ニュートロブランドのシュプレモの新製品が2018年9月下旬より新発売となります。製品の特徴などを紹介致します。
新製品ラインナップ
今回の新製品は商品名が特徴的ではあります。4種類の原材料、成分表と各製品のレビューをさせて頂きたいと思います。
草原のレシピ チキンのロースト エンドウ豆・ニンジン・パセリ添え
原材料
チキン（肉）、チキンミール、エンドウ豆、ラムミール、乾燥ポテト、レンズ豆、鶏脂*、タンパク加水分解物、ポテトでん粉、ニンジン、ヒヨコ豆、エンドウタンパク、亜麻仁、ひまわり油*、バジル、パセリ、オレガノ、タイム、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸）、ミネラル類（カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅）、アミノ酸類（メチオニン）、酸化防止剤（クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）
*ミックストコフェロールで保存
成分表
粗タンパク質 30.0%以上、粗脂肪 16.0%以上、粗繊維 4.0%以下、灰分 11.0%以下、水分 10.0%以下、カルシウム 1.5%以上、リン 1.0%以上、亜鉛 250mg/kg以上
※ 2018年9月現在
ニュートロでは、ミートファーストを標榜しているので、動物性タンパクである鶏肉（正肉）が第一原料に使用されていています。その後にチキンミール、えんどう豆と続きますが、チキン以外の動物性タンパク源であるラムミールが使われているので、食物アレルギーを持つワンちゃんの場合には注意する必要があります。
その後に乾燥ポテト（じゃがいも）、レンズ豆と続きます。その次のタンパク加水分解物は、主にうま味をつけるために使われるもので、評価が分かれる原料ではありますが、正肉を十分に使用した上での添加であれば、味を引き立たせる意味はあるかと思います。その後にもヒヨコ豆、エンドウタンパクと豆系が4種類使用されています。タンパク質は多いですが、豆系のタンパク質の量もそれなりに入っている可能性がある点は留意しておく必要があるかもしれません。
小麦や大豆といった食物アレルギーを持つ子が多いとされる原料が使われていない点は、食物アレルギーが懸念されるワンちゃんにとって良いと思います。
タンパク質は多く脂質もやや多めです。今まで穀物主体の低タンパクフードを与えていた場合には、移行に時間をかけたほうが良いでしょう。また、シュプレモ全体に言えますが、灰分が高めでカルシウムやリンも標準より多めに含まれている可能性が推察されます。腎臓に衰えが見られるワンちゃんには、合わないかもしれません。
製品名に含まれているえんどう豆は2番目、ニンジンもそれなりに上の方に表示されていることから、製品名に入れるためだけに添加されている可能性は低そうです。パセリは後半表記ですが、これはハーブですので後半に来る必要がある原料でしょう。草原のレシピの商品名に含まれず、別の製品名に含まれているオレガノやタイムも使われています。
第一原料にチキンの正肉を使用していることを考えると、価格についてもリーズナブルと言えるかと思います。嗜好性は高いと思われます。
牧場のレシピ ビーフのグリル ポテト・ホウレン草・パセリ添え
原材料
ビーフ（肉）、ポークミール、乾燥ポテト、エンドウ豆、ヒヨコ豆、ラムミール、鶏脂*、ポテトでん粉、エンドウタンパク、タンパク加水分解物、ホウレン草、亜麻仁、ひまわり油*、バジル、パセリ、オレガノ、タイム、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸）、ミネラル類（カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅）、アミノ酸類（メチオニン）、酸化防止剤（クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）
*ミックストコフェロールで保存
成分表
粗タンパク質 29.0%以上、粗脂肪 16.0%以上、粗繊維 4.0%以下、灰分 11.0%以下、水分 10.0%以下、カルシウム 1.5%以上、リン 1.0%以上、亜鉛 250mg/kg以上
※ 2018年9月現在
動物性タンパクである牛肉（正肉）が第一原料に使用されていていますが、第二原料にポークミールが、6番目にラムミールと、牧場にいそうな動物のタンパク源が使用されています。ビーフが商品名に入っていますが、豚肉由来のタンパク質が一番多い可能性は高いです。食物アレルギーを持っていて、アレルギー源が特定されていないワンちゃんであれば、選択肢から外れてくるかと思いますが、食物アレルギーの心配がないワンちゃんであれば、複数のタンパク源を摂取できるドッグフードと言えます。商品名に含まれているホウレン草はそれなりに入っていそうです。
