ドッグフードを食べない、食べムラがある犬。

先日、ブログを書くにあたって書いて欲しいテーマをSNSでお聞きしたところ、食べムラについて書いて欲しいとの声があったので、今回はそれについて書いてみたいと思います。

UGに社会化お泊りにいった子達で、最初は食べなかった子達が最後は食べるようになることが多いのはなぜですか?という質問でした。

UGあるあるですが、ブログには書いたことが無かったかなと。

UGでは、特にミックス犬の子がお客様から食べないとか、食べムラがあると言われることが多いです。

色んな原因が考えられます。

そのように言われた場合、ボディチェックをすると食べていないという割に、ガッチリしていたり、ぽよぽよの子が多かったりします笑

それをお客様にお話しすると、ドッグフードの袋に書いてある量をあげても食べきれないと仰います。

これもいつも書いていますが、メーカーがドッグフードなどに書いてある給餌量はあくまでも目安であり、絶対ではありません。

ミックス犬はスタンダードが無いので余計に適正な体型や食事の量がわからず、増えた体重に合わせて袋も見て量を与えればこれまた体重が増えていくという悪循環に陥ることも・・・

お客様が、書かれている量を与えても食べないのは、量が多すぎて食べれないという事の可能性は高いです。

だって、実際に体はガリガリどころか、むっちりしているわけですから。

後は、食べないから心配でおやつとかささみをあげてしまって、それでお腹いっぱいになってドッグフードが食べれないパターンも多いですね。

おやつなどで、しっとり系のささみだとか、やわらかなんたらとか美味しそうなおやつは、水分量が多く、保存料などを添加しないとカビが生えたり、直ぐに傷んでしまいます。

そうなると、おたくのおやつ買ったら直ぐにカビが生えたわよ!などとクレームの電話などが来ることを恐れ、それらのおやつにはたっぷりと添加物が入っています。

保存料として、塩や砂糖が入ってる事も。

そうなると、味が濃いおやつは食べるけど、味気ないドッグフードは食べないとなりやすいですね。

人間の子供で、ご飯を食べないのにポテトチップスとコーラを与え続ける親はいないかなと思います。

お泊まりの際にその様なおやつや、半生のフードを持ってきた場合、与える事はしません。

後は、お散歩が上手に出来ていなかったりして、運動が足りていなかったりでお腹が空かないなどで食べムラを起こしている子も多いです。

後は、置き餌も食べムラの原因になりやすいですね。

特に朝ご飯を食べない子は多いですが、心配だからと下げないでそのまま置いておくと、お昼くらいにトコトコ食器の所に言って、パリポリ食べるみたいな。

そういう子に限って、よく胃液を吐きます。

なぜなら、メリハリなくダラダラと食べ物が入ってくるので、当たり前ですがその度に胃酸を出さないといけなくなるからです。

お腹が空いたら胃酸が出てくるのが理想だと思いますが、常に胃にものが入ってくれば胃酸過多になってもおかしくはないかなと。

私も休みの日などに、ダラダラ過ごして、おやつなんかをダラダラ食べながら過ごした次の日に限って、体がだるく、逆にたくさん食べても動いてる仕事の日は大丈夫だったりします。

そういう子達がUGに来たらやる事はシンプルです。

その場で食べなければ即下げる事を続けるだけです。

お腹が空いていないから食べないのです。

もちろん、元気があるか?うんちなどに問題はないか?などは常にチェックします。

最初は緊張していたり、伏せを命じられて、は!?なんでご飯食べるのにお前の許可が必要なわけ?ならいらねーよ。となる事が多いです。

それはこちらも想定済みなので、あまり気にせずにそれを何度も繰り返します。

子犬や痩せすぎている子であれば気を付けますが、ぽっちゃりしている子達は1~2日食べなくても平気な子が多いですね。

お客様は平気ではありませんが😅

食べなくて大丈夫なんですか?と。

次第にUGにも慣れて、群れにも慣れて、お散歩も上手に行ける様になったりして、運動量も増えてくると3日目とか4日目にフードを完食しはじめる事がほとんどです。

与えるフードも出来るだけ質の良いものを選ぶ様にします。

添加物まみれのフードやおやつを食べている子はやたら神経質だったり、目が合わないとか、落ち着かない様子だとか、独特な動きをする事が多いです。

逆に体重を増やしたいのに、増えないのはどうしたらいいのか?というコメントもいただきました。

痩せている子の原因としては、食が細い、お腹が弱くて消化吸収が上手に出来ない、運動量の多さよりも消費エネルギーが勝っているなどが考えられます。

個体差があるのでなんとも言えませんが、ドッグフードで言うならばハイカロリーのフードにしてみるとかでしょうか?

