今年に新発売されたサイエンスダイエットプロの「アクティブシニア」について、原材料や成分を確認しながらご紹介致します。
製品特徴
サイエンスダイエットプロは、ヒルズ社の上位ブランドですが、このアクティブシニアはその中でも高価格になっています。特徴的な点としては、柑橘類のエキスやウコンエキスといった、珍しい原料が使われている点です。グレープフルーツ抽出物（グレープシード抽出物とは別物です）は他社でもあまり使われているのを見たことがない原料です。
原材料・成分
サイエンスダイエット プロ 犬用 健康ガード アクティブシニア
原材料
米、チキン、エンドウマメ、大麦、オート麦、トウモロコシ、全卵、動物性油脂、コーングルテン、チキンエキス、ポークエキス、植物性油脂、亜麻仁、ニンジン、トマト、柑橘類、ホウレンソウ、魚油、小麦、ミネラル類(カルシウム、リン、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、ヨウ素)、乳酸、アミノ酸類(タウリン、トリプトファン、リジン)、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、カルニチン、リポ酸、ローズマリー、クローブ油、ウコン抽出物、グレープフルーツ抽出物
成分表
たんぱく質 19.0%以上、脂質 11.0%以上、粗繊維 3.0%以下、灰分 7.5%以下、水分 10.0%以下、オメガ3脂肪酸 0.65%以上、オメガ6脂肪酸 3.00%以上、ビタミンE 450IU/kg以上、ビタミンC 85mg/kg以上
※ 2018年9月現在
米が原料の1番目に来ているとはいえ、チキンミールではなくチキンの正肉が使われています。他のタンパク質源としては、エンドウマメや全卵が使われています。豆タンパクもそれなりに含まれていそうです。主な炭水化物源には、米、えんどう豆、大麦、オート麦、とうもろこし、小麦が使われていて、様々な食品を摂取できる一方で、食物アレルギーが疑われるわんちゃんだと利用が難しくなりそうです。
機能性食材のうち抽出物としては、ウコン抽出物やグレープフルーツ抽出物が使われていて、ウコンは脳の健康維持をサポートし、グレープフルーツエキスは抗酸化が期待される原料です。保存料は天然のものを使用しています。
成分としては、表記上タンパク質は若干少ないかなという印象ですが、灰分も高くはなく、シニアに配慮している印象です。
サイエンスダイエット プロ 猫用 健康ガード アクティブシニア
原材料
玄米、コーングルテン、チキン、オート麦、エンドウマメ蛋白、動物性油脂、チキンエキス、植物性油脂、トマト、魚油、ブロッコリー、小麦、ミネラル類(カルシウム、ナトリウム、カリウム、クロライド、銅、鉄、マンガン、セレン、亜鉛、イオウ、ヨウ素)、乳酸、ビタミン類(A、B1、B2、B6、B12、C、D3、E、ベータカロテン、ナイアシン、パントテン酸、葉酸、ビオチン、コリン)、アミノ酸類(タウリン、メチオニン)、カルニチン、酸化防止剤(ミックストコフェロール、ローズマリー抽出物、緑茶抽出物)、ローズマリー、クローブ油、ウコン抽出物、グレープフルーツ抽出物
成分表
たんぱく質 31.0%以上、脂質 13.0%以上、粗繊維 3.0%以下、灰分 6.5%以下、水分 8.5%以下、タウリン 0.30%以下、オメガ3脂肪酸 0.35%以上、オメガ6脂肪酸 4.00%以上、ビタミンE 650IU/kg以上、ビタミンC 100mg/kg以上
※ 2018年9月現在
とうもろこしのタンパクがメインになっています。チキンは使われてはいますが、エンドウマメ蛋白も使用されていることから、動物性タンパクの量はそこまで多くないと推察されます。
犬用と同様に、ウコン抽出物やグレープフルーツ抽出物が使われていて、保存料も天然のものを使用しています。
成分としては、タンパク質は標準的、脂質は低めとなっていて、灰分も高くはなく、運動量が少なくなったシニア猫に配慮している印象です。
こんな子におすすめ
運動量が減り始めたシニア犬に適したフードです。食物アレルギーが疑われる場合には、選択肢から外れてしまうかもしれませんが、価格的にもプレミアムの中ではリーズナブルではありますので、1kg1000円前半の価格帯でお探しの方にとっては、選択肢の一つになると思います。
