犬に硬いものをあげてはいけないのか?

久しぶりのブログ、今日は犬の歯、硬いおやつなどについて書いていきたいと思います!

結果的に歯の事、歯のためだけを考えると、硬いもの、硬すぎるものは与えない方がいいようです。

昔ながらの定番である牛のひづめ、最近では鹿の角などが硬いカミカミ出来るものの代名詞ですが、それらはもちろんもっての外らしいです。

それはなぜか?

硬すぎるものを噛むと歯が折れる事があるからだそうです。

最近では犬の歯科専門医の病院や先生も増えて、そういう病院などでは硬いものは与えないように。とアドバイスされるのでは無いかと思います。

ビックリしたのは、チーズをカチコチに硬くしたやつがあるのですが、それすらもダメなんだとか。

では、店長個人の意見としたらどうなのか?

噛みたければ噛ませてあげたい。

はい、シンプルにそれが答えになりますね。

特に子犬はガンガン噛ませてあげたいです。

乳歯が生え変わる直前とか、途中の子犬なんかは特に。

よく生後6ヶ月未満の子犬には与えないようにとパッケージに書いてありますが、気を付けるのは誤飲やお腹を壊してしまう事であって、それらを与えたら絶対にダメだというわけではありません。

人間も、なんとかゼリーという私も大好きな、こんにゃくで出来たゼリーで子供やお年を召した方の誤飲事故があり問題になった事がありました。

子犬も同じで、子犬だから小さなものを与えるのではなく、かぶりつくような、齧り付くような、決して丸飲みなんて出来ないものを、飼い主が見ている時に与えたらいいと私は考えています。

中途半端な大きさはかえって危険だったりします。

子犬なので、小型犬は特にバクバク食べ進める事は出来ませんので、大きいものを時間をかけて減らしていって、あ、飲み込めそうだな、なんか危ないな。と飼い主が感じたら、新しいまた大きなのを与える繰り返しでしょうか。

少しずつ齧らせて、次の日のお腹の様子などを見て問題無ければ齧る量や時間を増やしてよいいと思います。

噛ませるのは、15~20分くらいを目安に。

個人的には夜にはっちゃけたりする事が多いので、夕飯の後とかに与える事が私は多いです。

吠える、走る、噛むというのは、犬の欲求では自然な事だと思います。

わかります、歯にとって危ないのに硬いものを噛ませていいのか!と仰りたい気持ちは。

でも、家具やテーブルを噛む子とか、ケージを噛む子犬とかがUGにはたくさん来ます。

それも充分硬いですよね?

そして、それを全部叱って辞めさせることはかなり難しいです。

であれば、子犬のうちに噛みたいものを噛ませるのはありだと店長は考えます。

何度も書きますが、誤飲は気を付けるようにしてください。

永久歯に生え変わる前の乳歯だからこそ、冒険出来るというか、慣らしておきたいと私は思ってしまいます。

生後6ヶ月になって、大きくなったから初めてあげてみよう!となった時、永久歯が生えている子はいます。

その時に思いっきりバリンバリンと齧り付いて、勢い余って永久歯が折れてしまったらもう替えはききません。

なので、練習の意味も込めて、おもちゃも、噛める系のおやつなど色んなのをあげてみたらいいのではないかなと店長は思うのです。

色んな匂い、質感、噛むと柔らかくなるものだったり、削れていくものなど。

店長の愛犬のロイスもヒマラヤチーズ、ロング馬アキレス、鹿の角、特大の牛皮などの食べれて噛めるものを与え、お肉のフレーバーのいい匂いがするナイロン系の硬いおもちゃなどを試しました。

もちろん、上記のものは極論、どれも歯が折れる可能性があるようです。

それでも、噛みたいという欲求は満たしてあげないなと個人的には思います。

前に飼っていたコーギーのジャックは、1頭の時は丁寧に噛んでいましたが、2頭目のボルドーを迎えた後に、競争心からか早く食べようとしたのか、力を込めてしまったのか、歯が欠けてしまいました。

