前回のジャックラッセルテリアのロイスの親バカブログ好評でした!
熱が冷めないうちに、次のブログを。
2023年は、ミニチュアシュナウザーのシーザーくんと、柴犬ランちゃんというハイパーがゆえに毎週通い続けた2頭が最も店長の脳裏に残っています。
今回、シーザーくんのブログを書くにあたって、お客様に色々とお聞きしました。
★お客様とシーザーくんの出会い
シーザーを飼う5年以上前から、Instagramでフォローしていた、湘南に住むおしゃれなお姉さんの飼っている黒いかわいい犬がシュナウザーと知って、自分もシュナウザーを飼いたくなったのがきっかけです。
(でもそのお姉さんのシュナは全く吠えないすごく優しい性格の子だったのでそういう犬種だと思っていた。)
犬を飼いたい気持ちはずっとありましたが、ある事がきっかけで、ペット可物件に引っ越して気分転換することに。
当時は気分が落ち込むことが多かったので、犬を飼うどころじゃなかったけど、飼うのを夢には見ていました。
約2年後、元気になって自分ももう大丈夫!と思ったのでブリーダーのサイトでシュナウザーの子犬を探すように。
初めに見つけた子は連絡したが予約済みになってしまい、その次の子も予約済みに…
しばらく後に見つけたのがシーザー。
ちなみに映画『猿の惑星』が好きで、そのリーダーの名前から取った「シーザー」という名前はずっと前からつけたいと決めていたので、最初からオスが候補でした。
シーザーは4匹きょうだいで、1匹だけが男の子だったのですぐに連絡して見学に行きました。
お迎えに行くとすごく大人しく、静かに抱っこされていましたが、ブリーダーさんは「猫かぶってるなぁ~笑」とボソッと言っていたので、性格を見抜いていたのかもしれません 笑。

でも「大人しい子」は特に望んでいた条件ではなかったのでその時は気にせず…。
すぐに契約して、3週後にお迎えに。
帰りの車の中では、クレートの中から私の指をチクチク噛んでいました。

