食物アレルギーのわんちゃん対策、3つのポイント

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食物アレルギーは犬のアレルギー性皮膚炎の10%~20%を占めるといわれていますが、お悩みの方も多いと思います。お困りの方へ、確認をしてもらいたいポイントが3点ありますので、紹介をさせて頂きます。

今までのフードを見直す

今まで与えていたフードを確認してください。確認するポイントは、「原材料」「与えていたときの調子」です。調子がよかったもの、悪かったものの原材料を比べてみると、どの原料がアレルギー反応を起こしていたのか、分かってくると思います。アレルゲンをしっかり把握されたい場合には、動物病院で検査が出来ますので、かかりつけの獣医師様へご相談下さい。

処方食で、加水分解されたたんぱく質によるフードが食物アレルギー対策として使用されがちですが、加水分解の方法によっては分解されたたんぱく質に発がん物質が発生する場合もあります。処方食の前にまずは、アレルギー反応を起こしているタンパク源を特定し、そのタンパク源を使っていないフードを与えることが一番よい解決策だと思います。

どの原料にアレルギー反応を起こしていたのかが、分かればその原料を使っていないフードを選びましょう。

また、人工の保存料や着色料、乳化剤などが食物アレルギーを起こす可能性も指摘されているので、出来る限り使用していないものを選んだほうがよいと思います。

アレルギー対策用フードを試す

一般的にアレルギーになりやすい食材は、牛肉や乳製品、小麦など(北米、ニュージーランド、オーストラリア及びニュージーランドにおける症例報告からのデータによる)で、なりにくいのは魚肉やカンガルー肉、鹿肉と言われていますが、各わんちゃんによって異なります。下記、フードはまず試していただきたいフード群になります。

試すときは1ヶ月半以上を目安に

与えてみて、便の調子や皮膚の状態などを確認していく必要がありますが、犬の皮膚は入れ替わるのに3週間程度かかる(※ロイヤルカナン調べ)といわれておりますので、1ヶ月以上は試して頂き皮膚の調子を確認してください。

また、フードを変えるときは、新しいフードを2割程度から始めて、2週間程度で完全に入れ替えるほうが、お腹がゆるくなることが少なくなるので、その期間も考慮すると1ヵ月半は見ていただくのがよいと思います。

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この記事の筆者

吉武 雄史UGpet Inc. 代表取締役社長

小学校の卒業文集に「ペットショップの店長になりたい」と夢を記し、20歳となり1年間アルバイトをして貯めた資金を元手として、明治大学在学中にUGペットを創業。現代表取締役社長を務める。愛犬はトイ・プードルのくるみとミニチュアダックスフントのビビ。ZENペットフードの開発者です。

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