ペットショップで子犬を飼うということ 4

UGに新たに子犬が仲間入りしました。

トイプードルの男の子と女の子の兄妹、生後2か月。

いつものブリーダーさんからです。

今回の子犬もイカれてます、はい笑

男の子はベイリー。

女の子はハンナ。

「僕のワンダフルライフ」という映画から名前をもらいました。

兄妹仲良くガツガツとご飯を食べ、

ケージの中だけでなく、店内での自由運動も早めにさせます。

UGは病気のリスクよりも社会化を重視します。

もちろん、そのリスクを少なくするために、毎回、伝染病の出ていないブリーダーさんから子犬を迎えています。

今まで末っ子だった牡丹に出来た初めての後輩。

牡丹よ、余裕なのも今のうちだぞ笑

女の子のハンナは見た目も性格も牡丹そっくりです笑

男の子のベイリーも、ハンナほどではないですが、やんちゃかなと思います。

最初はおぼつかなかった歩様も、毎日の自由運動のおかげで、同じ月齢の子犬をぶっちぎるくらいのスピードとパワーを身につけつつあります。

もちろんまだ体力はそこまではありませんので、

最初は少し遊んだら、すぐに休ませます。

寝るのも子犬の大事な仕事です。

そして、仲間入りしたのはトイプードルだけではありません。

ビションフリーゼの男の子も仲間入りしました。

店長が最近、気になっていたビションフリーゼ。

お友達のトリマーさんが連れて来てくれたビションフリーゼをいいなぁ♪と眺めていると、「もう1頭、この子の兄弟が残っているみたいですよ。」と聞き、即効でブリーダーさんに連絡。

ブリーダーさんが仕事で海外に行く間にUGで預かることに。

来たビションは想像通りの素晴らしい子でした。

一言で表すなら「太陽の子」

気も強いし、体力もめちゃくちゃありますが、気立てが良くて笑顔も素敵なこの子に店長はメロメロに♡

名前はリオンにしました。

フランス語でライオンという意味です。

新たなリーダーとして期待しています。

ワクワクが止まりません。

リオン、ベイリー、ハンナと出会えたのも良い犬を真面目に繁殖してくれているブリーダーさんのおかげです。

ありがとうございます。

大切に育てて、必ず幸せになってもらうようにします。

皆様、これからリオン、ベイリー、ハンナをよろしくお願い致します!!

最近、カウンセリングや、社会化お泊りの子犬たちのお預かりでバタバタしましたが、そんな中で仕事中に泣きそうになることが何度かありました。

ある日のこと。

スタッフから「店長、お花が届きました。」と言われました。

ん?お花?

箱を開けてみると、まめふくママからジャックへ、四十九日のお花でした。

カウンセリングが始まる前に危うく泣きそうになる店長。

その後も、いつもお世話になっているnicoriのママさんからもお花とジャックに手作りのおやつを頂き、夜にはアリーちゃんママからもお花を頂きました。

ジャックの四十九日を覚えてくださっていたことに驚き、なぜここまでしてくださるのかと思いながらも、本当に嬉しかったです。

バタバタしていてきちんとお礼を言えず、申し訳ありませんでしたm(__)m

奈々ちゃんママやお友達のトリマーさん、メーカーさんからもお花を頂きました。

まるちゃんのママからもお花をいただきました。

本当にありがとうございます。

今年は桜が早く咲き、あっという間に散りました。

毎年、桜の時期はジャックとボルドーと写真を撮るのが楽しみでした。

毎年、桜の時期はワクワクしました。

ジャックとボルドーは毎年、写真ばかりで迷惑だったかもしれませんが笑

桜が散ると菜の花が咲き、

新緑の季節がやってきて、

2頭で撮るのが当たり前だった写真も、

今年はボルドーだけ。

ジャックのご機嫌なダンスも今年は見ることが出来ません。

天然のブラシは気持ちいいぜぇーっ!!

うひょー♪

今年は静かです笑

でも、今までジャックのペースに合わせてお散歩していたボルドーは、自分のペースでガンガン歩けるようになりました。

今まで、ジャックに合わせさせていた分、これから色んなところに行きたいです。

ジャックは、今頃は天国で笑っていると思います。

親父、いつまでも凹んでんなよ!!と言われそうです笑

でも、ボルドーよりもオレが一番だからね!!とも言ってそうです笑

おーい、ジャックよ、皆様から頂いたお花見えるか?

ニコママからも、大好きな手作りのささみジャーキー、砂肝ジャーキー、サーモンもらったよー

大好きだったもんねー

良かったな。

嬉しいね。

ボルドー、兄ちゃんの分まで頑張るぞ!!

気合いを入れろ!!

