ビションフリーゼの子犬が卒業しました。

今回の記事は、先月の5月22日にUGに仲間入りして、6月14日に卒業と、UGの子犬にしては異例の早さで卒業したビションフリーゼの子犬の卒業ブログです。

UGに来た経緯は、この子が来る前から店長の中でビションフリーゼがじわじわきていたところに、一時預かりで来てくれたビションフリーゼのお客様から「ブリーダーさんのところにまだこの子の兄弟の男の子が1頭いますよ。」と聞き、これはもういくしかない。と、即効でブリーダーさんに連絡し、ブリーダーさんがちょうど海外に行くとのことで、トライアルのような形でUGに来ることになりました。

今だから言いますが、トライアルという気持ちはほとんどなく、一度UGの敷居を跨いだらブリーダーさんに返すつもりはありませんでした笑

だって、私の場合、すぐに情が湧くのは自分自身が一番わかってますからね笑

そうしてお店に来たビションフリーゼの子犬は生後9か月。

普通ならお店に入れるのはリスクがあるかもしれない月齢ですが、ブリーダーさんのところにいる様子を見させていただいて問題はないと感じました。

この子は「売れ残り」などでは決してなく、むしろビションフリーゼをこよなく愛するブリーダーさんが信頼出来る飼い主にしか渡したくないというこだわりと愛情を感じました。

群れに入れた瞬間に、即馴染む笑

これなんですよねー。

気は強いんだけど、神経質すぎない堂々とした性格。

ニコニコ笑顔の太陽の子。

なんて素晴らしい子なんだ!!

この子はもううちの子だ笑!!と勝手に決め、一目ぼれした店長♪

実は前からビションフリーゼの子犬どうですか?とブリーダーさんに声はかけていただいていました。

でも、トイプードルに比べて大きいし、毛の手入れも大変そう・・、あと、トリミングも暴れたり、噛む子が多いイメージがあり、明るそうだけど、いざという時に扱いにくいイメージがありました。

でも、UGに来るビションフリーゼの子達はみなハッピーでいい子たちばかり。

ビションフリーゼ、いいかも。と思い始めていた矢先にUGに来ることになりました。

ブリーダーさんが海外から帰ってきてから、正式にUGの子になり、名前をフランス原産の犬種なので、堂々としたリーダー犬になるように、という願いを込めてライオンという意味のリオンと名付けました。

店内を自由に飛び回るライオンさん笑

初日から馴染んだフレンドリーなリオン。

後輩犬の相手もしてくれる優しい性格。

遊んでくれるけど、傷つけたりはしません。

とうっ!!

ただ、譲らない部分もあり、ご飯の時間になると大興奮。

最初は伏せ、待てをわかってはいるものの、なかなかしたがらないプライドの高い一面も。

群れを守ろうという意識も強く、UGに新しく来た子に反応することもありましたが、それも言い聞かせればわかるようになりました。

UGにいた時間は短かったですが、

みんなリオンが大好きでした。

後輩にもみくちゃにされたり、

ひそひそ話しで後輩犬の悩み相談を受けたり笑!?

細かいこといってないで遊んじまおうぜー!!と

とにかく大活躍でした。

白もふペア♡

時には兄弟犬や親戚の子でビションフリーゼ祭りになる日も。

トイプードルとビションフリーゼのもふもふday♡

リオンと同じブリーダーさんの山ちゃん先輩♪

可愛すぎるやろーっ!!

みんな笑顔が素敵です。

お散歩も楽しかったですねー

白黒のチームオセロ♡

そんな楽しい毎日が続いたある日、運命を変える出会いが。

お客様から連絡をもらった時、あ、このお客様のお家にリオンは行くのかも。と思いました。

UGに来てもらい、その日のうちにリオンを家族として迎えたいと仰っていただきました。

性格はとてもいいので、飼う上でクリアしてもらいたい条件は、可愛がってもらうことはもちろんですが、せっかくビションフリーゼを飼うわけですから、普段のお手入れはもちろんのこと、トリミングできちんと被毛の美しさをキープしてくれるお客様でないと渡せない。というのはありました。

