今回は柴犬のランちゃんの物語です。
ハリケーン女子と呼ばれ、笑顔でみんなをなぎ倒す勢いだったハイパーガールのランちゃん。
前にブログに書いた、ミニチュアシュナウザーのシーザーくんの同期で非常に印象に残っている子です。
お客様に今回ブログを書くにあたって、改めてランちゃんとの出会い、なぜUGに来ることになったのか?などをカウンセリング以来お聞きしました。
では、どうぞ。
先代犬が亡くなりしばらく時間が経ち、父の運動習慣が途絶えてしまった事や、家の中に息づく存在の無さが寂しくなり、また犬との生活を始めようと思いました。
ただ環境的に子犬からは厳しいなと考えていたので、お母さまが保護活動されている友人に、成犬でご縁があったらお願いしたいと話をしていました。
そこから頂いた話がペットショップ流通オークションで値段がつかなくて戻ってきてしまった柴犬の子犬をお願いしたいという話でした。
当初の希望とは違いましたが、写真を見て実際に会いに行って、年齢的にも子犬から暮らせるのはラストチャンスだなと思い引き受けました。

迷っている間にオスの予定だったのがメスになり、と二転三転して最終的に縁があったのがランでした。

家に来た日から本当に元気で、ケージに入ってる時以外はほとんど寝ないし、捕まえようものなら噛んで引っ掻いてもがいて大暴れで逃げようとする活きのいい魚のようでした。

まだ2回目のワクチンも終わってなくて散歩にも出せなかったので、疲れるまで勝手に遊ばせようと思ったら、屋根のないサークルなんてあっという間によじ登って脱走出来るようになってしまい(笑)

