昧なことにより、何が良くて、何がいけないことなのかがわかっていないのは明白でした。

2頭とも合宿決定。

ふく吉くんは後日、奈々ちゃんは緊急性が高いと感じ、そのままお預かりすることになりました。

柴犬は、自分を持っている犬種です。

やるなら月齢が早ければ早い方がいいです。

群れの先輩たちとにご対面。

奈々ちゃん、挨拶の仕方がわからず、先輩たちに吠えまくり。

奈々「なんだお前たちは!!かかってこい!!」

レン、しずく、銀次郎「はあ?」

レン、銀次郎「先輩に向かってなんだその口の聞き方は!!挨拶も出来ないのかお前は!!」

奈々「ちょ、なにこいつら。めっちゃ怖いんだけど・・・」

うん、奈々ちゃん、まずは挨拶から覚えよう笑

UGでは、子犬は子犬らしくがモットーです。

遊んで、噛んで、噛まれて、走って、ジャンプして、転がされて、転がして、ほとんどの子犬達が早くから親元から離されて出来なかった遊び、犬同士の挨拶、ルールを学んでもらうことから始めます。

合宿組の先輩犬の柴犬の銀次郎が、おれが相手してやるよ。とお世話役に立候補。

奈々ちゃんは、めちゃくちゃ強いです。

相手もかなり強くないとやられます。

その点では銀次郎はまさに適役♪

もう絶叫しながら暴れまくります笑

とにかく溜まっているものを吐き出させる。

どんどんヒートアップする奈々ちゃん。

止めません。

犬にしか教えれないことがあります。

銀次郎を押さえつけてドヤ顔の奈々ちゃん。

これも銀次郎がわざとお腹を見せて誘っていることには奈々ちゃんは気が付いていません。

よしよし。

いい表情になってきましたね。

そろそろ触ってみようかな?と顔を触ろうとした瞬間に奈々ちゃん店長をマジ噛み。

うそーん。

がっぷり噛まれて血まみれに。

生後4ヶ月の噛み方じゃないだろこれ…

何なんだ?この感じは?

まだ始まったばかりでなのでもう少し様子を見ることにします。

初日終了。

2日目。

今日はどうかな?と思いながら触ってみたら、普通に触れました。

うーん。

なんか変。

昨日との落差がありすぎます。

カウンセリングで聞き漏らしがあったかもしれないと思い、お客様に連絡をしてみました。

そこで、奈々ちゃんの昨日のマジ噛みの理由がわかりました。

奈々ちゃんを飼って、動物病院に連れて行った時の事。

甘い噛みをする奈々ちゃんに、先生が言ったことは、マズルコントロールをしなさい。

それでもダメなら口を紐でぐるぐる巻きにしなさい。

どちらかがリーダーかわかるように首を掴んで持ち上げてぶん回しなさい。

えーと、何十年前のしつけ方ですか??

申し訳ないのですが、こういう余計なことを言う方のおかげで子犬がダメになるパターンって最悪だと思います。

だって、初めて子犬を飼った人の中にはそれをまんま信じちゃう方もいるわけですから。

柴犬って、子犬でも噛む力は強いんです。

成犬でマジ噛みする柴犬は私でも生身では触れないです。

噛まれたら血が出るくらいでは済みませんから。

そんな危ないやり方を一般の飼い主に要求するって意味がわかりません・・・

信じられませんでした。

もちろん、奈々ちゃんは生まれ持った強さがあるので、そんなことをされたら、何をするの??嫌だ!!と抵抗し、暴れ、噛みつきます。

当たり前のことです。

お客様は、何で??

必死にやってるのに全然、うちらのいうことを聞かない・・

本とかネットには飼い主がリーダーになれ、なめられるなって書いてあるし・・・

やっぱりうちらが甘すぎるのかな・・

でも、もう噛まれたくない・・・

でも、このままじゃ一緒に暮らせなくなるかもしれない。

どうしよう。

どうすればいいんだ?