気合いは入れてもいいけど、よだれと歯はしまってください笑

ボルドーもシニア期に差し掛かっているので、

無理せず楽しくやっていきたいと思います。

最近も途絶えることなく愛犬の暮らしに悩んでいる飼い主様と、その愛犬のカウンセリング、社会化お泊りが続いています。

あ、そういえば、カウンセリングのお客様からブログの更新を楽しみにしています。ずっと待っています。とよく仰っていただくのですが、InstagamやFacebookはほぼ毎日更新していて、時にはブログかよ!!と書いている自分が思うほどに長い文章の投稿もあるので、いつ更新されるかわからないブログよりも、そちらを見ていただいた方が良いかもしれません。

最近、カウンセリングに来たお客様も愛犬も悩んでいることは様々です。

飼い主を噛んで病院送りにした子。

頭が良く、気が強く、飼い主を翻弄する子。

お散歩の度に鳴きまくり、真夜中しかお散歩に行けなくなってしまった子。

お散歩で拾い食いをしてしまう子。

体力底無しの子。

依存が強すぎて、人から離れられない子。

いつもはお利口なのに、食事やおやつの時になると豹変してしまう子。

飼い始めた子犬との暮らしの暮らしに疲れてしまったお客様。

可愛いのに、愛犬を心の底から信じられずに泣くお客様。

他の施設で断られ、傷付いてUGに来たお客様。

お散歩で拾い食いや、吠えに悩むお客様。

土日は、一日中カウンセリングの日もあり、合間に預かりの子達を見るので、最近、お客様から店長と話し出来なくなったと言われることも・・

余裕がなく申し訳ありません。

それでも、カウンセリングに来て良かったです。とお客様に仰って頂くととても嬉しいです。

鳴きまくるので真夜中にしかお散歩に行けなくなった子のカウンセリングが最近では特に印象的でした。

お客様からの紹介で来たその子は緊張も凄かったですが、事前に聞いていたよりもその子の目が、雰囲気がいいな。と感じました。

お客様のお持ち頂いた紙をじっくり読ませていただいて、この子はそこまで悪い子ではないと思いました。

緊張が緊張を呼び、負のスパイラルに陥ってしまっているのかなと。

お客様に「お散歩に行きましょう。この子の問題というよりも、お客様の問題の方が大きいかと。お二人の緊張を解除します。お客様は不安だとは思いますが、多分、大丈夫だと思います。」とお話ししていざ散歩へ。

一歩UGから出た瞬間にすごいことになり、お客様の緊張が強すぎるので一旦解除しようとリードを持たせてもらうと、私のお尻に噛み付きました笑

ジーンズがずり落ち、公共の場で半ケツの店長ww

そのあともう一回お尻を噛まれ、足を噛まれましたが、緊張と興奮と不安が理由なのは明白だったので、お父さんが必死にやっているリードショックをやめてもらいました。

お客様は、え!?リードで制しないでどうやってお散歩するの!?と思ったかもしれませんが、今のこの状態ではリードショックは緊張の上塗りをしているだけです。

この子はお家の中と慣れた特定の場所では問題がありません。

では、なぜ他の場所では真夜中にお散歩に行かなければいけないほど鳴きまくるのか??

不安だからです。

緊張しているからです。

まずは鳴いてもいいから、お客様には胸を張って、楽しくお散歩してもらいたいと思いました。

お客様が変わればこの子は変わるのではないかと思い、お客様の緊張を解除しながら歩きました。

最初はその子も激しい動きと息遣いでしたが、10分も経たずに多少引っ張るものの、リードがたるむ時もあるくらいに落ち着いて歩き、結果的には散歩中に一言も鳴かずにお散歩することが出来ました。

やはり、この子は出来る子でした。

お客様の飼い方は間違っていません。

逆にものすごく大事にされていて、この子もそれはわかっています。

でも、お客様が周りに迷惑をかけたらどうしよう。吠えたらどうしよう。となってしまい、世界はどんどん狭くなってしまいました。

私はその狭くなった世界からお二人を外に連れだしただけなのです。

お客様の「こんな明るい時間帯の昼間に、こんなに人も犬もいる状況で歩いたのっていつ以来だろう。本当に嬉しいです。」という言葉が印象的でした。

そう、お散歩は楽しんだほうがいいのです。

吠えるから悪い。ではなく、いつものように吠える原因はなにかを考え、それらを取り除いただけで吠えることなく歩けました。

最初から悪い子犬はほとんどいません。

トレーニング、しつけのやり方云々よりも、まずは子犬の気持ちを理解できたら、社会化が当たり前のように出来たら、問題犬と呼ばれる子犬は激減するはずなのです。

先程、紹介したリオンもベイリーもハンナも手放しで飼いやすい子犬ではありません。

気も強く、体力もありますから。

でも、我々はこれまでそういう子犬がいい。

生き生きしている元気な子犬がいい。と仰ってくださるお客様の子犬をお渡ししてきました。

少ない頭数ですが、着実に確実に子犬をお客様にお渡ししていきたいと思います。

これからも、人と犬の幸せのために精進して参ります。