愛犬がドッグフードを食べない理由と対処法

カテゴリー: コラム
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愛犬がドッグフードを食べてくれない…とお悩みの方にお勧めの対処法をご紹介致します。

一般的な原因と対処法

愛犬がフードを食べない・好き嫌いをするというお悩みは多くの飼い主様が抱えられています。そこで愛犬は何故フードを食べないのか、好き嫌いをするのか、その原因と対処法をご紹介致します。

おいしくない・好き嫌いがある

ふやかす

フードを食べない場合は、まずいつものフードをお湯や犬用ミルクでふやかしてあげましょう。ふやかすことでフードの香りが増すので、わんちゃんの食欲を刺激します。

食事の制限時間を決める

ふやかして食欲をそそっても食べない場合、ドッグフードを食べないからといっておやつや人間の食べ物を与えてしまうと、益々フードを食べなくなりますので、フードを食べ終わるまでは何も与えず、30分程経過したらフードも下げるようにします。根気よく続けているうちに犬は、ドッグフードが自分のご飯であることを少しずつ理解します。この方法をとっているときはドッグフードを食べるまでは、何も与えてはなりません。途中何かを与えてしまうと一気に「ドッグフードを食べなければ、もっと美味しいものがもらえる」と勘違いしてしまいます。ドッグフードには愛犬の健康維持のために必要な栄養素がバランスよく含まれています。フードを食べないとわんちゃんの健康維持に必要な栄養素を補給できず、おやつや人間の食べ物ばかりを与えていると栄養バランスが崩れ、病気にかかりやすくなったりしますので、ドッグフードをしっかりと食べる躾を行ないましょう。

トッピング

制限時間でフードを下げることを繰り返しても、食べずに空腹で嘔吐をする子もいます。成犬の場合3日目にはいっても食事をとろうとしない場合は、健康に支障が出る場合があるので、他の対処法をとります。ふやかしても制限時間を決めてフードを下げるようにしても、食べてくれない場合はドッグフードに犬用ふりかけ等のトッピングをします。トッピングを行う際は、愛犬の食事の栄養バランスが崩れないよう、工夫しましょう。また野菜やお肉をトッピングされる場合は、量が多すぎると、トッピングだけでお腹いっぱいになってしまいますので、気を付けましょう。またトッピングしてドッグフードも一緒に食べてほしい場合は、フードの上にのせるだけでなく、トッピングとドッグフードを絡ませてあげるとフードも食べてくれる可能性が高くなります。

フードを切り替える

トッピングをしてドッグフードを与える習慣がつくと、愛犬はトッピングがないとフードを食べなくなったり、トッピングだけを食べて満足してしまったりすることがございます。そこで、トッピングではなく愛犬に合ったドッグフードに切り替えることも一つの手です。ドッグフードにはお肉ベースのものやお魚ベースのもの等様々な種類がございます。愛犬に合ったフードをお選びいただく際は、少量ずつ時間をかけてフードの切り替えを行い、愛犬がアレルギーをお持ちの場合は原材料をご確認の上お与えください。

犬の好むドッグフード

愛犬には美味しい食事を与えたい…これが多くの飼い主様の願いです。そこで犬が好むドッグフードはどんなものなのかご紹介致します。一概には言えませんので、ご参考までにご覧ください。

良質なお肉を使用している?
犬は元来肉食動物であったので、良質なお肉を使ったドッグフードを好む傾向にあります。お肉といっても鶏肉・ラム肉・鹿肉・カンガルー肉・魚肉等様々ございますので、一番愛犬に合うものをサンプルなどで試しながら決定してあげることをお勧めします。

肉の含有量はどのくらい?
ドッグフードの原材料を確認します。ドッグフードによってはお肉の含有量を公開しております。公開されていないフードであっても原材料の表記で1番目にお肉が入っていれば、主原料はお肉であることが確認できます。

お腹が空いていない

特に超小型犬に多いですが、お腹が空いていないためにドッグフードを食べないことがございます。

1日の食事回数を増やす

1回の食事の量が多すぎると消化に負担がかかりますので、1回の食事の量を減らし1日の食事の回数を増やすことで消化の効率化を促します。

少量でも栄養をとれる食事に切り替える

あまり量を食べれないわんちゃんには、少量で1日に必要な栄養素を摂れるフードに切り替えることをお勧めいたします。

体調が悪い

犬も人間と同じで体調が悪いと食欲が落ちます。嘔吐や下痢をしているときは勿論、していない時でも胃腸に負担がかかっている可能性もございます。

1日様子を見る

嘔吐や下痢が見られたり、お腹がぎゅるぎゅるなっている場合は、胃腸に負担がかかっています。1日食事を控えて、愛犬の食欲が戻るのを待ちましょう。食欲が戻った後も胃腸は弱っていることが多いので、フードをふやかして腸を温める食事を心がけましょう。

