生後6ヶ月過ぎ、子犬がお散歩で急に歩かなくなった。

今までお散歩で歩いていた子犬が急に歩かなくなりました。と社会化お泊まり組のお客様から相談される事は多いです。

色んな要因が考えられますが、先日に相談されたお客様は急に寒くなったからでしょうか?と。

うーん、それも考えられなくは無いですが、その子は弱くありません。

月齢を聞くと、6ヶ月になろうかというところ。

とりあえず歩かない原因や種類を考えてみます。

子犬のお散歩で歩かない場合、最初は歩けないケース、最初はギュンギュン歩いていたのに、ある日突然歩かなくなってしまうケースのおおまかに2つにわかれるかなと。

子犬が最初はお散歩で歩けないのは全くもって普通の事だと思います。

人が当たり前の様に歩いている道は、子犬にとって見れば、初めて見るものばかり。

ようやくお家の中に慣れて、外に出るとそこは室内とは比較にならない刺激の数々。

最初は怖いとストレスがかかります。

それは仕方ないです。

店長のオススメは余計な事をせずに見守る事。

特にUGに来る、室内で暴れまくっている子、飼い主に甘噛みが凄い、吠えまくる子などは慣れれば歩きます。

なぜなら強いから。

逆に室内でもそんなに暴れない、UGに社会化お泊まりをお願いしようとカウンセリングにいったら、店長からお客様がお住いの所にある普通の犬の幼稚園でいいですよ。と言われる位の子犬は、おやつで誘導したりしても良いかもしれません。

怖くて歩けないのであれば、無理せずプラスの体験を積み重ねていく。

強い子は自分が納得するまで動かない子が多いです。

子犬でもプライドが高いので、とにかく頑として動かない事も。

それでも、可愛いー!と声をかけてくれる人の後は追いかけたりするのはよくあります。

それ幸いと飼い主もそれに乗じて追いかけるように歩かせる癖をつけると、周りに人がいないと歩かなくなる事があります。

後は家族の誰かが前を歩いて、それについていかせるようなお散歩も良くないですね。

あくまでも、子犬が納得して自発的に歩くようにする事です。

それはその人や犬にロックオンしてそこしか見ないようにしているだけで、その人、犬がいなくなるとまた動かなくなります。

それではなかなか飼い主との関係性は良くなりません。

後は、歩かないからと途中まで抱っこしてそこから帰り道は急ぐ様に歩いて帰るパターンも歩いてるようでいて、歩けていません。

出来ればお家の前から歩き出すまで時間はかかっていいので、じっくり慣らしてください。

先程、相談されたお客様の子はハイパー系で、お散歩も最初からガンガン歩ける子でした。

エネルギーの爆発だ!といわんばかりにお散歩をしまくる日々。

刺激を与える日々。

でも、成長と共に前しか見ていなかった子、興奮が異常に強かった子がある日突然、周りが見える様になると、急に警戒しだすことがあるのです。

それが大体、6ヶ月すぎだったりしますね。

大人への一歩。

子犬から大人に切り替わり始める時。

その場合、遠慮せずに人のペースに合わせてお散歩させるようにしないといけません。

なぜか?

その子は強いからです。

お散歩で歩かないからとそのまま家に帰る事を繰り返すとどうなるか?

