胆のうに優しいドッグフードの選び方

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シニアになるにつれて、胆泥症など胆のうの疾患にかかってしまう犬も増えています。胆のうの機能が衰えていたり、胆のうを摘出したわんちゃんにとってどのようなフードを選べばよいのか、その指針について解説します。

胆のうの機能

胆のうは、肝臓で作られる胆汁を一時的に貯蔵するための器官です。胆汁は、脂肪を消化吸収するための重要な役割を果たしています。

胆のうを摘出した場合でも肝臓により胆汁は生成されますが、食事のタイミングで放出しなくなるので、消化能力に影響が出る場合があります。その場合には、下痢等の症状が出ます。

胆のうの疾患に気をつける犬種

一部の犬種は、先天的に胆のうの疾患である胆泥症になりやすいことが知られています。下記犬種の場合にはより注意が必要です。胆泥症は、高脂血症のなりやすさとの相関が示唆されています。

胆泥症になりやすいとされる犬種
プードル、シェットランド・シープドッグ

胆のうの機能が衰えたワンちゃんに推奨されるドッグフード

高脂質を避ける

胆のうに蓄えられている胆汁は、脂質の消化吸収に重要な役割を果たします。胆のうに問題がある場合には、消化に必要な胆汁が十分に供給されず、脂質の消化に障害が出る場合があります。そのため、脂質が多く含まれるドッグフードは避ける必要があります。個人的には脂肪が15%以下のドッグフードを推奨します。

食物繊維

食物繊維は、脂質の吸収を緩やかにします。特に水溶性繊維(可溶性繊維)を多く含むドッグフードが推奨されます。水溶性食物繊維としては、難消化性デキストリンオリゴ糖サイリウム(不溶性繊維も含む)が挙げられます。

ドッグフードの成分表に表示される粗繊維は一部の不溶性食物繊維の含有率となっていて、一部の不溶性繊維と殆どの水溶性繊維は粗繊維率には含まれません。そのため、水溶性繊維がどれだけ含まれているかということを見るためには、原料から推察する必要があります。

まとめ

低~中脂質で高繊維質のドッグフードはかなり限定されます。嗜好性や食物アレルギーの有無などで、胆のうが衰えたわんちゃんにとって最適な餌は異なるため、探しきれない場合等ございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

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この記事の筆者

吉武 雄史UGpet Inc. 代表取締役社長

小学校の卒業文集に「ペットショップの店長になりたい」と夢を記し、20歳となり1年間アルバイトをして貯めた資金を元手として、明治大学在学中にUGペットを創業。現代表取締役社長を務める。愛犬はトイ・プードルのくるみとミニチュアダックスフントのビビ。ZENペットフードの開発者です。

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