動物病院に行く

愛犬の元気がなく食欲もない場合は、病気や誤飲の可能性もございますので、動物病院で診察して頂くことをお勧めいたします。また、犬は環境の変化やストレス、疲れなどにより胃腸に負担がかかることもございます。その場合は病院でお薬を処方して頂き、ふやかしたフードとお薬を与え、胃腸の調子が回復するのを待ちましょう。

夏バテ(夏季)

夏の時期に気を付けたいのが、夏バテです。犬も暑さには弱く、体調を崩すことがあります。水分補給はしっかりできているか、愛犬の暑さ対策は万全か確認しましょう。

暑さ対策

夏バテは暑さが原因でおこります。室内飼育の場合は、冷房でしっかり温度管理を行い、外で飼われている場合は直射日光があたらないよう工夫し、愛犬が涼める場所を作ってあげましょう。

水分補給

夏場は水分補給がとても大切です。水分補給がしっかりできているか確認し、あまり水分がとれていない様子でしたら、フードをお湯でふやかして水分を少しでも多く摂れるように促しましょう。

子犬が餌を食べない時に多い原因とその対処法

子犬がドッグフードを食べない時は、主3つの原因があります。

好き嫌い

子犬の時期は、成長のために多くのカロリーを必要とするので、比較的にドッグフードを食べてくれる子が多いです。しかし、おやつや人間の食べ物を与えてしまうと何か自分の食事なのかわからなくなり、物事を覚える能力が高い子犬は好き嫌いをするようになることがあります。ドッグフードは子犬の成長に必要な栄養素がたっぷり含まれています。まずは好き嫌いをしないよう1日の食事とおやつを見直し、ドッグフードを食べないからと他の食べ物を与えるのではなく、上で述べた「食事の制限時間を決める」を実践していましょう。※子犬は成犬に比べ、1日に必要とする栄養素が多いので、1日経ってもフードを食べない場合は好き嫌いのほかに何か問題がある可能性がございますので病院を受診しましょう。

食欲がない

子犬は一度に大量のフードを食べると消化に時間と負担がかかり、食欲が低下します。特に体の小さい子犬の場合は1日の給与量をできるだけ細分化して与えてあげましょう。また子犬は歯の生え替わりの際、口の中に違和感があり、食欲減退することがあります。子犬後期になって永久歯が生えてきているにも関わらず乳歯残留が見られる場合は、かかりつけの動物病院の先生へご相談ください。

体調が悪い

子犬が食事をとらず、元気がない場合は誤飲や体調不良等が考えられます。お近くの動物病院を受診しましょう。

老犬が餌を食べない時に多い原因とその対処法

老犬がドッグフードを食べない時は、主2つの原因があります。

消化機能の低下

7歳を過ぎ、高齢期に入ると目には見えなくても少しずつ体に変化が現れます。中でも消化機能の低下は犬の食欲を減退させます。愛犬の体に負担をかけない消化の良い食事を心がけましょう。

愛犬の体に負担をかけない食事

合成添加物を使用していない

合成添加物は肝臓や腎臓に大きな負担をかけます。愛犬の体に負担をかけないよう、ミックストコフェロールやローズマリー抽出液等の天然の保存料を使用したフードを選びましょう。

良質なたんぱく質を含むお肉を使用している

犬は元来肉食動物であったので、植物よりも肉類を消化する方が得意とされています。そこでより消化しやすいドッグフードをお選びいただくためには、原材料をしっかり見て頂くことをお勧めいたします。フードによってはコストを低く抑えるために犬の健康維持のためには必要のない原材料が配合されていたり、犬にとって消化が時間がかかり、アレルギーの原因にもなりやすい穀物が多く配合されているものがございます。

嗅覚と味覚機能の低下

嗅覚・味覚は、嗜好性を高めるために重要な役割を果たします。その機能が低下した場合、食への興味がなくなります。そこでドッグフードの香りが大切になります。フードをふやかして、素材本来の香りで犬の食欲をそそったり、香りの強いウェットフード等のトッピングしたりと愛犬の嗅覚と味覚を刺激してあげる工夫を行いましょう。

噛む力の低下

老化が進むと、噛む力・飲みこむ力が低下します。良質なたんぱく質を摂り出来るだけ筋肉を維持しつつ、喉に詰まらせることのないように、以下の工夫を行うことをお勧めいたします。

噛む力の低下した老犬への食事の与え方

フードを少し柔らかくする

ドライフードをお湯や犬用ミルクなどでふやかしたものを与えましょう。噛む力が少しでも残っている場合はできるだけ噛む力を維持させてあげなければならないので、咀嚼できるくらいの固さにふやかして与えましょう。

