愛犬の寿命を伸ばし長生きしてもらうための5つの方法

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飼い主様は皆、愛犬が一日でも長生きしてほしいと考えていると思います。わんちゃんの寿命をのばすための5つの方法をご紹介します。

肥満を防ぐ

同じ親から生まれた兄弟犬の場合でも、食事管理をして適正体型を維持した犬(ボディコンディションスコア4.5)の方が、好きなだけご飯を食べさせた太りぎみの犬(ボディコンディションスコア6.8)よりも関節疾患などの病気の発生も少ないばかりか、1.8年長生きしたという研究報告があります。(※ロイヤルカナン調べ)

人と同じように犬にとっても肥満は、骨や関節に負担を与え、糖尿病やヘルニア、関節疾患などの原因となるため、長生きをしてもらうためには適正な体重を維持することが重要になります。ヘルニアや関節疾患にかかると運動をすることが難しくなるため、さらに代謝が落ち太りやすくなってしまうので、常に適切な体重管理が必要となります。

ポイント

肥満を防ぐにはまずカロリーコントロールが重要です。過食を防ぎ、最適な量を与えましょう。適度な運動は、一日の代謝カロリーを少し増やしますが、まずは最適なカロリー摂取を心がけなければ、適切な体重を維持することは困難でしょう。

太りやすい犬種であるダックスやコーギー、ビークル、キャバリア、柴犬、ラブラドール・レトリバーなどや、健康に対する肥満の影響が大きいシーズー、アメリカンコッカースパニエルなどは特に体重管理をしっかり行うことが必要です。

ダイエットのコツについて紹介した記事がございますので、よろしければ合わせてご確認下さい。

避妊・去勢手術をする

避妊・去勢を薦めているわけではありませんが、避妊去勢をすると寿命が伸びるという統計結果があります。また、去勢より避妊のほうがより寿命が伸びるとされています。詳しくは「犬の避妊手術、そのメリットとデメリット」をご覧頂ければと思います。

適度な運動

人の研究では適度な運動(1日15分程度)が寿命を伸ばすことに繋がることが知られているので、犬にとっても同じことがいえる可能性が高いと考えられます。適度な運動をすることは、ワンちゃんだけでなく飼い主さんの健康維持にも効果的です。

歯の健康維持

歯が残っている人は残っていない人と比べて長生きするという人の調査結果があります。おそらく噛むことで、食べ物の栄養分をしっかり摂取でき、噛んだ時の刺激で脳が活性化され血液の循環が良くなるからだと推測されます。

犬にとっても同じことが言える可能性が高く、歯周病を予防することで寿命をのばすことが出来るのではないかと考えられます。

ポイント

歯磨きを定期的に行ったり、歯磨き効果のあるおやつを与えることを検討しましょう。噛みながら楽しむことが出来るおもちゃも効果的です。

一度歯石がついてしまうと麻酔をした上での歯石除去が必要となるケースが多いので、まず歯垢がつかないように口内ケアを行うことが大切です。

腎疾患に注意する

腎疾患は高齢犬の多くが罹り、死亡原因の上位を占める病気です。腎疾患にかからないようにすることは、寿命を伸ばすことにつながります。腎臓の細胞であるネフロンは一度ダメージを受けると元に戻らないため、腎疾患の兆候が見られなくても、日頃から腎臓に負担をかけないように心がけましょう。

また、重度の腎疾患にかかるとリンの他、タンパク質も大きく制限をかけることになりフードの選択肢が狭まることになります。愛犬に美味しいフードを与え続け生活の質を落とさないようにするためにも普段から腎疾患を防ぐことを考えておくことが大切です。

ポイント

タンパク質やリン、ナトリウムなど腎臓に影響を与える栄養分を不必要に必要量以上摂取しないように気をつけ、水分を積極的に取るように心がけましょう。

寿命を伸ばし、長生きしてもらうために

犬の体格と寿命は関係があり、もちろん個々の環境によって異なりますが、傾向としては小型のほうが寿命が長く、大型になるにつれ平均寿命が短くなります。小型犬は15歳~16歳、中型犬は12~13歳、大型犬は10歳前後と言われています。

愛犬の寿命を伸ばし長生きしてもらうためには、健康でいることが最も重要です。健康を維持するためには食が重要となってきますので、愛犬に適した高品質なフードを与えていくことが大切だと言えます。

海外には「You are what you eat.(何を食べたかであなたが決まる)」ということわざ(格言)があります。まさにその通りで、何を食べたかということはわんちゃん自身の健康を大きく左右します。

最適なフード選びについて私どももお手伝いできればと思いますので、フードにお悩みの方はお気軽にご相談下さい。

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この記事の筆者

吉武 雄史UGpet Inc. 代表取締役社長

小学校の卒業文集に「ペットショップの店長になりたい」と夢を記し、20歳となり1年間アルバイトをして貯めた資金を元手として、明治大学在学中にUGペットを創業。現代表取締役社長を務める。愛犬はトイ・プードルのくるみとミニチュアダックスフントのビビ。ZENペットフードの開発者です。

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