平和でほのぼのとした柴犬との生活が出来ると思ったのに、何でこんなことになってしまったのか・・・と暗闇をさまようことに。

もはや、子犬との暮らしは楽しいどころか苦痛に満ち、お客様はこのままでは本当にヤバい!!と必死にネットで情報を集め、今度はネット教材にたどり着きました。

そこで待っていたのはまたしても私からすると、それは一般の飼い主がやるのは無理じゃないかなと思うくらいのハードなトレーニング方法でした。

その教材通りにやっても、奈々ちゃんは暴れまくり、抵抗し、よくなるどころかどんどん噛みつきはひどいものに。

その教材のやり方は間違ってはいないかもしれませんが、初めて子犬を飼う人にとってはハードルが高すぎます。

だってそうですよね?

犬の扱いがわかっていたら、飼い主の皆さまは悩まないはずです。

でも、初めて飼って、どうしていいのかわからないから悩むわけです。

プロが何年もかけて学んだスキルを、初めて子犬を飼った方が出来る方がおかしいと思いませんか!?

出来ないのが当たり前です。

だって、プロじゃないんですから。

そして、残念ながら、同じプロでも柴犬はお断り。というケースは少なくありません。

噛むから。

柴犬は子犬でも治らない。と言われてUGに来たお客様はかなりいます。

それだけプロでも難しいのです。

今、この記事を読んでいて、柴犬の子犬の育て方で悩んでいる方は自分がやらなきゃ!!と思わずに、きちんとしたプロに相談してください。

それでも、柴犬の子犬の扱いを熟知したプロでないと、奈々ちゃんのようになる可能性があります。

昨年は柴犬だけでも、この情報教材によって愛犬との関係が崩れてしまったお客様のカウンセリングが5件以上ありました。

子犬の心を無視してはいけません。

お客様の腕は無理に押さえ付ける度にマジ噛みされて穴だらけでした。

甘噛みが痛くて怖いから相談してるのに、なぜマジ噛みされるような、それ以上のハードルをプロが一般のお客様に求めるのか?

噛まれたくないから相談してるのに。

そうやって、舐められるな、リーダーになれという言葉を頑なに信じて、愛犬と戦う飼い主が出来上がっていき、楽しいはずだった子犬との暮らしは、落ち着かないピリピリしたものになっていきます。

昨日、私が顔を触ろうとして本気噛みしてたのは、また押さえ付けられて、口になんかされると思ったからですね。

そりゃ、本気で噛みます。

本気で抵抗します。

なんか、悲しくなっちゃいますね。

それでも、お客様のやり方がいまいちだったのかな?という気持ちもあり、私もそのやり方をしようとした瞬間に空気は一変。

奈々「お前もか?お前もそれをやるのか?」と本当に子犬とは思えない表情になり、その日、私は奈々ちゃんに触れなくなりました。

奈々ちゃんの中から鬼が出てきた。

怒りと悲しみ。

昨日、感じたものです。

やっちまった・・・

お前が同じことをしてどうするんだバカたれ。

店長、自己嫌悪に陥る・・・

でも、その空気を打破出来るであろう出会いはありました。

この日からカウンセリングからの合宿になった柴犬のさんたくん。

赤柴の豆柴と呼ばれるその小さな子犬はペットショップのケージに4ヶ月までたった独りでいた子。

ノールール。

考えない、その場の感情で動きまくり、何が良くて、悪いのかがわかっていません。

子犬の時の大事な時期をたった1頭でケージで過ごす弊害はあまりにも大きすぎます。

正直言って、これなら、まだ2ヶ月で飼われて、お家で甘やかされていた方が全然マシです。

最近、よく聞きますが、豆柴って犬種はいつできたんですかね?

