ニュートロ社から販売されているシュプレモとナチュラルチョイスについての違いについて、販売地域、原材料、成分、中身について比較をしながら解説をします。
販売地域
ナチュラルチョイスは米国でも多く販売されているドッグフードです。しかし、同じニュートロブランドを冠しているシュプレモは2013年現在、日本限定発売ブランドとなっており、アメリカでは販売されておらず、そのため、シュプレモには並行輸入品は基本的に存在しません。
原材料
ニュートロは、世界最大規模のペット栄養学研究所であるウォルサム研究所の知見に基づいて、ペットフードを製造しています。そのため、生肉を第一原料に使用したり、玄米や米ぬかを植物性タンパク源に利用する、保存料には天然のもの(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物)を使用するなど、似通った点が見られます。
ニュートロは、製品名で主原料に何を使っているか分かる(チキン&玄米、ラム&玄米、等)ため、食物アレルギーのわんちゃんにとっても、アレルゲンになる原材料を回避できるようなラインナップになっています。
一方、シュプレモは様々な動物性タンパクや植物性タンパクを組み合わせて、バランスよく栄養を摂取できるようなレシピになっています。高価で高品質な食材であり、オメガ3系脂肪酸の供給源でもあるサーモンや亜麻仁油を使用したりと、ナチュラルチョイスよりもさらに健康に配慮した作りになっています。
成分
似たようなタイプである「ニュートロ シュプレモ 超小型犬〜小型犬用 成犬用」と「ニュートロ ナチュラルチョイス 成犬用 チキン&玄米 超小型犬」で比較をしてみます。
タンパク質 26.0%以上、脂質 15.0%以上、粗繊維 4.0%以下、灰分 9.0%以下、水分 10.0%以下
タンパク質 25.0%以上、脂質 16.0%以上、粗繊維 5.0%以下、灰分 10.0%以下、水分 10.0%以下
基本的にはタンパク質や脂質がやや高めで、ある程度運動量があるわんちゃん向けのドッグフードであると思います。
粒
ナチュラルチョイスは日本のほか米国でも展開されているため、ラインナップが豊富で超小粒から中粒まで幅広く種類がありますが、シュプレモは粒のラインナップが少なく、特に超小粒でないと食べてくれない子だとシュプレモは選択肢から外したほうがいいかもしれません。
ナチュラルチョイスとシュプレモ、どちらを選ぶのか
以下の様なケースであれば「ナチュラルチョイス」がお勧めです。
- 食物アレルギー等がありタンパク源の種類にこだわる必要がある
- 粒のサイズが超小粒でないと食べない
上記のケースに当てはまらないわんちゃんであれば「シュプレモ」が良いかと思います。