ナチュラルハーベスト徹底解説! セラピューティックフォーミュラ キドニア編

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ナチュラルハーベスト キドニア「ナチュラルハーベスト セラピューティックフォーミュラ キドニア」は、腎疾患を持つ犬のサポートを考えて、タンパク質やリン、カルシウムを最適なバランスになるように調整されたドッグフードです。

腎疾患について

腎臓を患う(腎不全)と、体に有害な物質を輩出する能力が衰えていきます。腎臓を構成する組織である「ネフロン」は、一度破壊され機能を失った場合でも回復しないため、腎機能をさらに衰えさせないように配慮が必要となります。

ナチュラルハーベストのキドニアを与えても腎疾患が回復するわけではなく、あくまで現状以上の悪化を抑えるために与えるものとなります。

原材料

精製白米、α化米、全粒大豆(グリシニン源)、グルコース、鶏卵、菜種油(ビタミンE、クエン酸で酸化対策済)、ビートファイバー、亜麻仁、加水分解チキンエキス、硫酸カルシウム、ニシンミール、ベントナイト、プロバイオティクス(コアグランス菌、アシドフィルス菌)、塩化カリウム、イヌリン、オリーブオイル、DLメチオニン、豚腎臓、塩化コリン、酸化防止剤(ビタミンE、ローズマリー抽出物)、ビタミンC、トルラ酵母、魚油、ユッカ抽出物、ベータカロテン、硫酸亜鉛、ローズマリー、タウリン、硫酸鉄、ナイアシン、キチン、パパイヤ乾燥末、硫酸銅、クエン酸、硝酸チアミン、パントテン酸カルシウム、ビタミンA、酸化マンガン、塩酸ピリドキシン、セレン酸ナトリウム、リボフラビン、ビタミンD3、ビオチン、ビタミンB12、ヨウ化カルシウム、葉酸

低たんぱくに抑えるため動物性原材料を殆ど使用せず、主原料には低ミネラルの植物性炭水化物源である精製白米やα化米(加水・加熱処理によって消化吸収がしやすくなった米)を使用しています。

成分

粗タンパク質 15%以上 粗脂肪 10%以上 粗繊維 3%以下 粗灰分 4.5%以下 水分 10%以下
カロリー:336Kcal / 100g
※2014年1月現在

腎疾患の犬に配慮するため、タンパク質を抑えています。この値はAAFCOが提示する総合栄養食の基準値を下回っているため、腎疾患を持つ犬以外に与えることは推奨できません。

リンの成分参考値は0.3%となっており、この値もAAFCOが提示する総合栄養食の基準値を下回っています。高リン食を与えると腎疾患が進行を早めることが知られているので、低リンに抑えられています。また、カロリーも平均的なドッグフードと比較して抑えめに作られています。

添加物

フラックスも、他のナチュラルハーベスト製品と同様に、エトキシキン、BHA、BHTなどの酸化防止剤、着色料、人工香料などは全く使用していません。天然の保存料としてローズマリー抽出物ビタミンEを使用しています。天然の保存料を使用しておりますので、開封から1ヶ月以内に使いきっていただき、湿気が多い場所や直射日光が当たる場所での保管をしないように注意が必要になります。

パッケージ

パッケージも、ナチュラルハーベスト特製の空気を通さない4層構造のものを使用しています。ナチュラルハーベストでは、作ってすぐに真空パックにして製品化をします。その大きな特徴の一つである真空パックにより、出来立てのフードを与えることが出来ます。真空パックは長期の保存でも栄養素がほぼ劣化しないことが試験の結果証明されています。

こんな子にオススメ

一部の成分が、AAFCOの示す成長期及び維持期における総合栄養食の基準値を下回っているので、健康体のワンちゃんには推奨できません。すでに腎疾患を持っているワンちゃんのみにオススメを致します。

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この記事の筆者

吉武 雄史UGpet Inc. 代表取締役社長

小学校の卒業文集に「ペットショップの店長になりたい」と夢を記し、20歳となり1年間アルバイトをして貯めた資金を元手として、明治大学在学中にUGペットを創業。現代表取締役社長を務める。愛犬はトイ・プードルのくるみとミニチュアダックスフントのビビ。ZENペットフードの開発者です。

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