高タンパク、高脂肪のタイプですね。

タンパク質は25~35%、脂肪は15%以上だとそれらに該当するかなと。

しかし、それらでお腹が緩くなったり、逆に人間でいうこってりしすぎていて、重すぎて食べれない子もいたりします。

その場合、少しあっさりしたフードにしたら食べる様になったりすることも。

色んなドッグフードを与えたけれど、どのドッグフードも食べない。という場合は、ドッグフードにこだわらず、手作り食を検討してみてはいかがでしょうか?

大きな本屋さんに行けば手作り食の本や、手作り食のセミナーなどもやっていたりします。

毎日作るのがキツければ、週に1度大量に作って小分けにして冷凍するなどすれば良いかもしれません。

ドッグフードは所詮、加工食品なので手作り食をやれるのであれば、それが1番かなとは思いますが、栄養バランスが心配、自分のご飯もままならないのに犬のご飯まで作れない…という方は、手前味噌ですがUGオリジナルのZENをオススメしたりします。

詳しくはZENのホームページをご覧いただきたいのですが、最新の栄養学を常に意識し、なるだけ国産の原材料で、自社工場で作っています。

自社工場でドッグフードを作っている所は意外と少ないです。

生産委託している事が多かったりしますね。

社会化お泊まり組のジャックラッセルテリアのROYくん。

店長がジャックラッセルテリアを飼いたいと思ったのは、ROYくんが社会化お泊まりに来て、余りにも可愛くて、お客様にROYくん欲しい。ROYくん欲しい。と呟いて、危ない、うちらがきちんとしないとROYが店長にさらわれちゃう!とお客様は頑張り?、今では素晴らしいトレーナーさんの元でトレーニングを頑張っています♪

そんなROYくんもとても良いフードを何種類も試していましたが、最初は良くても、段々うんちがダメになってくると相談されて、どのフードも見事に高タンパク高脂肪のフードだったので、腸が疲れて結果的にうんちが緩くなるのかなと予想し、それよりは脂質が抑え目で、タンパク質はたっぷりのZENのグレインフリーシリーズをオススメした所、今はお腹のキュルキュルも無くなり、うんちも安定しているとの事です。

ですが、同じジャックラッセルテリアのロイスもZENで育てていますが、ロイスはROYくんの与えてるフードは重くて量の調整がなかなか難しかったです。

もう間もなく1歳ですが、一足早くアダルト&シニアにした所、ロイスはそちらの方がうんちは安定しています。

完璧なフードというものはありません。

ZENもこれからもお客様のお声を聞きながら、改良を重ねていきたいと思います。

サーナちゃんは、ロイスと同じお里で、なんとロイスとは異母兄弟なのです❤

ロイスもガンガン甘えていましたが、相手にされてませんでした🤣

あー、可愛い😍

今秋のお里のファミリー会でまた会える事を楽しみにしております✨

ロイスも飼い始めた最初はフードを食べたり食べなかったでした。

それは、たくさんのファミリーから離れて寂しくて、新しい生活に慣れるまでに少し時間がかかったからです。

慣れた後はガンガン食べる様になりました♪

何でもかんでも犬の要求を聞くのではなく、何でもかんでも袋の給餌量を信じるのではなく、その子の体つきや運動量を飼い主が把握して量を加減したりする必要があると思います。

私はロイスを育てる時に、ZENの袋の裏の給餌量とか1度も見たことはありません笑

お腹に問題が無ければ量は絶対に減らしたりせずに無制限。

食べたいだけあげる。

なぜなら、成長期はその時しかないからです。

ロイスはカッチョイイ感じに育ちました✌️

今の体重はお父さんと同じ7,5キロです。

見た目もお父さんに似ています。

見学に行った時に、足の長いお父さんを見てヨーロッパの香りがする!カッコいい!と思って、結果的にはお父さんに1番そっくりなロイスを選んだので、体重だけでも並ぶ事が出来て嬉しいです😊

ドッグフードでも、手作り食でもなるだけクリーンで質の良いものを与えましょう。

フードを変えるだけで、性格が変わったと言われる事は多々あります。

人間の子供もコンビニご飯やファストフードをたくさん食べているとキレやすい子供になるとか聞いた事があります。

犬は言葉が話せません。

ロイスもドッグフードだけしかあげない!という訳ではなく、季節の美味しい食材やお肉や魚を与えたりしています。

美味しいは嬉しい。

でも、美味しいだけを追求すると味の濃いものに傾きがちなので、注意していきましょう。