問題行動とは?問題犬とはなにか?

先日、合宿を終えた子がまたお泊まりに来ました。

飼う前に思い描いていた想像と違う子犬の姿に、お客様は戸惑い、色んなトレーニング方法を試しました。

よくなっているのか、よくわからなくなっているときに、UGのブログにたどり着きました。

合宿中も、時には私も触れないくらいのパニックを起こしました。

あれから時間が経って、今日、その子は全く違う姿を見せてくれました。

合宿が終わり、お迎えにいらしたお客様に絶対に戦わないでください。とお話ししました。

今までのトレーニング方法で傷付き、心に余裕がない状態で叱っても、反発するだけだと。

お客様は正直、不安だったのではないかと思います。

そんなんで大丈夫なのか?と。

しかし、今日会ったその子は、顔も触らせくれるし、とにかく我々スタッフに笑顔で甘え、犬同士の遊びも、合宿中は先輩から叱られても誤魔化しながら逃げ、捕まれば逆ギレしていたのが、遊びの中で叱られたときに、素直にきゃん。と鳴いて、先輩の叱りを受け入れる姿がありました。

私が何かしたわけではありません。

本来のこの子の姿に戻っただけなのです。

どうしてもハイパーであったり、甘噛みがすごいと、飼い主はこのままで大丈夫なのか?と不安になります。

この子は結果的に支配論のしつけで危うい方向にいきかけていました。

そのやり方全てを私は否定はしません。

完璧なしつけ方法などないからです。

私も叱る時は、店内が静まり返るくらいに本気で叱ることもあります。

しかし、プロであるならばスムーズにいくやり方も、初めて子犬を飼ったり、噛まれて怖い飼い主に押さえ付けるようなやり方を提案しても出来ないことの方が多いと思うのです。

先生は出来るのに、私達は出来ない。

どんどん自信が無くなっていく。

犬との暮らしも楽しく無くなっていく。

こうした悩みの電話が毎日、毎日、どんどんきてます。

どれだけの飼い主の方が悩み、どれだけの犬が誤解されているのかと思うと、正直、恐くなってきます。

私もキャパオーバーを迎えつつあります。

同じ志を持つ仲間を増やしたいなと、今日、決意しました。

私一人ではもう追い付かなくなってきています。

断るのもとても心苦しいです。

しつけ!

トレーニング!ではなく、犬と「普通」に暮らせるためのお手伝いを出来るように、何か良い方法を考えたいと思います。

私もこれからもっともっと勉強していかなければいけません。

皆様の応援、ご協力をこれからもよろしくお願い致します。

私は、笑った人と犬の笑顔が見たいのです。

せっかく犬を飼ったならば、笑って一緒に過ごしてもらいたいと強く願います。