エネルギーの発散が出来ず、刺激も少なくなるので、お家の中で荒れる子が増えます。

そういう場合、お客様だと厳しそうだなと感じたら、アフターケアでリセット、修正します。

最初は歩かないぞ!と我々にやったとしても、いや、歩けるから。君強いじゃん。行くよ。で大体、終わりです笑

そこを、怖くないよ!大丈夫だよ!とかやると余計歩かなかったりしますね。

店長にこの子は強いと言われたら、強いものは強いのです。

お正月にお迎えにいらした常連のお客様とお話ししていたら、うちの子怖がりで。とか言うお客様にビックリする店長。

まだそんな事を言っているんですか🤣

本当に怖がりで弱い子はUGには来ませんからー笑

まとめると、普通の子犬はゆっくり慣らせばOKです。

時には歩き出すまで1ヶ月位かかる事もあります。

優しい声をかけたり、おやつなどでプラスの動機づけをしても良いと思います。

店長に強い子認定されているのに、外の刺激に反応して、警戒していたり、納得しないと歩かない子は、とにかく慣れさせるしかありません。

外では固まっても、家に帰ったら暴れる、吠える、甘噛みする子は最初は歩けないだけで、お散歩をしないと厳しいと思います。

強さはあるので、受け入れて納得すれば歩き出す事がほとんどです。

最初は怖いもの知らずでガンガン歩いていたのに、急に歩かなくなった子で店長に強い子認定されているお客様は、甘やかしすぎていないか?飼い主の遠慮メンタルが発動していないか?
ストレスがー、可哀想など心配して守りに入らずにそこを攻めていかないと人も犬も負のスパイラルに突入してしまいます。

この場合、ハーネスだと踏ん張れてしまうので、首輪の方がいいですね。

そうアドバイスすると、首に負担が…とよく言われるのですが歩かないんですよね?

グイグイ引っ張るのであれば苦しいかもしれませんが、歩かないのであれば首は苦しくありません。

そこから、こちらにおいで。をかけて来る様に練習をするとか、焦らず、イラつかずにリードを手繰り寄せて、来たら褒める事を繰り返して、おいで。と言われたら必ず行かなければいけない。と落とし込む事です。

感情的になったり、イラついた姿を見せるとこのタイプの子達は余計に歩かなくなるのでご注意を。

大体、このパターンに多いのは断トツでミックス犬ですね。

純血種同士のミックスであれば、少なくとも2犬種の血が混ざっていますので、それぞれの犬種の特性が出たり出なかったり、月齢によっても違う事も。

子犬を飼い始めて自分の子がどういうタイプかわからない場合は是非、カウンセリングにいらしてください。

ちなみに、店長の愛犬のロイスは生後3ヶ月からお散歩して直ぐに外に慣らすようにしました。

それでも、好奇心はめちゃくちゃ強いので、見慣れないものを見ると、あれ何?とロックオンしてそれを見つめて動かなくなる事が稀にありますが、それ以外は怖がるとかは本当に無いですね。

何かに反応して吠えること、人や犬に吠える事ももちろんありません。

それでも、1歳前に後ろから来るバイクに反応する事があり、その時はひたすら山手通り、駒沢通り、目黒通りなどのバイクがガンガン走りまくっている大通りを散歩のメインルートにして、歩きまくって慣れさせて、反応しない様に練習しました。

強いロイスにそれこそバイクを見せない様にする、見たら道を変えるなどと回避トレーニングをやっていたら、オヤジもバイクにビビってんじゃん。後ろから来たらおれが追っ払ってやるよ。と余計に執着していた可能性はあります。

バイクなんてどこでも走ってます。

慣らした方が早いですよね。

可哀想、ストレスがと心配する、回避するのは簡単です。

でも、その前にそれを慣れさせる努力をした方が良いと店長は考えます。

歩かない理由は様々です。

歩かないからと、強い子をそのままにしてしまうとそこから攻撃的な吠えが出てきたりします。

飼い主もうちの子は強いんだ!と胸を張って堂々と歩いてください。

それでもダメなら、何度も書きますがUGの社会化お泊まりに来た子であれば、我々スタッフと何度でもお散歩の練習をしましょう。

UGに来た事がなく、なぜ歩かないのかわからないのであれば、やはりカウンセリングをさせていただきますと、原因はわかりやすいと思います。

その犬種、性格、月齢、育っている環境、飼い主の性格などで変わっていきます。

やっと暖かくなってきたので、みんなが楽しくお散歩に行けると嬉しいです♪