お迎えした日からご飯もよく食べるし、ブリーダーさんでトレーニングされていたので分離不安のような吠えもありませんでした。

その頃からsippoの連載や店長ブログは少しだけ読んでいて、興奮を助長する可能性のあるひっぱりっこはしないようにしていましたが、おもちゃで遊ぼうとすると私の手を狙ってくるのが気になり、YouTubeでおもちゃに紐をつける方法を見て試しましたがうまくいきませんでした。
とにかく私の手や足を狙ってくるので、スリッパを買いに行って、スリッパで過ごしたりしていたのですが、あまりにひどくて結局ソファの上に避難して逃げるようになっていました。
服は穴だらけになり、ピラニアに襲われているような感覚でした。
甘噛みもひどく、触ろうとすると回転しながら噛んでくるので手はどんどんボロボロになり、傷が赤く腫れて治らなくなってきたところで不安になり、抗生物質を飲んで、それからは噛んだらすぐ「ハウス」を徹底して噛ませないようにいましたが、それだとほぼずっとハウスにいる状態になり、シーザーはサークルの中で発散不足なのか、癇癪をよく起こしていました。
触ろうとすると噛んでくるので、スキンシップも取れず、心の繋がりみたいなのも感じられなかったです。
ワクチンが終わらないのでまだまだお散歩も行けないのに、シーザーは明らかに発散不足で、私はだんだん不安やストレスが溜まり、その頃あった知人に「すごく暗い顔してるけど大丈夫?」と言われるほどでした。
完全に育犬ノイローゼだったと思います。
色んなSNSやYouTubeも見ましたが、上手く行かなくて、その頃はもうそういう動画を見るのが苦痛になっていました。
★なぜUGに来ることになったのか?
待ちに待った3回目のワクチンが終わり、初めて散歩に出た時は特に問題なかったのですが、しばらくすると
・自転車やランナーさんを追いかけようとする、拾い食いがひどい、風に舞う枯れ葉をひたすら追いかける
・興奮して私の足・靴に噛み付く
といった行動が出ていましたが噛みつかれながらも気にせず散歩していました。(とにかく散歩が大事と連載やブログで読んでいたので)
ある日、散歩中に夕方の薄暗い道で運送屋さんのお兄さんに遭遇すると、爆吠え。止まらなくなって、すごい声でずっと吠え続けていました。私はパニックに。
それがきっかけでお散歩が怖くなってしまい、その頃にはUGのトレーニング合宿を検討していました。
お散歩で発散が必要なことはわかっていたのに、その散歩がうまくできないと困りました。
過去の連載やブログを大量に読んで、勇気を出して電話するとあっさりカウンセリングの予約が取れてほっとしました。その頃から、シーザーっていわゆる「強い子」なのかな?という思いはありましたが、カウンセリングで、もし「うちで預かるほどの子じゃないですよ」と言われたらどうしよう…という不安はありました 笑。
なので、預かってもらえてとりあえずすごくホッとしたのを覚えています。頼れる人がいなかったので、頼れる人に預けられたという安心感が大きかったです。
家に帰って空のサークルを見ると寂しく、それだけシーザーの存在が大きくなっていたことに気づきました。
★社会化お泊まりが終わった後の変化
まず、散歩が普通にできるようになりました!笑
商店街など人が多い道はとてもじゃないけど歩けなかったのが、普通に散歩できるようになって、ただそれだけのことに感動したのを覚えています。犬を飼った理由に「お散歩でいろんなところに行きたい」というのがあったので、すごく嬉しかったです。
吠えもなかったと思います。甘噛みもなくなっていました。
散歩中伏せして動かなくなってしまうのはまだありました。
初めて私の腕の中で寝てくれたのも今までなかったので嬉しかったです。
★1歳まで大変だったこと、もし読者に伝えたい事があれば。
社会化お泊まりの後も、散歩で通行人へ飛びつこうとする、唸りながら私の足へ飛びつく、他の犬への興奮、などはありましたが、気にせず立ち止まらず歩く、を意識していました。
何でもやり過ぎてしまう性格の私は、UG合宿後、張り切って毎日お散歩を2時間していたのですが、まだ子犬のシーザーが疲れているのに「とにかくお散歩が大事!」と思い込んでいて。
恐らくそれが原因でお散歩で歩かなくなってしまったり立ち止まりが増えてしまっていたのかもしれません。
歩いてくれない時期は悩みました。長文で店長にLINEを送ると、「とりあえず連れて来て!」と言われ、とりあえずUGへ。
店長やスタッフさんと一緒だと、足を噛むことも立ち止まりもなかったです。
それからどういう経緯だったか忘れてしまいましたが、何となく毎週末UGで過ごすことに。
最初から「1歳までは頑張りましょう!」と言われていたので、そのつもりだったのもありますし、何よりシーザーがUGを楽しんでいるのが伝わって来たので、発散しに毎週通って、お利口になって帰ってくる、いいことだらけじゃん!くらいに思っていたので、そんなに大変ではなかったです。