小さいから飼いやすいとかプロとして恥ずかしい接客をして販売するのを本当にやめてもらいたいです。

勝手に犬種を作るのをやめてください。

柴犬は柴犬です。

むしろ、小さくした弊害なのか、そう呼ばれる子達は、神経質な子が多い印象を受けます。

小さいからと柴犬を愛玩犬と同じような販売方法でお客様にお渡ししないでもらいたいのです。

こんなはずでは無かった。と、その後に困り、悩むのは飼い主なのですから。

不器用だけど、いいやつが多いのに、誤解されたり、問題犬扱いされる柴犬が多すぎます。

さんたくんのお父さん、お母さんに、これらを説明しました。

本来は私ではなく、販売するペットショップが説明しなければいけないのですが。

お父さんもお母さんもまさかこんなことになるとは思わず、顔は真っ青に。

さんたくんは、これまでの鬱憤を晴らすがごとく、暴れまくり、撫でるどころか触れず、無理にやれば絶叫して噛みます。

本当に、覚悟を決めないと飼いきれないかもしれないと感じました。

早くから飼われて、甘やかされてのこの状態であれば、私もここまで厳しく言わなかったと思います。

でも、4ヵ月まで社会化を逸して、体力が尋常ではないさんたくんを飼うのは相当お客様も頑張らなければいけません。

頑張ります。との返事をもらえたので、そのままお預かりしました。

間違ったトレーニングによって破壊される寸前までいった奈々ちゃんと、ケージの中で独りぼっちだったさんたくんとの出会いは必然だったのかもしれません。

思いっきり暴れろ。

思いっきり叫べ。

思い切り走れ。

君たちにはその権利がある。

おもちゃで遊ぶ。

ルンルン♪

おもちゃをくわえて爆走。

奈々ちゃんがおもちゃで遊んでいると、

ボクにもそれちょうだいとさんたくん。

いやだー。と渡さない奈々ちゃんと引っ張り合いが始まりました。

これは相手がいないと出来ない遊びです。

最高に楽しいです。

今度は違うおもちゃ。

2頭とも必死です笑

次から次へとおもちゃを引っ張り出して遊ぶ姿は人間の子供と同じですね。

遊んだら寝る。

最初は険しかった表情はどんどん柔らかく。

笑ってるようにも見える??

もう、最高に可愛いですっ!!

こうして、開放しまくって、シャンプーをしてお家に帰りました。

普通は噛む子は大暴れするしシャンプーですが、奈々ちゃんはとてもお利口さんでした。

これを見て、奈々ちゃんは噛み犬では無かったんだなと思いました。

なぜなら、我慢が出来ない柴犬は子犬でも絶叫するし、噛むからです。

トリマーが優しくやった結果、全く問題ありませんでした。

逆に、厳しいことをした私、お父さん、お母さんには、帰る時も手に反応することがありましたが、一切それらをしなかったお子様が奈々ちゃんを撫でても噛みませんでした。

普通は、噛み犬はそのお家のお子様にはまず噛むことが多いです。

それがないということは、元々は噛み犬ではないのです。

お客様には、とにかく散歩をしたり、外に出て刺激を与え、解放することをとにかく意識してください。とお話ししました。

正直、お客様は不安だったと思います。

本当にそんなことで大丈夫なのか・・と。

でも、奈々ちゃんを無理に抑え込もうとすれば、また鬼が出てきます。

ハッキリ言って、意地悪くて、クセがある柴犬はたくさんいます。

その場合は私はキッチリと接しますが、奈々ちゃんは本当にいいやつなのです。

お家に帰ってから、奈々ちゃんはドッグランなどで友達が出来たり、たまにUGに来て暴れて帰ったりで、来るたびに力が抜けて落ち着いているのがわかりました。

あえて言うなら、お散歩で男性に反応して吠えるのがあるくらいでしょうか?

さんたくんも、とにかくお客様が頑張ってくれました。

UGでの解放、近所で先輩犬、お友達の犬と遊びまくり、まだちょっと人に甘噛みをする時はあるものの、犬相手に噛んだり傷つけたりすることはなく、最近では、社会化お泊りに来る後輩犬の相手をするまでに。

