ぺきお物語 ~ぺきおのこれまでの軌跡~ 第1話

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ぺきおの卒業が決まったお祝いということではないのですが、当店の人気者、ぺきおのこれまでの軌跡を何日かに渡って振り返ってみたいと思います。

ぺきおがなぜUGペットに来たのか、そして、人気者になるまでをご覧下さい(*^^*)

~ぺきお物語~

UGペットをオープンするにあたって、子犬は全てブリーダーさんから直接譲ってもらうというコンセプトから始まりました。

私も、前職で子犬を販売していましたが、全てブリーダーさんから直接譲ってもらっていたので、それは自然な流れでした。

お店がオープンする前に、仲良くさせて頂いているメーカーの方に、ブリーダーさんを紹介してもらうことになりました。

そして、ぺきおと出会いました。

他にも子犬は何頭かいましたが、一目見たときに、ガラス越しにいたぺきおが「あなたはだあれ?」ととてもキレイで真ん丸な目でこちらに寄って来たときに、なにこの子?とんでもない子犬に出会ってしまったという気持ちになったのと同時に、「この子はここにずっと独りでいるんですか?他の子達とは遊ばせないんですか?」とブリーダーさんに聞いていました。

ブリーダーさんは「ほかの子犬より大きいからね。危ないかなと思って小さい子とは遊ばせてないんだ。」と言いました。

そこは、普通のペットショップよりも広いスペースを与えられ、日当たりも良い、部屋のような所に子犬はいました。

「伸び伸びできていいけど、お前はこの部屋でずっーと独りなのか。うちのお店に来て沢山の友達と遊ぶかい?」

実は私の愛犬のコーギーのジャックも4ヶ月まで大手のペットショップでワゴンセールにかけられていた子でした。

ジャックも私に飼われるまでずっと独りぼっちでした。

ぺきおとジャックが被ったのかもしれません。

みんなと楽しく遊ばせてあげたいなと強く思ったのは、とても強く覚えています。

「すみません、来月のオープンの時にこの子が残っていたらうちに譲ってもらえますか?」

かくして、ぺきおは1ヶ月後のオープンに合わせてお店に来ることになりました。

なんとなく予想はしていましたが、ぺきおはずっと独りでいたために犬同士の挨拶ができない子犬でした。

オープンに合わせて、親代わりを務める私の愛犬のコーギーのジャックやフレンチブルドッグのボルドーに挨拶の仕方が間違っていて、怒られても、怒られている内容が理解できずに、「なんでみんなボクばかり怒るの?ボクと仲良くしてくれないの?おかしいよ!!」と歯をむいて抵抗しました。

ペキニーズは、元々、中国語の歴代王朝で門外不出とされ、愛玩犬として飼われていました。

プライドが高く、自分を持っている犬種ですが、私は子犬をしつけて販売するというやり方なので、このままの状態ではお客様にはとてもじゃないけれど、渡すことはできない、最低でもしつけの終わる6ヶ月までは販売しないことに決めました。

今はトイレの失敗もなく、誰とでも仲良くできるぺきおですが、最初にお店に来たときは、決して順中満帆とはいえないスタートだったのです。

その時で生後4ヶ月、しつけが入りやすいと言われる6ヶ月までギリギリで間に合うかなといったところでした。

私も愛犬のジャックも今まで100頭を越える子犬をしつけ、育ててお客様にお渡ししてきたので、ぺきおを育て上げてお客様にお渡しする自信はありました。

自分の元に来たからには、絶対に幸せにすると決意し、ぺきおのトレーニングはスタートしました。

ちなみにお店に来た当時から、食後は食器をくわえて店内を練り歩いていました(笑)

ぺきお物語を読んで頂き、今一度、犬を飼うとはどういうことなのかということを再認識して頂けましたら嬉しいです(*^^*)

明日の第2話に続きます。