子犬を1頭ずつケージに入れるのは可哀想なのか?改めて考察してみたいと思います。

トイプードルの子犬達、夜はまだ3頭一緒に寝ていますが、昨日から昼間は1頭ずつケージで過ごす時間を増やすことにしました。

これによるメリット、デメリットを改めて考えてみたいと思います。

以前にも紹介したように、女の子のかぐやと姫はかなり社交的で、男の子の桃太郎は引っ込み思案で、いつも2頭の影に隠れているような印象でした。

個別でケージに移すことで、寂しがるかなと一番心配だったのは桃太郎だったのですが、実際に1頭ずつになったときに一番生き生きとしたのは桃太郎でした(*^^*)

店内に放しても、イケイケのかぐやと姫についていけず、1頭でポツンといることが多かった桃太郎。

一緒にいても、何かをしようとしても、すぐにかぐやと姫に負けてしまう桃太郎が心配でした。

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ところが、1頭になった桃太郎、「うっひょー♪たのしー♪」といわんばかりに、今までに見たことがないくらいの勢いでおもちゃをブンブン振り回し始めました(笑)

これには店長も大喜び\(^^)/

今までは、遊びたくても女子チームに負けてしまっていたんだね・・・

女子強し!!

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最初は1頭だけフードを食べるのが遅く、競わせるように3頭一緒じゃないとフードをあまり食べなかった姫も自分のペースでガッツリ食べれるようになっていました(^^)v

そして、意外だったのがリーダー的存在で元気印のかぐやが姫と桃太郎から離れると大人しくなってしまったことでしょうか。

3頭でいるときには見せない表情をたくさん見ることが出来ました。

兄妹みんなで一緒に過ごすことは、社会化には素晴らしく、重要なことです。

ですが、1頭ずつきちんと個別に体と精神の状態を把握することも私は重要だと思っています。

常に様子を見れるように、すぐに近くに子犬はいますが、私がずっとケージを見ていられるわけでも無く、例えばうんちをしたときにどの子がしたのかわからないときがあります。

3頭一緒に飼われるのであれば、ずっとみんな一緒にいてもいいと思いますが、現実的にその確率はかなり低いです。

今から、少しずつ1頭で過ごすトレーニングをしていきます。

そして、その子にあわせた育て方をしていきます。

もちろん、日中には何度もケージから出して3頭で遊ばせる時間は作ります(*´∀`)♪

来月には、ワクチンが終わったら、外にみんなで散歩の練習に行きます!!

桃太郎はこれから、自分のペースで成長し、少しずつ自信を付けていくことでしょう。

いつまでもかぐやと姫の影に隠れていては、卒業させることが出来ません。

子犬は子犬らしく、遊ぶときは遊んで、暴れるときは暴れたらいいのです(*≧∀≦*)

スイッチのONとOFFの生活リズムをはっきり作っていくのが大事だと私は考えています。

同じトイプードルの子犬で、なおかつ、兄妹でもこれだけ性格が違います。

当店の子犬は生後4ヶ月以降までお店にいた子は夜鳴きをまずしません。

お店にいる間にケージに慣らしているからです。

ケージに慣れるメリットとして、あまり不安を煽ることは言いたくないのですが、もし地震などの災害があったときに、ケージに慣れている場合とそうでない場合では、避難時に、人にも愛犬にもかかるストレスは全く違うものになります。

ペットホテルに預けるときなどもケージで過ごすことが多いかもしれません。

病気で動物病院に入院するときなども、フリーでいることはなく、ケージで安静に過ごすことになります。

慣れている子は、比較的大人しく、慣れていないと、ずーっと吠えたり、落ち着かないかもしれません。

誤飲やいたずらが多い子犬の時はケージを上手く活用してもらって、成犬になったらフリーの時間を多くしても良いのかなと思います。

1度、家族に迎え入れたら10年以上の付き合いになります。

子犬の時の経験はその子に多大な影響を与えます。

UGペットはお客様が子犬を飼った後に、元気いっぱいだけれど飼いやすい子犬にするための努力を惜しみません。

これからも大事に育てて、大事にお渡ししたいと思います。