(その間私もシーザーと離れられて掃除や、正直リフレッシュできていたというのもあります)
毎週、週末はお利口、月曜日から金曜日にかけてだんだん荒れてくる→週末でリセットの繰り返しだったと思います。
ただ、今振り返ると週末はずっとUGで過ごしていたので、週末にお出かけやいろんな経験をさせてあげられなかったのが少しもったいなかったかもと思います。
散歩イヤイヤ期、荒れ期、散歩がうまくできない期など色々ありましたが、その時はイライラしたり落ち込んでも、何となくまた戻れる。大丈夫って思えていたのはUGと店長のおかげだと思います。
去年の初夏の頃、代官山まで散歩に行ったのですが、シーザーは1時間歩いても興奮が収まらず、すごい勢いで息荒くハァハァ引っ張り散歩。一方、代官山のワンちゃん達はみんなお利口でスンと歩いていて、(何ならみんな避けていく)何だか落ち込んだのを覚えています 笑。
ワンちゃんが集まるツタヤなんかももちろんよりつけず…。振り返ると懐かしいです。
2歳になった今はもうどこへでも自信を持って連れて行けるまでになりました。
UG合宿の頃に書いていたメモがあるのですが、
「いい子だから可愛い、大好き」それって違うかも?
自分は、いい子じゃなくても、育てやすい子じゃなくても大好きだよ、って思ってあげたかった。
私は子供の頃からちょっと普通と違って育てにくい子だったみたいで、正直、最近になるまで生きづらさみたいなものをずっと抱えていました。だからシーザーに親近感があって。
シーザーを撫でながら泣いてしまったことがありました。(ちょっと育犬ノイローゼの時)
典型的ないい子や育てにくい子だからダメ、と思いたくないし、だからこそ可愛いなぁと。
過去の自分に言ってあげたい言葉とか想いを重ねていたというか。
だからシーザーのことは大変だとは思ったけど、理解してあげたいと思ったし、この子は私のところへ来て、ちゃんと幸せにしてあげられるのかな?という不安のような気持ちが強かった。せっかく自分のところへ来たからには幸せに暮らして欲しいから。特性を理解されないばかりにダメ犬扱いされるなんてかわいそう。
だから、店長が「シーザーはかっこいい犬になりますよ!」ってずっと疑わず、言ってくれた言葉がすごく心強かったです。
私が感じたのは、ゴールが見えないと、UGに通っていても不安になると思いますが、振り返ると本当に少しずつですが変化していました。
また、通う頻度を1週間から2週間へ感覚を開けた時期もあったのですが、そうするとリセットするのにまた時間がかかるとなというのを感じました。
リセット(発散してお利口)~荒れ という波があるとしたら、その波を大きくしすぎると戻すのも大変。
でもこまめに通っていればすぐにリセットできる、という感じです。
なので、店長がアフターケアに来て欲しい、こまめに来て欲しい、という子はできたらそうする方が、結果的に落ち着くのが早くなるのでは?と思いました。
以上がシーザーママからいただいた文です。
もうすでに泣けるんですけど…
2年前、シーザーくんとお客様のカウンセリングはハッキリと覚えています。
お客様は預かってくれなかったらどうしよう…と心配されていたようですが、生後4ヶ月にしてはめちゃくちゃオープンで強く、ブリーダーさんから来ているので、ペットショップ出身の子の様に闇は無かったですが、とにかくタフそうだなと一目でわかりました。
店長のその日のInstagramの投稿には久しぶりの大型新人現るみたいに書かれておりました笑
お客様は1歳までは大変だと思うけれど、この子は間違いなく良い子になる!と胸をワクワクさせた記憶があります。
そして、預かってお散歩に行くと、歩いたり、歩かなかったり、もちろん生後4ヶ月なのでそんな事は当たり前なのですが、途中でうがー!とか言いながら、店長の足に噛みつきまくってくるではないですか笑
なんだ君は笑!!面白いじゃないか!
普通の子犬ではないw
お客様に本当に早く連れてきてくださってありがとうございます!と内心喜びました。
シーザーはおバカなのではありません、逆です。
でも、シュナウザーって不器用だったり、好奇心旺盛でもあるけれど、警戒心が強かったりで、トレーニングにはコツが必要だったりします。
お散歩の吠えの悩みではカウンセリングでトップクラスに多い犬種でもあります。
でも、シーザーくんは早めに来てくれたから大丈夫。
1歳までは大変と思いますが、成犬になった時に絶対にカッコ良いシュナウザーにしてみせる。と心に誓ったのを覚えております。
しかし、可愛いなぁと店長はニヤニヤが止まらなかったのであります笑
Instagramにも動画で噛み付く初日の動画と3日後にはキレイに歩けるようになった動画を載せたように、社会化お泊まりは予想通り上手くいきました。

