全ての犬に幸せになってもらいたい。

長くなりますが、是非読んで頂きたいと思います。

今日、お店にほかの店舗のトリマーさんが2名見学に来てくれました。
そのうちの1名のトリマーさんは、先日、ボランティアトリマーという保護センターにいるわんこたちをプロのトリマーさんがキレイにするという活動に参加した方でした。
少しだけですが、現状を聞くことができました。

今一度、自分が何ができるかを考えさせられました。

先日、お客様から「ぺきおくんって、なんでこんなに人気があるのに飼い主が決まらないの?」と質問を受けました。

ぺきおは今、ほとんど治りかけていますが、目の回りの皮膚に炎症がおきているために、足で引っ掻かないようにエリザベスカラーをしています。
「ぺきおに限らず、ペキニーズという犬種は皮膚や暑さに弱いんです。ぺきおを飼うにはそれらと一生涯付き合っていく方じゃないとお渡しできないんです。うちのお店にいる間は、子犬みんなを我が子だと思って育てているので、私がこの方にお渡ししたいという方じゃないとお渡しできません。」と説明しました。

私の愛犬のジャックがアレルギーだというお話しをしましたが、10年に渡る愛犬へのアレルギーへの対策はぺきおや、お客様のアレルギーを持ったわんこに確実に生かされています。
ですから、私は常に良いフードや、体に優しいシャンプーをさがし続けているのです。
本当に皮膚トラブルで悩んでいるお客様とわんこは多いです。
ご飯を変えただけで、病院通いがなくなったり、うんちの状態がよくなったわんこを沢山見てきました。

当店では、子犬の接客をする場合、初めてわんこを飼おうとしている方には、その犬種の長所、短所、その子の性格、特性などをきちんと説明し、それらを含めた上でもう一度考えて頂くようにお願いしています。
悩んで悩んで悩み抜いた末に飼うと決めた方は覚悟が違うんですね。

私が今できることは、少しずつでも元気で明るく、飼いやすい子犬をお客様にお渡しすることです。
年間に数十頭ですが、捨てられないわんこを私の元から増やしていきたいと思います。

今回のボランティアトリマーの活動でアップされた、虐待されたのか、イタズラされたのかわかりませんが、ゴムを口に巻かれて、その場所が膿んでいたシュナウザーの写真が頭から離れません。

少しでも傷付く犬猫が減りますように。
プロだからできることを常に考えていきたいと思います。
一人の愛犬家として。