後半は草原のレシピとほぼ変わらず、成分もほぼ同じです。牛肉がメインなので、嗜好性は高いかと思います。
地中海のレシピ ラムのグリル ヒヨコ豆・トマト・オレガノ添え
原材料
ラム（肉）、ラムミール、ポークミール、ヒヨコ豆、乾燥ポテト、エンドウ豆、鶏脂*、エンドウタンパク、ポテトでん粉、タンパク加水分解物、トマト、レンズ豆、亜麻仁、ひまわり油*、バジル、オレガノ、パセリ、タイム、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸）、ミネラル類（カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅）、アミノ酸類（メチオニン）、酸化防止剤（クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）
*ミックストコフェロールで保存
成分表
粗タンパク質 29.0%以上、粗脂肪 16.0%以上、粗繊維 4.0%以下、灰分 11.0%以下、水分 10.0%以下、カルシウム 1.5%以上、リン 1.0%以上、亜鉛 250mg/kg以上
※ 2018年9月現在
動物性タンパクである牛肉（正肉）が第一原料に使用されていていますが、第三原料にポークミールが含まれています。商品名についているヒヨコ豆は他製品より上位に記載されています。トマトもそれなりに使用されていそうです。地中海というからには魚やオリーブオイルが使われていても良さそうですが、使われていません。地中海にあまり詳しくないのでなんとも言えませんが…。
後半は草原のレシピ、牧場のレシピとほぼ変わらず、成分もほぼ同じです。
湖畔のレシピ ダックのグリル レンズ豆・洋梨・タイム添え
原材料
ダック（肉）、チキンミール、レンズ豆、ラムミール、乾燥ポテト、ヒヨコ豆、鶏脂*、ポテトでん粉、エンドウタンパク、タンパク加水分解物、洋梨、ひまわり油*、亜麻仁、バジル、タイム、パセリ、オレガノ、ビタミン類（A、B1、B2、B6、B12、D3、E、コリン、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸）、ミネラル類（カリウム、カルシウム、クロライド、セレン、ナトリウム、マンガン、亜鉛、鉄、銅）、アミノ酸類（メチオニン）、酸化防止剤（クエン酸、ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物）
*ミックストコフェロールで保存
成分表
粗タンパク質 30.0%以上、粗脂肪 16.0%以上、粗繊維 4.0%以下、灰分 10.0%以下、水分 10.0%以下、カルシウム 1.5%以上、リン 1.0%以上、亜鉛 250mg/kg以上
※ 2018年9月現在
動物性タンパクである鴨肉（正肉）が第一原料に使用されていていますが、第二原料にチキンミール、第四原料にラムミールと、牧場のレシピと同様に3種の動物性タンパク質源が使用されています。湖畔に鶏や羊がいるのかどうかは分かりません。鴨肉は低アレルゲンのタンパク源で原価も高いと考えられ、チキンミールやラムミール由来のタンパク源はかなり多そうなのですが、灰分表記がこの製品だけ1%低いので、その点は少し不思議です。商品名に含まれる洋梨はそれなりに使用されていそうで、ドッグフードに使われるものとしては珍しい原料です。
後半は草原のレシピ、牧場のレシピ、地中海のレシピとほぼ変わらず、成分もほぼ同じです。
価格（全て税抜き）
| 商品名 | サイズ | 価格 |
|---|---|---|
| シュプレモ 超小型犬～小型犬用 成犬用 草原のレシピ |
800g | 1,600円 |
| 2kg | 3,480円 | |
| 4kg | 6,136円 | |
| シュプレモ 超小型犬～小型犬用 成犬用 牧場のレシピ |
800g | 1,600円 |
| 2kg | 3,480円 | |
| 4kg | 6,136円 | |
| シュプレモ 超小型犬～小型犬用 成犬用 地中海のレシピ |
800g | 1,600円 |
| 2kg | 3,480円 | |
| 4kg | 6,136円 | |
| シュプレモ 超小型犬～小型犬用 成犬用 湖畔のレシピ |
800g | 1,600円 |
| 2kg | 3,480円 | |
| 4kg | 6,136円 |
こんな子にオススメ
正肉が使用されているリーズナブルなフードをお探しの場合に、これらシュプレモフードは選択肢に入ってくると思います。どの種類も成分表記は似通っていますが、その中でもどれがオススメかと考えると、湖畔のレシピはダックという低アレルゲンのタンパク質がメインで使用されているので個人的には一番オススメです。ご検討よろしくお願い致します。
