近年、多くのペットフードが市販されており、どのフードが良いのか悩むオーナー様も多いことでしょう。実際に私もインターンシップでペットフードについて学ぶまで、愛犬のフード選びについてちゃんと考えたことがありませんでした。しかし、数多くあるドッグフードにも、体に良いものと悪いものがあると知ってからは、愛犬にも良いフードを食べさせたいと考え、フード選びの重要性を感じました。そこで今回はペットの栄養学の知識がなくても、安全なペットフード選びができる5つのポイントを紹介したいと思います。
一定の必要栄養基準を満たしているか
フードの栄養価を測るとき、AAFCO基準やNRC基準を満たしているかどうかが1つの物差しになります。しかし、この基準すべてを覚えておくのは難しいことです。上記の「AAFCO基準」を見て頂き、三大栄養素であるタンパク質、脂肪、炭水化物やビタミン、カルシウムなどを確認し、自分のパートナーにはどのくらいの栄養が必要なのか確認してみましょう。
栄養構成の主体となる原材料は何か
ドライフードでは主要原材料の欄の最初から3番目までに動物性タンパク質が入っているものを選びましょう。動物性タンパク質は先祖がオオカミである犬や元来肉食である猫にとって消化しやすく、タンパク質の体内吸収の割合も高いと言われています。
栄養バランスを考えよう
フードはタンパク質が多ければ良いということではなく、ペットの体型や運動量などを考慮して、良いとされる栄養バランスのフードを選ぶ必要性があります。例えば、運動量が多い場合は消費カロリーが高いため高タンパクのフードを与え、あまり運動しない場合は、高カロリーのフードは適さないので考慮しましょう。
また食物アレルギーである場合は、アレルゲンと認識されにくいタンパク質が含まれているフードにしましょう。ラム肉など比較的新しく取り入れられた動物性タンパク質はアレルギーを起こす確率は低いとされています。
合成添加物は何か
ペットフードには保存期間を長くするためや見栄えを良くするために、様々な添加物が配合されています。一定期間保存するには酸化防止剤や保存料は必要ですが、安全なものかどうかは確認しましょう。通常、安全だと考えられている保存料などはコストが高く、保存期間は短くなります。
また犬は人間のように色よって嗜好性が変わるということはないため、着色料が使用されているフードは与える必要はあまりありません。実際に自然なものでない着色料の危険性はが十分にあります。実際に人間の身体への影響が研究によって証明されているものもあり、これはペットたちにも勿論良くないと言えます。怪しいと思う添加物がありましたら、ぜひペットのためにも検索して健康への悪い影響はないかを確かめてみましょう。
ごまかし表示に注意する
同じ原材料でもその名称を変え、何種類にも分割することで、原材料表示の順位を下げて記載されているものがあります。そうすることで、必要量を満たしていない動物性タンパク質の順位を上げることができるのです。
以上の5つのポイントを意識して、マスコミによる宣伝や価格によってペットフードを選ぶのではなく、大好きなペットたちのために栄養素やペットの症状を考慮して安心安全なフードを選んであげましょう。
フードについての質問です。
2歳前のパピヨンで、体重は5.5kgになりました。去勢もしています。4kg程度に抑えたかったのですが、えさを与えすぎたのでしょうか?
骨格も全体に大きいので、特別肥満と言うほどには感じないのですが、あばら骨のあたりを触った感じは、やや肉が付き過ぎなのかな 程度です。これ以上体重を増やさないように、逆にもう少し減らした方がよいかと思うので、ここ2ヶ月ほど前からえさは
ニュートロ ナチュラルチョイス 避妊・去勢犬用 超小型犬~小型犬用 【成犬用】 と
アーテミス フレッシュミックス ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ を半々くらいに混ぜて与えています。(2種類混ぜているのは夫々特徴があるので、混ぜてみた方が良いかな と言う単純な理由です)
つい最近は
ニュートロ ナチュラルチョイス 減量用 全犬種用 成犬用 ラム&玄米
に切り替えた方がよいかなと思って、更にこれを少しずつ混ぜています。
ただこの減量用のものは、小粒がないので・・・、うちの子は大粒のは食い付きが良くない為
、他の物を探しています。
食欲は旺盛なので、食べた後もまだ欲しがって・・・何とか少量で満腹感の出る物があれば一番良いなと思っているのですが。
現在えさは上記のドライフードをメインにボリュームがあるように缶詰えさも混ぜています。
総量は抑え気味にはしているのですが。。
減量用にお薦めのえさがあれば教えて下さい。
宜しくお願い致します。
畑澤誠一郎 様
コメント誠にありがとうございます。
体重管理において重要なのは、愛犬の年齢・体格等にあったフードのカロリーと給与量です。
フードを混ざてお与え頂きます場合は、給与量に十分配慮して頂けますと幸いです。
現在、お与え頂いております製品より、体重管理に適しております商品は、
以下のものとなりますので、ご参考にして頂けますと幸いです。
ビーナチュラル シニアライト 高齢・肥満犬用 小粒 320kcal
http://www.ugpet.com/g/12197/
ソルビダ 室内飼育肥満犬用 インドアライト 310kcal
http://www.ugpet.com/g/43672/
ドクタープロ ラム&オートミール 高齢犬・体重管理用 333kcal
http://www.ugpet.com/g/21190/
ご飯のあとも餌を欲しがる場合、噛むことで満足感を得られる低カロリーのおやつも
お勧めですのでご紹介させて頂きます。
無添加 馬アキレス 中
http://www.ugpet.com/g/43776/
体重管理用フードをお選びになる際は、商品詳細ページに記載させて頂いておりますカロリーと粗繊維に
ご注目頂きまして、愛犬の体重管理の度合いに合わせてお選び頂ければと思います。
(繊維は脂質の吸収を抑制し、満腹感を得るのに有効であると言われています。)
また何か御座いましたら、お気軽にお問い合わせいただけますと幸いです。
宜しくお願い致します。