もし多頭飼いなどの場合は、おもちゃや硬いものを与える時はそういう所は注意した方が良いかもしれません。

コーギーのジャックは15歳を過ぎても、亡くなる前日まで馬のアキレスを食べていました。
早い子だと7~8歳とかで硬いものを食べなくなる事はあるようです。
ジャックは、最後まで全ての歯があり、牛追い犬として、噛みたい欲求が強かったコーギーらしいのかなと。

かたや、同じ環境で飼っていたフレンチブルドッグのボルドーは子犬の頃は凄まじく噛みまくっていましたが、成犬になってからはそんなに齧らなくなっていましたね。

なので、別に噛む事に興味が無かったりする子はそういう物与えなくてもいいとは思います。

私もボルドーには5歳すぎくらいからは食べないので与えていませんでした。

でも、元気で、イタズラしまくる、甘噛みが凄すぎるハイパーで噛むのが大好きな子犬は、毎日子犬とかと遊べるならまだしも、なかなかそういうのが出来ないからUGにはいつも子犬が来るわけです。

今日みたいな暑くてお散歩に行けない、行けたとしてもほんのちょろっとで長時間は行けない日、雨の日お散歩行かない子や行けない子、飼い主が体調が悪くて構えない日、なんらかの理由でお散歩に行けない日、仕事が忙しくてとかいう時はこんにゃろこんにゃろ!とエネルギーなどをぶつけられる噛めるものはあってもいいのではないかなと思うのです。

ガッチガチに硬いものでなくても、乾いた肉のジャーキーとか魚とかも案外と歯応えがあったりします。

ロイスも未だにお気に入りのお肉のフレーバーがついたナイロン系のおもちゃは毎日、噛んでます。

結論としては、与えるのが怖い、絶対に歯が折れて欲しくないのであれば硬いものは与えない方がいいでしょう。

あげたくないけれど、何かを与えないと収まらないとか、家具とか人の手足噛みまくってひたすら犬も人もストレスとか、叱り過ぎてお互いピリピリしているとかなら、お楽しみとしてありではないかなと思います。
あくまでも、自己責任で人が見ている目の前で与えるようにしてください。

当たり前ですが、永久歯は替えは効きません。

あ、硬いものを与えないからと、これ塗っておけば大丈夫!!~先生監修で歯磨きしなくてもこれでOK!!みたいのは基本的に考えたら有り得ないので気を付けましょう。

歯を綺麗に保つのは基本的に歯磨きのみです。

歯を磨かなくて良いそんな素晴らしいのがあったなら、絶対に人も使ってます笑

薬や栄養学などは、必ず人が先にあって、その後にペットに流れてきます。

ペットの方が先に便利なものが生まれる、発明されるということはまず有り得ません。

本質を見極めるコツとして、これいいな。と思ったら、まず人で似たようなものがあるかを考えましょう。

人でも似たようなものがあれば、犬にも有効かもしれません。

でも、人も毎日歯を磨いてますよね?

人と犬ではpHが違いますが、歯垢をつくのを遅らせる、つきにくくする効果があるものはあるかもしれませんが、歯磨きいらず!みたいのは一旦、立ち止まって考えた方がいいと思います。

よく歯が綺麗になるから硬いものを噛ませた方がいい。みたいに言われますが、硬いところに歯垢や歯石が当たって、ポロっと取れる事はあるかもしれませんが、当たっていないところは歯磨き効果はもちろんないわけで、やはり歯を綺麗にしたいのであれば歯磨きが有効なのかなと考えます。

私個人の考えとしては、ストレス解消のため、楽しみのために噛ませてあげたいなというところで、これで歯を綺麗に!とはあんまり思わないです。

しかし、犬に硬いものを与えてはいけない。と言われる様になるなんて、一昔前は思わなかったです。

医療も栄養学も日々進歩していて、10年後には今の常識が非常識になっている可能性もあるので、これからもフラットな目線で店長も勉強し続けたいと思います。