正直、ここまでなるとは思っていませんでした。

お父さん、お母さん、本当にありがとうございましたm(__)m

そんなさんたも、12/25で1歳に。

ギャウギャウの甘噛みさんたは、すっかり成長して、自分の誕生日には、サンタクロースとなって、店長やスタッフにプレゼントを持ってきてくれるまでに。

泣ける…

店長もプレゼントのお返しに、サンタさんにお誕生日プレゼントを渡しました。

1歳のお祝いの集まりにも呼んでもらいました。

いつもはさんたと読みやすいように平仮名でさんたと書いてありますが、本当は、漢字で陽太と書きます。

まだまだやんちゃなところはあるけれど、太陽のように明るくいい子に育ちましたね。

本当に良かった。

奈々ちゃんも先月で1歳になりました。

相変わらず誰とでも遊ぶのが大好き。

もちろん、今は人にも私にも噛み付くことはありません。

ていうか、めちゃくちゃ甘えたさんです。

子犬の頃の鬼はもういません。

お客様がお散歩やドッグランなどで社会化を頑張ってくれたおかげです。

初日にマジ噛みし、店長もこれはヤバい・・と思うくらいの鬼の表情を見せていた子犬と同じとは思えないくらいに素晴らしい成犬に育ちましたね。

奈々ちゃんのご家族も本当にありがとうございましたm(__)m

そんな奈々ちゃんと陽太は、もちろん成犬になった今でも仲良しです。

お互いに、初めてパワーをぶつけ合った初めての同級生。

幼馴染。

本当に君たちは最高だ!!

これからもUGで会った時はたくさん遊ぼうね。

それぞれのお父さん、お母さんをたくさん悩ませたけど、僕たち(私たち)、ここまで立派に成長しました!!

これからも仲良くしよう!!

出会ったあの日と同じ様に。

奈々ちゃん、陽太くん、本当にありがとう。

これからも楽しく過ごしていこうね。

年が明け、早速、柴犬の子犬が社会化お泊りに来ています。

テンくん。

先輩犬の銀次郎、ホロくんにそっくりな強さを持った逸材です。

初日は、お約束のように噛まれ、触れなかったテンくん。

これまたパワーの発散、刺激、最低限の規律とルールが全く足りていません。

本当に連れて来てくれて良かったです。

お客様が思っている以上に結構、危なかったと思います。

テンくんはかなり大きくなります。

こんな子が成犬になってマジ噛みするようになったら大変なことになります。

初日はルールがわからず、群れの刺激に触れ、一日中吠えまくってました。

お客様と会話が出来ないくらいに。

でも、止める必要は無いと感じました。

テンくんもお家では、ケージに入っていることが多く、その鬱憤を爆発させていただけだからです。

そう、陽太が来た時と同じですね。

2日目にはこの笑顔です。

テンくん、君はどんな柴犬になるのかな?

これからだね。

と、いつもならこの辺りでブログは終わるのですが、今回はまだ続きます。

マジで!?

まだあるのかよ!?とお思いの方は休憩やお手洗いへどうぞ笑

この記事を書く数日前の1/29に放送された、NHKのプロフェッショナル 仕事の流儀という番組に噛み付き犬を専門とする訓練士の中村先生が出演しました。

実はあの日、本当に偶然なのですが、本やマスコミにたくさん取り上げられ、セミナーも数多くされ、中村先生と同じく番組に出演されたトリマーの小島さん、他店では断られ、トリミングが出来ないくらいの噛みつき犬を受け入れ、トリマーさんに数多くのセミナーをしている渡辺さんと一緒に、中村先生の元にお邪魔させていただいたのです。

私は以前、中村先生の勉強会に参加した時に、先生のすごさに驚き、感動し、それから先生のファンになりました。

そんな憧れの先生に、合宿や社会化お泊りでわからないことをたくさん質問させていただいたのですが、先生は嫌な顔一つせずに全て答えてくださいました。

Facebookの投稿で厳しいことを書いているし、勉強会でもほとんどお話しする機会は無かったので、もっと怖い方かなと想像していたのですが、怖いどころか朗らかで、先生に叱られるかもしれませんが、お茶目な方だなと思いました。