食事台を設置する

食事を食べる際、愛犬が食べやすい態勢で食べれるように食事台・テーブルがあると便利です。食事をスムーズに食べれるよう愛犬にあった高さに調節してあげましょう。

偏食、好き嫌いの多い犬種

一般的にチワワやヨークシャテリア、トイプードル等の超小型犬や小型犬は偏食や好き嫌いがあるケースが多いといわれています。

チワワ

チワワは体が小さいため、一度に多くの食べ物を食べることができません。食事の回数を1日3・4回に分けて与えて頂いたり、少量でも十分な栄養が摂れるフードに切り替えて頂くとスムーズに食べてくれる場合もございます。またお顔が小さいチワワは、歯も小さくドッグフードによっては上手く食べれない場合があります。超小粒や小粒タイプをお使いいただくか、フードをぬるま湯でふやかして与えて頂くことをお勧めいたします。以上2つの原因ではなく元気もある場合は、おやつや人間の食べ物等他の食べ物を食べたくて、ドッグフードを食べないケースが多いです。時間はかかるかもしれませんが、愛犬の健康のためにドッグフードを食べるよう対処法を実践してみましょう。

トイプードル

トイプードルは、頭が良く賢いため一般的に飼いやすい犬種であるといわれています。おすわりやお手なども躾けるとスムーズに覚えてくれます。しかしこの覚えの良さが、偏食や好き嫌いを引き起こしてしまうことがあるのです。賢いトイプードルは自分がどうしたらおやつが貰えるのかを日々の生活の中で覚えていきます。ドッグフードを食べないからと他の食べ物やおやつを与えると「ドッグフードを食べないと良いものがもらえる」と記憶します。偏食や好き嫌いがはじまってしまった場合は、愛犬と飼い主様の我慢比べになります。上でも述べたような対処法を実践してドッグフードを食べるように促しましょう。ドッグフード以外は与えていないのに偏食がある場合は、ドッグフードがあっていない可能性もありますので、愛犬はお肉派?お魚派?、どんなフードを好むのか少しずつ試して、愛犬に合ったフードを選んであげることをお勧めいたします。

ヨークシャテリア(ヨーキー)

ヨークシャテリアの中にも体が小さく、食の細い子がいます。食が細い場合は少量でも十分なカロリーを摂れるドッグフードに切り替えてあげたり、1日の給与回数を増やし、消化を促すなどの対応を行います。またチワワと同じく、口が小さい場合はできるだけ粒の小さいものをお使いいただくか、ふやかしてお与えください。

ポメラニアンやパグ、マルチーズ、柴犬等、今回ご紹介した犬種以外にも偏食・好き嫌いをするというご相談を受けます。もちろん中型犬・大型犬の場合も好き嫌いをするケースもございます。愛犬が何故フードを食べないのか、いつから好き嫌いをするようになったのかまずは原因を特定して、正しい対処を行いましょう。

比較的に嗜好性の高いドッグフードのご紹介

アーガイルディッシュ

子犬・成犬用

ウィステリアアダルト

オーガニックのラムとビーフを贅沢に使用し、植物性タンパクを配合。アミノ酸バランスを整えた成犬用ドッグフードです。オメガ3&6をバランスよく配合し、「最大の臓器」とも呼ばれる皮膚や被毛の健康を体の中からサポートします。タンパク質・ビタミン・ミネラル・クロロフィル(葉緑素)を豊富に含むクロレラとユッカを配合しました。

成犬・シニア犬用

グレヴィレアアダルト

高たんぱくの赤身であるエミュー肉と良質なたんぱく質源である鮮魚にオーガニック野菜を組み合わせた、オーガニックドッグフードです。脂肪分を調整しながら質の高いタンパク質をとるために、グレヴィレア・アダルトはエミュー肉を使用しています。エミュー肉は高タンパク低コレステロールで、脂肪分は牛の3〜4分の1。皮下脂肪と肉の部分ははっきりと分離しているため、脂肪部分はエミューオイルとしてエッセンシャルオイルのベースや食用として活用されています。肉質部分は赤身でにおいもなく、人用の食材としてオーストラリアから世界中に輸出されています。他のたんぱく質源にアレルギーを持つ愛犬にもおすすめです。

シニア犬用

エバーラスティングシニア

オーガニックのラムとビーフとひまわりの種子を配合し、バランスを整えたシニア犬用ドッグフードです。たんぱく質はウィステリア・アダルトに比べ低めに抑えており、年齢とともに愛犬の体調にあわせて手作りトッピングをされるお客様へのベースフードとしてもお勧めです。関節、軟骨のサポートとしてグルコサミン&コンドロイチンを配合。アーガイルディッシュはオーストラリアを代表する認定機関であるAustralia Certified Organicから認められたオーガニックフードです。