やあやあ、退屈だったのかい?
もう君は独りじゃないぜ、みんな仲間だぜの囲い込み笑

黒柴のスイちゃんもタフだけど、めっちゃ良い子でシーザーと親友になりました♪

目がイッちゃいながら、思う存分楽しんだ社会化お泊まりの日々。

同じシュナウザーのシュトーレン先輩。

黒プーのまめちゃんもたくさん遊んでもらって、今でも会うとお互い喜び合う仲です。

時にはビビったり、

同じシュナウザーの子犬同士はっちゃけたり笑

社会化お泊まりは成功。
とりあえずはこれでお客様もかなり暮らしやすくなるはずです。
しかし、何度も書きますが普通の子よりもタフガイなシーザーくんはこれでは終わりません。
生後6ヶ月を過ぎれば反抗期もやってくるでしょうし、これをクリアしたら次の問題がやってきます。
それが多分、1歳くらいまで続きます。
アフターケアにはほぼ毎週通ってもらいました。
2週間空けると荒れる事が多かったからです。
よく犬同士遊ばせたって何も変わらないとか言われますが、変わる子と変わらない子がいます。
うちに来る子達、店長が受け入れた子達は必要な子です。
むしろ、UGの群れにいるだけで大幅に改善される例がたくさんあります。
犬同士の交流を否定している人は数千頭にも渡る預かり数、UG以上に預かってみて、結果を見ているのでしょうか?
ただ犬同士を遊ばせればよいわけではありません。
常にスタッフが見て、ルール違反、マナー違反をした時には注意し、常に群れのバランスを保っています。
よくUGは激しいので無法地帯みたいに思われるのですが、違います。
最初に何もわからない子を泳がせておくときはありますが、必ずその後に先輩達が指導します。
お客様には今は信じられないかもしれないけれど、子犬であるシーザーが満足するまで遊ばせて、立派な大人になった時、犬同士で遊ばなくなる日がきっときます。それがうちを卒業する目安です。とお話ししていました。
お客様にはたくさん通っていただきましたが、そこまで多く言葉を交わす訳でもなく、淡々と毎週通ってくださいました。
内心、毎週来るのキツいと思っていないかな?
お金もたくさんかかってるけど、1歳まで通ってくださるかな?と心配でしたが、本当によく通ってくださいました。
そして、子犬からいつの間にか後輩の指導をする側になるまで成長し、トリミングやホテルは通ってもらってますが、犬同士の遊びをさほどしなくなり、落ち着いてトレーニングとしてのUG通いは卒業しました。
卒業した後に、オフ会に参加してくださるようになってから、今はむしろお客様の中ではかなりお話しする様になりました。
しかし、お散歩でも吠えなくなったシーザーに残された気になる問題がありました。
オフ会や犬連れご飯に行った時に、店員さんなどに吠えること。
どうしても吠えると緊張してしまうお客様…
色んなアドバイスをしますが、どうしてもわたわたしてしまいます。
もったいないなぁ。どうしたらいいんだろう。
店長のやり方では限界があるのかと悩みました。
このトレーナーさんのやり方どうですかね?見てみて!とお客様に合いそうなトレーナーさんのやり方をお伝えしてみたりもしました。
しかし、それらもフィットはせず。
しかし、ある日突然転機が。
オフ会の時にジーニーママと話していたところ、ジーニーやロイスも子犬の頃にお世話になった先輩トレーナーの話しになったのです。
ただ、ちょっとばかし遠い…
それでも、シーザーママは行ってみます!と頑張って通ってくださいました。
そして、先日の納涼会。
あまりにシーザーが静かで、お客様も楽しくお酒を飲んでいるので、店長も気がつかなかったのですが、今年の1月の新年会では、店員さんがテーブルに料理やお酒を持ってくるたびに毎回吠えていたシーザーが一言も吠えなかったのです。
ジーザス!!
先輩スゴすぎワロリンヌです!!
店長、梅酒で酔っ払ってる場合では無かった!
マジで吠えてないじゃん!!
こんな短期間でこれだけ変わるの?
先輩ありがとうございます!!
店長とは違うアプローチからお客様とシーザーを導いてくださったのです。
マジで先輩凄すぎます。
それでも、先輩トレーナーはUG組、高橋くんから来るお客様達はみんな一生懸命だし、基礎は入ってるからやりやすい。と仰ってくださいますが。
そう、あと少しの店長には埋められないピースを先輩によって埋めていただきました。
店長の周りには素晴らしいプロの先輩がいて、最初にトレーニングお泊まりを始めた頃は、経験も浅く、直るかどうかわからなくてもお預かりし、結果が思うように出せず、お客様を失望させてしまうことがありました。
今は店長のやり方でいけるかどうかは大体カウンセリングの時点でわかるようになり、いけそうだと思えばお預かりし、うちのやり方ではちょっと厳しいかもしれない…と思う場合は先輩達を紹介出来るようになってから、トレーニング成功率は飛躍的に上がり、本当に楽になりました。
カウンセリングにいらしたお客様は、え?店長を頼ってきたのに、なぜ他の人を紹介するの?と最初は驚かれますが、その後は先輩のところに行って良かったです!と仰っていただけます。
トレーニングのやり方は一つではないですし、プロのトレーナーも目指すところや犬と人との関係は違うのが当たり前です。
それでも、お互いをリスペクトして高め合える先輩達がいることを誇りに思います。
犬愛に本当に溢れている方達なので。
尊敬しております。
シュナウザーは吠えやすい犬種です。
警戒心を持って吠えるのが仕事だった犬ですから。
しかし、現代社会においてそれが行き過ぎると困る場合や、吠えて良いケース、そうでないケースを教えてあげないとわからない子もいます。
シーザーくんは、元々は出来る子であり、ほぼほぼ良いところまではいけましたが、本当にあと少しが届かなかった。
店長は優しいお客様にリーダーになれ!とはどうしても言えなかったです。
だって、みんな店長みたいに強くないから。
店長みたいになれたら誰も苦労しないのです。
よくSNSでビフォーアフターで飼い主がやっても短期間でこんなに変われた!みたいなのがありますが、飼い主の方がよほど努力したか、ぶっちゃけその方がセンスがあったか、元々そこまで問題がある犬では無かったかです。
それくらい犬のトレーニングって簡単では無いんですよね。
お客様はあともう少しだったんです。
それでも、お客様は諦めずに頑張って、こちらの言うことを信じて行動してくださいました。
本当に感謝しております。

おー、シーザー、映画の猿の惑星みてーでカッコいいじゃねえか!
出会った時はダスキンのモップみたいなちんまい君が、こうやって堂々とした成犬になったね。
シーザーは今まで母ちゃんを守ろうとして吠えてたけど、関係性が出来て吠える必要は無いってわかったよね?
偉いぞ、シーザー!
これから代官山もツタヤも、どこでも行ける。
カフェも旅行も♪
お母さんは1歳まで毎週、UGに通ってたから、子犬の頃に週末お出かけしたかったなって言ってたけど、これからどこでも行けるから。
子犬時代よりも、1歳以降からの付き合いの方が長いのです。
これからはずっとキラキラ輝くゴールデンタイム。
どんどんお出かけしてね。
お母さんもシーザーもよく頑張りました。
ありがとうございました!
これからもよろしくお願いいたします。
いやー、やっぱり犬って最高でしょ!!