それでも、実技を見せていただくと、やはり厳しい先生に。

それでも、その厳しさの中にもきちんと理論があり、やっぱり自分はまだまだだなぁと凹みながらも、本当に勉強になりました。

UGのインスタグラム、Facebookで、放送の予告をさせていただき、UGのお客様もたくさんご覧になったかと思います。

ハッキリ言って衝撃的な内容でした。

よく放送できたなと思うくらいに。

お客様の中には、厳しすぎて見れなかったり、店長はこんな人を支持するのか?と疑問に思った方もいらっしゃるかもしれません。

先生は、放送前から包み隠さず情報を公開するので、それを見た一部の方から、暴力訓練士とか、虐待だ!!と批判されてきました。

番組に出ることによってさらにそれらが多くなるのはわかっているとも先生本人が仰っていました。

正直、番組が終わった後に、賞賛の方が多く、感動の嵐とネットニュースなどで取り上げられたのを見て、私はホッとして涙しました。

先生の元にいる犬たちは、ほとんどがプロにお願いしてダメだった子達です。

いきなり先生の元に行ったのではなく、安楽死も考えたり、噛まれて飼い主が病院送りにするくらいのものすごい子達です。

私は中村先生だけがバッシングされるのは納得いきません。

このブログの冒頭にも書きましたが、犬は最初から噛み犬なわけではないからです。

例えば、子犬を販売するペットショップ。

先程も書きましたが、柴犬を愛玩犬のように販売してしまう。

豆柴は大きくならないからお散歩は週に1~2度でいいと言われた。とお客様から聞いた時には怒りを通り越して呆れました。

ペットショップの店員さんの言葉は絶大で、大きくならないと言われた、この子は大人しいと言われた、小型犬だからお散歩はいらないと言われたという接客を信じ、飼って間もなく話しが違う、部屋中暴れまくり、ケージに入れればずっと吠えて、ノイローゼになってUGにカウンセリングに来るお客様が少なくありません。

販売するお店が、勝手に問題犬と言われるベースを作ってしまっているのは事実です。

これも何度もこのブログで書いていますが、子犬はファンタジーではなくリアルです。

そして、テレビで見たから、SNSで人気だから、可愛いから、流行っているからと、その犬種の勉強をしないで飼ってしまうということもこんなはずではなかったとなりがちです。

そして、悩んだ飼い主の受け皿となるべきプロが少なすぎるということ。

子犬でも、柴犬というだけで断られた、元気すぎるからとうちの子だけお迎えにいったら隔離されていた、吠えなくなってから来てください。と断られた等々。

飼い主が優しくないから、犬がいうことをきかないんだと言われたり、逆になめられるな!!戦え!!といわれて愛犬に毎日、噛まれまくって自信を喪失して、疲弊してしまったお客様。

本能が騒ぎ出すからと、他の犬との接触、おもちゃで遊ぶのも一切禁止と言われ、死んだ目で飼い主を噛むようになった犬。

UGだけでもこれだけのケースがあるのです。

ズレたまま、誤解したまま、誤解されたままいってしまっている飼い主とその愛犬は相当数いるのではないかと思います。

そのまま飼い続けてくれればいいですが、簡単に手放すケースも。

その皺寄せは愛護団体の方達に重くのしかかります。

簡単に販売する売り手側。

簡単に飼ってしまう人。

なかなか浸透しない、子犬への社会化。

私は、このペット業界の底上げ、レベルアップがないと、中村先生の所に行く犬は減らないと思います。

プロが直せなかった犬を中村先生は引き受けているのです。

あんなものはとんでもない!!となるなら、そこまでいかないようにはできないのでしょうか?

中村先生の所にいる犬を私が直せるか?

出来ないと思います。

噛み犬としての次元が違いすぎるし、押し切れないと思うし、なにより私のメンタルが持ちません。

実際に見て、尚更そう感じました。

そして、中村先生がいてくれて良かったと思いました。

命が繋がっている子達がたくさんいて、たくさんの家族、愛犬が救われているわけですから。

過程ではなく、結果を見て頂きたいです。

私は、そこまでは出来ないかもしれませんが、そうならないように、子犬の社会化をどんどんやって、発信していきます。

やり方は違えども、想いは一つ。

悩める飼い主とその愛犬のために、笑顔のために、犬を飼って良かったなと思ってもらうために、我々プロは常に勉強し、精進していかなければいけないと思います。