ソルビダ

子犬用

ソルビダ 室内飼育子犬用(インドアパピー)

ソルビダ 室内飼育子犬用は、主原料にオーガニックチキンを使用した子犬用ドッグフードです。子犬の成長期間は人間と比べるとかなり短いため、その期間に十分な栄養をバランスよく摂取することが必要です。成長期の子犬の食事内容は健康な成犬へ成長するための大事な要素です。ソルビダは、成長期の子犬に合わせたエネルギー、栄養をバランスよく配合していますエネルギー要求の高い、妊娠中、産後、授乳中の母犬にも最適です。

成犬用

ソルビダ 成犬用(アダルト)

ソルビダ 成犬用は、主原料にオーガニックを使用した成犬用ドッグフードです。ロリーを低めに、更に効率的な消化、栄養吸収をサポートします。原材料、栄養、機能などは成犬用そのままで、中〜大型種のワンちゃんにぴったりな粒サイズになっています。

ソルビダ 室内飼育成犬用(インドアアダルト)

ソルビダ 室内飼育成犬用は、主原料にオーガニックチキンを使用した成犬用ドッグフードです。運動が不足しがちな室内飼育犬のためにカロリーを低めに、効率的な消化、栄養吸収をサポートします。

肥満犬用

ソルビダ 室内飼育肥満犬用(インドアライト)

ソルビダ室内飼育肥満犬用は、主原料にオーガニックを使用した肥満犬用ドッグフードです。高い嗜好性はそのままに、ソルビダシリーズの中でもカロリーや脂質を抑え、脂肪燃焼をサポートするLカルチニンを配合しました。主原料は消化吸収に優れ、愛犬に必要な必須アミノ酸を全て含むオーガニックチキンを使用。 サーモン、ブルーベリー、クランベリー、ニンジン、トマト、ブロッコリーといった抗酸化食材や緑黄色野菜など様々な食材を用い、肥満対策だけでなく愛犬の元気な毎日をサポートします。

シニア犬用

ソルビダ 室内飼育室内飼育7歳以上用(インドアシニア)

ソルビダ 室内飼育室内飼育7歳以上用は、主原料にオーガニックチキンを使用したシニア犬用ドッグフードです。シニア犬の健康を追求し、成犬用よりもさらにカロリー、脂質を低くしました。

リガロ

全年齢対応

リガロ グレインフリー フィッシュ

RIGALO(リガロ) グレインフリー フィッシュは、ホワイトフィッシュのみを主原料に使用した穀物不使用のドッグフードなので、アレルギーをお持ちで、複数のたんぱく源の摂取を避けたいわんちゃんに最適です。ホワイトフィッシュは、血液をさらさらに保つ「EPA」や脳や目の健康維持に有効な「DHA」を含みます。

リガロ グレインフリー ハイプロテイン ターキー

RIGALO(リガロ) グレインフリー ハイプロテイン ターキーは脂肪・コレステロール分が少なく、たんぱく質が豊富で消化吸収が抜群な穀物不使用のドッグフードです。チキンとターキーのアレルギーを誘発する抗原は異なるため、チキンアレルギーのわんちゃんにもお与え頂けます。またチキンに比べ、セレン等のミネラルを多く含みます。プロテイン37%以上。

リガロ グレインフリー ハイプロテイン ラム

RIGALO(リガロ) グレインフリー ハイプロテイン ラムは、アミノ酸バランスに優れた良質なたんぱく質を豊富に含んだ穀物不使用のドッグフードです。ラム肉は、体重が気になる子にはうれしい「L-カルニチン」を食肉では一番多く含んでいます。さらにコレステロール値も低く、ビタミン・ミネラルを豊富に含みます。プロテイン37%以上。

ZiwiPeak

ZiwiPeakは、上質なお肉を贅沢に使用し、栄養バランスに優れた穀物不使用の高品質ドッグフードです。肉類が原材料の90%以上を占めており、犬の成長や健康維持に必要な栄養素をバランス良く効率的に摂取できます。エア・ドライ製法で丁寧に加工されているので、できたての美味しさを実現されています。

当フードはカロリーが高いため、1日の給与量は通常のフードに比べて半分程となっております。食が細くフードをほとんど食べない子にお勧めです。

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この記事の筆者

下田

幼いころから犬が大好きで、ずっとペット関係の仕事に携わることを夢見ながら大学に進学。大学2年の冬にUGペットに出会い、経営理念に共感し、インターンシップに参加。愛犬は、チワワの「らん」とトイプードルの「はち」です。

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