昨年、開催された中島かおるさんのレスキューミーティングに、今回も参加してきました!!
前回、このレスキューミーティングに参加したことがきっかけでお店に保護犬をおくことを決めました。
その時の記事はこちらUGペットは保護犬の一時預かりを始めます。準備が整い次第受け入れを開始します。
かおるさんはアメリカのサンディエゴでサロンを経営しながら、ドッグレスキュー、ドッグショーなどでマルチに活躍されています。
アメリカに在住されているので、なかなかお会いする機会はありません。
今回も来日されるということで、是非お会いしたく、ミーティングに参加させて頂きました。
アメリカのレスキューの様子、犬とのかかわり方、ボランティアの方の活動内容、活動資金をパーティーやイベントなどで集める、ハッピーで楽しいボランティア活動に日本との違いを感じました。
日本でいう保健所、今は愛護センターと呼ばれていますが、そのようなところでさかんにイベントが行われています。
しかも、それらのイベントに参加するのは参加する方がお金を払う、有料であることが多いのだそうです。
そこで集めた資金は、動物たちを救うために使われる仕組みになっています。
写真は、家族にもらわれていったビーグルが子供たちの前で幸せになった様子を子供たちに見てもらっているところです♪
見るだけではなく、実際にボランティアの方に教えてもらいながら、犬だけではなく、猫や小動物の触り方、関わり方などを大人が教えながら学んでいくのです。
とても素晴らしいやり方だなと思いました。
そして、休憩を挟んで後半が始まり、スクリーンに映し出された1頭の生物。
写真が小さくてわかりにくいですが、皆様はこれが何に見えますか?
見た目は茶色でマッドな感じです。
答えは毛色がシルバーのスタンダードプードルなのです。
初めてこの写真を見たときはあまりの状態に絶句しました・・・
ボランティアトリミング、通称ボラトリという活動をしている方たちがいます。
プロのトリマーさんたちが、愛護センターに行き、そこにいる犬たちをカットしたり、シャンプーしたりします。
飼育放棄された犬、捨てられた犬、噛むなどの理由で持ち込まれた犬など、そこにいる理由は様々です。
そこにいる犬たちをキレイにすることで、ペットショップではなく、愛護センターから犬を家族に迎え入れよう、と思い足を運んでくれた方に少しでもその子たちが可愛いと思ってもらえるように、定期的にボラトリは行われています。
上記のスタンダードプードルは見てわかる通り、ずっと手入れをされることなく、本来であればふわふわの被毛がぐちゃぐちゃに絡まり、汚物にまみれ、パッと見ではプードルどころか、犬にすら見えない状態でした。
これは、このプードルだけではなく、カットが必要なシーズーなどの犬でも鎧をまとっているような状態や、爪が伸びすぎてぐるぐるに巻いてしまっている子、人間に不信感を抱いている犬をプロのトリマーが怖くないよ、大丈夫だよ、と優しく、丁寧に無理をせずにトリミングするのです。
この活動をしているトリマーさんを本当に尊敬します。
このような活動が実を結び、実際に新しい家族として迎えられています。
今日も千葉の愛護センターで、かおるさんも参加し、ものすごいメンバーでボラトリが行われています。
話しは戻りますが、この時のボラトリの様子を、私のお友達のトリマーさんが詳しくブログに書いてくれていますので、このプードルだけではなく、日本中にこの子と同じような境遇におかれている犬がいるのだということを知って頂きたいです。
この日のボラトリのために、わざわざ名古屋から来てくれたドッグサロン アメジストの酒井さんの記事です→体重と同じ重さの鎧、着たことありますか?(掲載許可は酒井さんから頂いています。)
何度見ても涙が出てきます・・・。
もはや毛玉とは呼べないものを超一流のトリマーさんたちによって、皮膚を傷つけないように、2時間かけてはぎとってもらったスタンダードプードルは銀太と名付けられました。
このボラトリの様子は、Facebookなどで一気に日本全国のトリマーや愛犬家に広まり、衝撃を与えました。
その後、ブログにて無事に新しい飼主様が決まったのを見て、嬉しかったです。
そんな中、おもむろに部屋から出て行くかおるさん。
どうしたんだろう?と思ったら、なんと!!
まさかのサプライズで銀太が登場!!
キレイに手入れをされ、体付きもがっしりしていました!!
みんな銀太のことを知っているので、一斉に沸き立つ会場。
当初、銀太を引き取りたいという方はたくさんいたそうです。
でも、しつけがそんなに簡単ではないこと、スタンダードプードルはトリミング代もかかりますので、お渡しする方は簡単に決められなかったそうですが、今の飼主様のお家に縁あって家族に迎えられた銀太。
優しいお父さんとお母さん、先輩犬がいるお家で良かったね。
私は涙をこらえるので必死でした。
犬種は違えども、UGペットの保護犬第1号で、同じく優しいお父さん、お母さん、先輩犬がいるお家に行った、とらじを思い出しました。
前回のレスキューミーティングに参加していなければ、お店に保護犬はおくことは無かったでしょうし、とらじと会うことも無かったでしょう。
昨日は銀太に会うことができ、本当に参加して良かったなと思いました。
セミナー後の懇親会で、かおるさんに「かおるさんのおかげで保護犬のとらじと出会うことができて、無事に卒業が決まりました。ありがとうございます。」と直接お礼を言うことができました(^^)v
UGペットに入ってから、たくさんの素晴らしい方にお会いしています。
先日のフードセミナーでご一緒したアルシャー京子さん、ニールスさんには前回のセミナーでお会いした際に、生体販売のあり方をアドバイスしてもらい、子犬をお客様にお渡しするだけでなく、保護犬をお店におけないか?と考えるきっかけを作ってもらいました。
まるこさんからもたくさんのアドバイスをもらい、お店に行き、そこで行われている「保育」を見て、UGペットで子犬合宿を始めるきっかけができました。
子犬合宿がなかったら出会っていない子がたくさんいます。
いざ保護犬を迎えると決まってからは、レスキュー活動をしている獣医師の箱崎先生にたくさん相談に乗ってもらいました。
皆様のアドバイスでまだまだUGペットは進化出来ると思っています。
これからもよろしくお願い致しますm(__)m
このブログを書いている今現在も、私の足元ではしつけ合宿中の子犬、以前に子犬合宿に来てくれて、その後もしょっちゅうお店に来てお友達や先輩と遊び社会化を学びに来ている子、うちの子犬の桃太郎とみやびがウーとかギャーとか言いながら店内を走り回っています(笑)
みんな最高に可愛いです。
1頭でも多くの犬を幸せに出来るように、これからも精進し続けたいと思います!!