よく飼い方の基本にある「しつけ」をしようにも、全く聞く耳を持ってもらえない、いやな事があればとにかく甘噛みしてくるので全然落ち着かない状況でした。

先代、先々代のシェルティの時はこんなに大変だったことは無かったので、可愛いけどどうしたものかな~と2年前の12月は困っていた記憶があります。
一度、仲介をしてくれた友人がお世話になっている訓練士の方に来ていただいて、お座りや、落ち着かせる方法、叱り方など教えて頂きました。
その時にランは賢いから分かっててやってるし、強くて叱られてもなかなか反省しない。叱られてもすぐニンゲンスキ!って感じで寄ってくるのは良い所だけど、舐められてるから飼い主さんの考え方と態度を変えないと、という話をされました。
とっても親身になってくださる良い方でしたが、教えて頂いたことは基本常時人が居る状態でないと実践が難しく、年末年始休暇明けも続けるのは難しいなと思い、困っていた頃に店長ブログを読んでいたUGに「とりあえず1週間預かって貰えないかな」くらいの気持ちで休み明けてすぐに電話しました。
社会化お泊まりが終わった後の変化
おすわり、ふせ、待てが出来るようになって、散歩でまっすぐ歩けるようになってました(笑)
それだけでヤッター!だったのでそれ以外はあまり記憶がないです。
あと散歩の練習時に店長に、前に飼っていたシェルティは、飼い主に寄り添うわかりやすいタイプだけど柴犬は真逆のタイプの子もいるからという話を聞いて、「どうして」と思っていたことを「これが柴犬かぁ」と思えるようになった事が一番大きかったかもしれません。
1歳まで大変だったこと
「1歳まで頑張りましょう!」と最初から言われていたし、週末のアフターケアに行ったら疲れて帰ってきてちょっとおとなしくなるからやってみるか、と思い習い事のように通っていました。
平日5日間頑張ったら週末2日間はアフターケアに行くので、手が離せて息抜きしてを繰り返していたと思います。
生後8か月くらいの時に散歩中に広い道に出たり、他のわんちゃんとすれ違った後に興奮すると足首に噛みついてくるようになって、お散歩の仕方をもう1回見てもらった事がありました。
それ以外もダイニングテーブルに飛び乗るようになったり、高いところにあるものを全部咥えてなぎ倒したり、細かいことはたくさんあったような気もしますが、「土曜に中目黒行くしいっか」の気持ちで過ごしているうちに1歳になったが正直な感覚です。
もし読者に伝えたい事があれば
明確に「卒業!」と言われた事はないので、まだ卒業出来てないのかもしれませんが笑、徐々にアフターケアに行く頻度が減り、その分近所のドッグランに行くようになったら他の普通のわんちゃんとも上手に遊べるようになっていたり、お散歩しているとすれ違う人に愛想を振りまく、わんちゃんも人間も自分の事が好きで遊んでくれる!と思っているヒロインタイプの柴犬に成長しました。
いつからか「ヤメロ」が分かるようになり、一旦止まるけどやめるかどうかはお気持ち次第ですが、2歳を過ぎて高いところに飛びついてものをなぎ倒したり、咥えて逃げたりが減り、初めてやっと「ちょっと落ち着いたな」と思えました。撫でて欲しくて寄ってくるようにもなり、まだ大変なこともあるけど困ったなと思う事はなく暮らしています。
UGに相談のLINEも全然送らず、スタッフさんに声掛けて頂いても困ってること…そんなに無いかな!という状態で毎週預けに来ることだけ真面目に取り組んだUGに丸投げの不良飼い主だったな、と今になって思いますがこんな適当な感じでも見放さずに飼い主共々面倒を見て下さるので、気軽に相談してみたらよいと思います!
というお客様からのお言葉でした!
ありがとうございます。
UGにカウンセリングに来る柴犬は噛んで触れない、血が出るほど噛むなど、深刻な場合が子犬でも多いのですが、ランちゃんは子犬の頃からそこまでの攻撃性は無く、ただ底抜けに明るく、元気で、元気がゆえにとにかく止まらない、体力があって遊びまくるタイプでした。
カウンセリングの時にうちでやってもいいけれど、とにかく体力が凄いので毎週来てもらうか、もしくは長期で預ける先輩のところでガッツリやるかどちらにしますか?とお聞きすると、UGに通います。と仰ってくださいました。
ミニチュアシュナウザーのシーザーくんも甘噛みは凄かったですが、ランちゃんも本当の意味でのヤバさはなく、どちらもとにかく開放させまくればある程度落ち着くのは店長はわかっていました。
途中、反抗期みたいなのもありましたがお客様ご家族が割とブレないというか、神経質にならないので焦らず、じっくりやっていけば大丈夫という気持ちでした。
成長した今は、UGに来るのはアフターケアも兼ねた月に一度のシャンプーの時くらいになりました。
そんな時、先輩のトレーナーさんから犬の服のモデル犬を探している、柴犬で良い子はいないか?と聞かれ、店長の中ではランちゃんしか思い浮かびませんでした。
柴犬は繊細で警戒心も強いです。
撮影の途中、いや最初からいーやーだー!となる可能性も全然ありますが、ランちゃんなら撮影すらも楽しむのではないか?という予想がありました。
当日の撮影は人が多い駅前でしたが、ランちゃんは、よ、洋服ってあんまり着たことないのよね…と戸惑い、歩き方がぎこちなくなったくらいで、頑張ってくれました!
その時に先輩トレーナーからランちゃん、柴犬なのに凄いなぁ。と言ってもらえてとても嬉しかったのを覚えています。
そこから数ヶ月後、再びモデル犬撮影の依頼が。
場所は山梨県は北杜市、小淵沢インター直ぐ近くの犬も連れて行けるキャンプ場のフレックスフィールド。
ドッグランの中に車を泊めて、テントを張れるという犬飼いからすると天国みたいな場所です。
自然の中で良い表情をしてくれる柴犬を探しているとの事で、これはランちゃんがまさに適役だろうとなりました。
モデル犬はただ可愛いだけではなく、撮影中にこちらの指示に応えてくれて、休憩を挟みながらですが、半日くらいは撮影時間があったりします。
撮影の合間に落ち着いて待機できるか?
気持ちが切れてしまって、もう嫌だー!とかもうお家に帰りたい!とならない子、撮影に飼い主様は同行しないので、飼い主に依存が強すぎる子、ハウストレーニングが出来ていない子も難しいです。
その点、ランちゃんは毎週末UGにお泊まりに来ていて、飼い主様と離れても店長とロイスがいれば大丈夫だろうという自信がありました。
はっちゃけハリケーン娘、強さを活かしてモデル犬やりますっ!

