ロイスを家族として迎えて早くも1カ月が経ちました。
やはり、子犬を飼うと勉強になることばかりの毎日です。
ロイスを初めて家に連れて帰った日、家に着いて、用意していたサークルにロイスを入れて、車から荷物を降ろそうとしたら、帰りの車の中で爆睡し、うんともすんとも言わなかったロイスお坊ちゃまが大きなお声でわんわん!!
いや、ぎゃんぎゃん!!だったかも笑?
「おぉ、すげえ吠えるなww」となぜかニヤニヤが止まらない私。
その後も、私がトイレに行ったり、お風呂に入ったりで視界から私が消えると吠えまくるロイス。
それでも、シャワーを浴びながらニヤニヤが止まらない私。
ボルドーが亡くなってから犬との暮らしが無くなり、静かだった私の部屋に子犬がいるのです。
これからまた犬との暮らしが始まるんだと思いました。
ロイスはお里では高度な群れ社会の中で生活していました。
私はロイスとUGに一緒に出勤したかったので、群れの中でも動じない、タフで強い子を飼いたいと思っていました。
ロイスを飼おうと思った決め手は、見学に行った時に、他の兄弟はある程度遊んだりおやつを食べたら寝ていたのに、最後までほとんど寝ずに、ずっと起きて見市さんにわんわん吠えてお喋りしているのを見て、この子にしようと決めました♪
強さは正義。
ボルドーが亡くなり、ひよった私には、目を覚ますくらいの強い子犬が必要だと考えていました。
弱った心の火に灯りをともす起爆剤。
生後3か月まで、高度な社会化を入れられているとはいえ、突然こんな知らないおっさんの家に連れて来られたら、子犬が不安に思うのも当たり前です笑
慣れるまで慌てずに待ってあげたらいいだけの話しかなと思いました。
しかし、ここから高橋はYBK(やべー飼い主)として、ズレたことをしていくことになります。
次の日から一緒に通勤することに。
驚くことに、さほど動じず群れに馴染むロイス。
生後3か月の子犬とは思えないくらいに、行動や考え方がしっかりしています。
私もスタッフも年間、何百頭という子犬を見ていますが、そのスタッフも驚くくらいの洞察力というか、動きが全く普通の子犬と違うんですよね。
これが血統と群れの中で社会化されて育った子犬なのか。と本当に驚きました。
お散歩も早めに行き始めました。
子犬の時間は取り戻すことが出来ません。
もちろん、最初は怖がっていましたが、3日くらいで普通に歩けるようになりました。
この子は天才だ!!
加速する親バカ。
可愛くて仕方がない毎日。
ただ、一点だけ気になることが。
人がいれば大丈夫ですが、私が視界から消えるとロイスは寝ていても即起きて吠えること。
それをさり気なく先輩に相談すると、気になっていたようで注意を受けました。
私がww
久しぶりの子犬に舞い上がり、初めにきっちりとしなければいけないクレートトレーニングをしなかった私。
今の部屋は、フレンチブルドッグのボルドーの終活のために引っ越しした部屋でした。
それでも、11歳になろうとしていたボルドーは元気だったので、あと数年は一緒にいれるだろうと思っていたのです。
ところが、引っ越してからすぐに扁平上皮癌との闘病生活が始まり、引っ越ししてから8ヶ月でボルドーは天国に旅立ちました。
それでも、やはり犬と暮らしたいとロイスを迎えました。
ボルドーが亡くなって、意外と自分は大丈夫だと思っていました。
しかし、ロイスと久しぶりに歩く散歩道。
引っ越してからボルドーが弱ってどんどん歩けなくなっていった道を、逆にロイスは成長しどんどん歩けるようになっていきます。
気が付くと散歩しながら泣いている自分がいました。
歩けるロイスを見れて嬉しくて、でもやっぱりボルドーとももっと歩きたかったという寂しさと悲しさと悔しさ。
ボルドーが弱っていった部屋で、元気いっぱいにおもちゃで遊び、走り回るロイス。
ボルドーが亡くなって、引っ越ししたこの街も、この部屋も暗く見えていたところに差し込んだように光り輝く存在になっていくロイス。
気が付かないうちにルールは曖昧になっていっていました。
甘やかし、色んな事が許されれば、吠えることや、要求は増えていきます。
そう、このブログの題名はわかりやすく分離不安となっていますが、ロイスは分離不安では無いと思います。
実家のお里では全く吠えていませんでしたから。
私は、いつもカウンセリングにいらしたお客様に前の子と、今目の前にいる子は違いますよ、比べないでくださいね。と話していますが、まさにロイスにボルドーを比べてはいなかったですが、勝手に重ねてしまっていました。
ロイスは当たり前ですが、ボルドーを知りません。
ロイスにボルドーは関係ないのです。
ボルドーが出来なかったことをロイスにやってもらいたかったのかなぁと。
ボルドーはボルドー。
ロイスはロイス。
アドバイスをくださった先輩に、なんで私があなたにこんなことを言わなければいけないの?あなたは見本となるべきプロでしょう?と言われ、目が覚めました。
いつもよくしてくださり、優しい先輩です。
私がやれるのをやらずにいたのは違うとハッキリ言ってくださって本当にありがたいです。
いつも私が言っている様に、「過保護」と「可愛い」は違います。←めちゃくちゃ今の自分の心に沁みる一言
あぁ、お客様に言い放った言葉が盛大なブーメランとして私に返って突き刺さっている笑!!
