真夏のお散歩で熱中症にならないための6つの対策

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熱中症の大敵、真夏の太陽炎天下での散歩は熱中症のリスクを高めます。夏にお散歩をする場合の対策についてご紹介をさせて頂きます。

犬の熱中症

犬は人と比べて体温調節が得意ではありません。また散歩をしていると温度の高い地面に近く、体感温度も大きく異なります。そのため、散歩中に飼い主が気付かないうちに熱中症にかかることも少なくありません。

そもそも犬は寒さより暑さに弱い生き物ですが、寒い地域原産の犬や長毛種、短頭種は熱中症になるリスクがさらに高くなります。

熱中症リスクの高い犬
チワワ、ダックスフンド ロング(カニンヘン・ミニチュア・スタンダード)、プードル(トイ・ミニチュア・スタンダード)、シー・ズー、パグ、ペキニーズ、ボストン・テリア、ボクサー、ブルドッグ、ゴールデン・レトリバー、シベリアン・ハスキー、ラブラドール・レトリバー

また、肥満の場合やまだ体温調節がうまくできない子犬、調節機能が衰えてくるシニア犬、心臓などに疾患を持っている犬もより注意が必要となります。

熱中症にならないための対策

日中の散歩を避ける

気温が高くなる11時から17時までの時間を避けて、早朝か夜に散歩をしましょう。薄暗い早朝や夜に散歩をする場合には、夜道での危険を防止するため、首輪に光るタグを取り付けて散歩することが望ましいでしょう。

散歩の時間を短くする

普段の散歩時間より短くすることで、熱中症のリスクを抑えます。運動量が足りない場合には、室内で暑くならない程度におもちゃなどを使い運動をしましょう。

こまめに休憩を挟む

こまめに休憩を挟むことで体温の上昇を抑えます。休憩と合わせて水分を補給しながら、急がずペースを考えながら散歩をしてあげましょう。

水分補給をマメに行う

散歩中の水分補給をマメに行いましょう。最近は犬用の経口補水液も販売されているので、常備しておくのもよいでしょう。適切な水分補給が出来ない犬には、水をフードにかけて一緒に補給することも効果的です。

アスファルトを避ける

アスファルトで舗装された道は熱がこもりやすく、地面に近い位置にいる犬にとって好ましくありません。芝生や土の上を歩くと、地面から受ける熱を抑えることができます。

サマーカットにしない

夏用に丸刈りにするいわゆるサマーカットは、熱中症対策になりません。ならないどころか、サマーカットにすることで日光が直接皮膚にあたり体温上昇や紫外線を受けるリスクが高まります。被毛があることで直射日光が当たることを防ぎ、体温調節を助けることにつながるので、熱中症対策としてサマーカットにすることはオススメできません。

皮膚の問題などで毛を短くせざるを得ないケースの場合には、日光にあたるリスクを避けるため夜の散歩をお勧め致します。

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この記事の筆者

吉武 雄史UGpet Inc. 代表取締役社長

小学校の卒業文集に「ペットショップの店長になりたい」と夢を記し、20歳となり1年間アルバイトをして貯めた資金を元手として、明治大学在学中にUGペットを創業。現代表取締役社長を務める。愛犬はトイ・プードルのくるみとミニチュアダックスフントのビビ。ZENペットフードの開発者です。

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