夏休みに子供を襲う犬。

まさかの2日連続のブログとなりました笑

今回のテーマもあるあるで、店長の夏休み直前にあったお客様の相談を記事にしたいと思います。

あ、ブログのトップの写真はうちの可愛いロイスで、なんか荒々しいような写真ないかなー?と探していて、それっぽい写真を使っただけですので❤

UGには、毎週トレーニングお泊まりに来る子達と、定期的にトリミングがてら、遊びがてら、元に戻りそうな子、ストレスが溜まっている子がアフターケアで来ます。

その子は最初は凄かったですが、今回見た限りではそれほど問題無いように思いました。

ところが、お迎えの際にお客様から何か変わった事はありませんでしたか?と。

いや、特に無かったです。とお答えすると、実は子供を最近噛んだと。

ほうほう。

本当に荒れていれば、UGでも群れの中で変な動きや変な空気を出したりしますが、それは感じませんでした。

これは…なんかあるな。と。

お子様はただいま夏休み。

普段よりも家にいることが多いです。

通常、日中は留守番だったり、お母さんとだけの子は、夏休み、春休み、冬休み、ゴールデンウィークなど、休みになり、朝から晩まで学校に行くはずのお子様が家にいると、リズムが狂ったり、お昼寝出来なかったりでイライラして、荒れる事があります。

ずーっと遊びに誘ったり、眠い時に触ったりしてない?とお子様に聞くと、噛むからそういう事はしていない。と。

それどころか、何もしていないのに飛び掛ってきたと。

原因はお子様では無いのか?

となるとー、お母さん、何か思い当たる事はありませんか?

店長の尋問開始。

とそこへお子様が、「お母さんにこの子がイライラしてるから、ハウスに入れて!とお願いしないとなかなかケージに入れてくれない!」と抗議が。

あららー、まさかのお子様でなくお母さんが原因か?

ハウストレーニングが甘くなると荒れる子は多いです。

元々、お母さんはうちに来るまで、叱らない、とにかく褒めまくるトレーニングをしていました。

うん、良いですよね。

優しいトレーニング。

誰も叱りたくないですもんね。

でも、優しいのと甘やかすのは違くて、自由とワガママは違うのです。

いつの間にか、お母さんはその子に過剰なまでに気を使うようになり、その子は暴走し始め、歯止めが効かなくなってUGに来る事になりました。

お母さんは優しいトレーニングの呪いにかかっていました。

叱ったりしたらトラウマになるのではないか?

叱ったら嫌われるのではないか?と。

私は荒れていると聞いたその子は自立していて、独りの時間も必要そうな子だな。と見て感じました。

それなのに、良かれと思ってしょっちゅう声をかけられ、撫でられ、見つめられ。

自分の時間が全く無い。

もちろん、自分が何かしたい時は要求すればその要求はお手伝いさんのようなお母さんの手によって当然の様に通ります。

お母さん以外の家族はこれはおかしいのではないか?と言うもお母さんは呪いにかかっているので、聞く耳を持たず。

それでも、UGでトレーニングお泊まりをして、客観的に離れて愛犬の姿を見た時にやっと間違っているのは家族では無く、自分であるとわかってくださいました。

UGから帰った後、あざだらけになるくらい家族を噛んでいたその子が本気噛みする事はほとんど無くなったのです。

何度も書きますが、優しくするだけで全ての犬がお利口さんになったら、UGや店長の存在など必要無いのです。

しかし、毎日、毎日、一生懸命優しく、可愛がっているのに、撫でるどころか発狂したり、ケージから出したらひたすら手や腕や足に噛み付かれているお客様がきます。

なぜか?

ルールが無いから。

注意をしていないから。

悪い事は悪いと教えられていないからです。

主従関係がどうのとか、リーダーがどうのというのは私はぶっちゃけ興味がありません。

そんなつもりで子犬を飼う方は令和の時代においてほとんどいないからです。

では、どうするか?

人と犬、違う種族が共に屋根の下で暮らす。

そうですねー、海外の文化や言葉が違う人とルームシェアするのに近いかな?

うん、我ながらわかりやすい例えです笑

海外の方とは言葉も文化も違います。

同じ日本人同士でルームシェアをしたとしても、ルールを決めておかないと揉めたりしますよね?

そう、その子に合った暮らし方、接し方をすればよいのです。

店長のカウンセリング、トレーニングお泊まりはトレーニング云々よりもそこを大切にしています。

大人しい子、臆病な子はUGで預からなくてよいのです。

なぜなら、それこそそういうタイプの子は、優しいトレーニングの方が絶対に合うからです。

しかし、パピークラスで同月齢の子を吹っ飛ばしてしまったり、元気すぎて自分の子だけリードを着ける様に言われてしまったり、この子は直りません。とか直ぐに言われる様な子は先天的に強いんですよね。

私の愛犬のロイスと同じ。

生まれつきのリーダー気質があり、自分を持っていて、自己主張が強い。

そんな子を勘違いさせてしまうと暴走する可能性があります。

カウンセリングをしていると、時にはそういう子を脳障害とかいうプロがいます。

頭きますね。それを言った貴方が脳障…
うん、やめておきましょう。

でも、信じちゃうから。

プロに言われると。

そうやってUGに来て、1週間お泊まりしただけで激変してそれでそのまま終わる子もいれば、さらに継続的にやっていかないといけない子も出て来ます。

やり方は1つではないし、みんな同じでは無いのです。

店長のやり方では難しいと感じたら、先輩を紹介したりします。

あー、気が付いたらまた脱線しておりました。

結果的にその子は知らず知らずのうちに、またお母さんをコントロールし始めていて、お母さんもお利口さんになってきたからと油断したのか、ルールが甘くなって、危機感を持っているお子様の言う事を「あんたが何かしたんじゃないの?」とあまり真剣に聞いていなかったのかなと。

私はお母さんに喝を入れて、お母さんと一緒に疑ってごめんね。とお子様に謝りました。

本当に犬は奥が深いです。

犬は人次第。

これを読んで、ハッとなった貴方、店長から尋問されないように気を付けてくださいね笑

という私もロイスを飼うにあたって、全く油断はしていません。

なぜなら、ロイス坊ちゃんは頭が良くて、自分で考えて行動出来る子だからです。

でも、それがいきすぎれば…

普通の犬は、普通に甘やかしても普通に育ちます。

でも、強い子はきちんと育てないといけません。

私は強い犬が好きです。

強い犬しか飼いたくありません笑

自分を持っている犬が好き。

写真無しでも、これくらいなら毎日、Instagramで書いてる量とさほど変わらないのでサクッと書けました♪

移動中にパパっと書きました。

また何かネタ思い出したら書くかもです。