しかし、それもお客様はクリアし、めでたく卒業となりました。

あまりにも早い卒業。

でも、本当にいい子なので、安心して送り出すことが出来ます。

人が好きすぎて、若干分離不安があるのがちょっと心配ですが・・・笑

卒業前に、ニコリさんのランチへ。

リオンもニコママの手作りおやつに目の色が変わる笑

最初はマナーベルトをさせられ、テンションが落ちていましたが、

うまうまおやつで一気に笑顔に♪

お客様に飼われた後もこの明るいキャラクターと笑顔で人気者になることでしょう。

短い期間でしたが、リオンに出会えて良かったです。

あ、リオンから名前はジュンになりました。

お客様と新しい名前をどうしますか?と相談していて、最近仲間入りした子犬はリオン、トイプードルの子犬はベイリーとハンナと名付けましたが、いつもは季節にちなんだ名前が多いです。というやり取りをしていたら6月に家族として迎えたのでジューン→ジュンとなりました♡

すぐにではないですが、UGは卒業ラッシュが続きます。

黒プーのロゼは前から飼いたいと仰ってくださったお客様がロゼを飼うにあたり、引っ越しを決めてくださったので、引っ越しした後に落ち着いてから、夏ごろの卒業を予定しています。

新しく仲間入りしたトイプードルの男の子のベイリーも生後4か月までUGの群れで育ててからお客様のお家に行きます。

残るは・・・・

店長溺愛のクレイジー牡丹と、牡丹に瓜二つのハンナです笑

君たちはどんな素敵なお家にいくのかなー?

今回も素敵な縁がありました。

ジュンも、あっさり決まったように思われるかもしれませんが、ジュンがブリーダーさんの元で愛情たっぷりに育てられ、きちんとした繁殖の元にブリーディングされていた子犬で、社会化が出来ていたこと、家族として迎えるお客様がきちんと飼ってくださるとわかっているからお渡し出来ました。

ベイリーを飼うお客様は、昨年の10月ごろから子犬を飼うなら絶対にUGで。ということで、半年待ってやっと子犬を飼うことが決まりました。

それでも、ベイリーのやんちゃさに今から正直、心配な気持ちもあります。

それでも、私の接客というか尋問?に近い問いかけにも一生懸命に答えてくださったお客様に、ベイリーを飼った後は最大限のフォローでお応えしたいと思っています。

なぜ犬を飼うのか?

なぜトイプードルなのか?

なぜUGから子犬をかうのか?

これに答えられなければ、絶対に子犬を渡すことはありません。

生々しい話しになってしまいますが、カードや現金20~30万もあれば、ペットショップに行って抱っこして可愛い~。となれば「誰でも」子犬が飼えてしまう日本。

よくよく考えてみたら恐ろしい話しです。

医療などの発達もあり、長生きしたら20年近く生きる子もいます。

ペットショップで目が合ったから。

運命を感じたから。

そう興奮し、ワクワクして飼った子犬があっさりと手放されてきたのを何度も見てきました。

簡単に販売するペットショップ。

簡単にかってしまう飼い主。

正直、本音を言えばペットショップの生体販売が禁止になればいいなと思っています。

もしくは衝動買い出来ないくらいに価格が上がるとかですかね。

みんなもっと悩んで、考えて、癒されるなどの可愛いだけでなく、マイナスな部分も考えてもらえたら、「こんなはずじゃなかった」はかなり防げると思うのです。

「可愛い」が優先されがちな日本ですが、それよりも先に命に対する責任感をもっと持てるようになればいいなと。

これからも私は子犬の販売するにあたって、抱っこ商法、可愛いですよなどという根拠のない接客無し、子犬を飼いたいと言われてもなぜ子犬を飼いたいのか?という質問攻めを、感じが悪いと言われても、やり方を変えるつもりはありません。

そんなペットショップがあってもいいんじゃないですかね?

これからも我々に出来ることをやっていきます。

私はこのペット業界で働いているプロとしてプライドを持って仕事をしていきたいです。

ジュンの卒業ブログなのに、熱くなりすぎて脱線しまくってしまいましたー

今日も、私の足元では子犬たちが一生懸命に考えながら遊んでいます。

時には私や、先輩犬に叱られながら。

でも、その先輩犬たちも数か月前、1年前はお客様を泣かせていた子達なんですよね。

みんな立派に成長してくれて本当に嬉しいです、

犬を飼ったなら、みんな幸せになってもらいたいいです。

飼われた子犬も飼われたならば幸せになってもらいたいです。

みんなが幸せになれますように。

ジュン、UGに来てくれてありがとう。