訓練至上主義で、余裕が無い子育てだった1頭目のジャック。
多頭飼いとして、迎えたフレンチブルドッグのボルドーはそこまで厳しくはしませんでした。
そこで初めて知った親バカという気持ち。
ロイスはジャックとボルドーの集大成みたいに育てられたらいいなと思っています。
ただ、久しぶりの子犬で舞い上がりすぎましたね。
だってー、ロイス可愛いんですもん笑
でも、ロイスが可愛すぎてお客様の気持ちがなんとなくわかってきました!!
ロイスは部屋に放してもおもちゃできちんと遊んで、イタズラしませんし、トイレも教えてないのにトイレシーツの所まで行って出来たりと、本当に頭が良いと感じます。
吠えるのも、視界から消えると吠える以外は無駄吠えはありません。
夜中や朝にわんわん吠えて起こされたなんてこともありません。
あ、掃除機にはまだ吠えますね笑
練習しよう♪
クレートトレーニングを始め、今はクレートやサークルに「ハウス」と声がけすれば喜んで入るようになりました♪
視界から消えると吠えるのは、何をしているのかわからないから吠えているのかな?とも思い、トイレに行くときは一緒に行くようにしました。
おっさんのトイレなんて犬も見たくはないでしょう笑
直ぐに飽きてトイレに行くことで吠えることは無くなりました。
お風呂は、一緒に入ったら濡れてしまうので脱衣所にクレートを持ち込んで何をしているのかを扉越しに見せました。
これまたおっさんの風呂に子犬も興味はないでしょう笑
吠えなかったので、少しずつ脱衣所から離したらなんとなく理解したようでそれもほとんど吠えなくなりました。
たまに長くお風呂に入ったりしていると、ひやっ!!みたいな明石家さんまさんみたいな引き笑いの時みたいに声を出すときはありますが、最初の全力の吠えとは違い、我慢していて可愛いなぁと♡←また甘くなってる??
そんな感じで、2~3日くらいで吠えなくなりました。
休みの日も、ずっとべったりするのではなく、必ず留守番の練習のために数時間は出掛けるようにしました。
最初はそれこそ、マンションの外にまで聞こえるくらい吠えていましたが、今は吠えても声の大きさはそこまでではないか、吠えなくなり、吠えたとしても、直ぐに吠え止むようになりました。
そう、これもいつも書いていますが、人が変われば犬も変わるのです。
私は、兄弟の中で一番タフで吠えていた子を飼いました。
自分で選んだ子です。
ロイスは最高の犬です。
最高のブリーダーさんから、最高の血統の、社会化を入れてもらった子犬を譲っていただきました。
良くするのも、そうでなくするのも私次第なのです。
しかし、短期間でこんなにロイスが可愛くなって、こんなにジャックラッセルテリアにハマるとは思いませんでした。
本当にロイスを飼って良かったです!!
先日はお里帰りをしてきました。
露木さん、見市さん、スタッフの方に会うとそれはもう大喜びでした♪
帰れるお里があるっていいなぁと改めて思いました。
時には笑わせてくれて、
笑顔が本当に素敵で、
元気いっぱいのロイスと楽しく暮らしていきたいです♪
プロである前に愛犬家でいたいです。
でも、みんなのお手本になれるように育てます。
ロイスは天才ですので♡
YBKの高橋頑張れ!!
私が甘やかしすぎないように気を付けなければ笑!!
まだ生後4か月。
それなのに、たった1か月で大量の気付きを与えてくれたロイスに感謝です。
ジャックとボルドーとは違うことを、ロイスの子育てから学び、また自分は成長できます。
勉強に終わり無し!!
ロイスありがとう!!