撮影当日は、車で出発して2時間半くらいで現地に到着。
着いて早々、遊びまくるランちゃん笑

なーんも物怖じしません。
遊んで、お水ごくごく。

撮影スタート。
ランちゃんがキャンプを楽しんでいるというテーマで夜のテント内でお布団で寝起きするシーンがとても良い感じだったのですが、暗すぎて上手に撮れなかったみたいですが、この時に既に撮影スタッフの皆様の心は鷲掴みしたランちゃん。
全てのシーンを楽しそうにするランちゃんの笑顔にその場にいる人間全員がメロメロになったのでした笑

その夜は焚き火をたいて、美味しいご飯を食べて、テント内でも犬は大丈夫ですが思ったよりも冷え込みがあり、ロイスとランちゃんは車の中で寝る事に。
一緒に寝れないのは残念でしたが、別々のスペースでも、もちろん吠えたりはしませんでした。
翌日もやる気満々のランちゃん。

順調に撮影をこなしていきます。

撮影しながら、この車欲しくなりました!
ロイスとこういう車で旅できたら楽しいだろうなぁ。なーんて妄想を繰り広げる店長。

休憩中にスイカを欲するランちゃん。

被り物をしても笑顔なランちゃん笑

ガタガタゴトゴト揺られてもなお笑顔なランちゃん笑

キャンプサイトの近くには自然がたくさん。

もうジブリやんけ。とため息をつく美しさ。
この後、ランちゃんが冷えた沢に入ろうとしてモデルさんが慌ててました笑
こうして、無事に撮影が終わりました。

帰りに中央自動車道の双葉サービスエリアでは上下線ともに富士山がドーンと見えるのも店長からするとめっちゃテンション上がりました。
帰りにこれ見れてさらに来て良かったと思いました!
その数ヶ月後にも、再び撮影に来ました。

暑い中、撮影を頑張ってくれたので、

さらに標高が高い清里テラスに行きました。

犬連れは、貸し出しのクレートがありますがランちゃんもロイスも余裕でクレートに入ってリフトでテラスへ。

絶景。
そして、涼しい。

撮影だけじゃなくて、楽しい思い出を作りたい。

富士山は見えませんでしたが、このあとにロフトで下って、ふもとのドッグランで爆走し、ご飯を食べて、楽しみました。
ランちゃん効果!?もあり、フレックスフィールドさんのInstagramはフォロー数が目標だった10000人を突破し、ランちゃんのモデル犬はとりあえずいったん終了となりました。
フレックスフィールドさんのInstagramにランちゃんの投稿がたくさんあるので、是非ご覧になってみてください。
自然な表情のランちゃんをご覧いただけると思います。
ランちゃんのご家族は体力があって大変な時もありましたし、今まで飼っていたシェルティとの犬種の特性の違いに戸惑う事はあれど、否定的になったり、疑ったり、ヒステリックになったりはありませんでしたね。
そこもランちゃんが伸び伸びと育つ事ができた大きな要因ではあると思います。
そんなランちゃん、先日のUG忘年会に来てくれました♪

同期のシュナウザーのシーザーくん以外にも初めましての子達ばかりでしたが、ランちゃんは全く動じることなく、楽しんでおりました。
強い犬はぶっちゃけ飼いやすいとは言えないかもしれません。
運動量が必要だったり、自己主張が強かったり、興奮しやすく、いったん興奮すると言うことを聞きにくい事も。
でも、根気強く接して、その強さを活かせたならば、ランちゃんのように他の大人しい子や、怖がりな子ができない事をできたりします。
強さは正義。
決してマイナスばかりではありません。
今年もランちゃんみたいな強い子と出会いたいです。
あ!明日早速、新年早々に、年末に社会化お泊まりに来た黒柴のそらくんが山梨県からアフターケアに来ますね笑
そらくんも今は、小熊みたいに大変なところはありますが、やる事をやっていけば、どっしりと構えたカッコ良い黒柴になるはずです。
お客様も今は、先住犬の黒柴とこんなに違うのか。と思うかもしれませんが、そらくんもランちゃんと同じく攻撃性よりも体力底無し系なので、やる事やれば大丈夫なはずです!
否定よりもまずは肯定してあげることが大切です。
店長のカウンセリングには、店長ブログを読んで来る方がほとんどです。
今、子犬の子育てに悩み、SNSを観たりしてやっているけどなかなか上手くいかない、パピークラスに行くとなぜかうちの子だけ浮いている、トレーナーさんからは苦笑いされたり、血が出るほど噛んでくるなど、普通の子犬と明らかに違うと思ったらまずはご連絡ください。
激しくも強い子が店長は大好きなのです。
他の施設やお店で冷遇されているのであれば、UGに来て欲しいです。
UGなら輝ける可能性があります。

この笑顔のランちゃんのように。
今年もはっちゃけた子犬との出会いを願います!
